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Revive

 

私の中で今も渦巻く

2022-06-19 01:56:00 | 日記







捨て犬を飼ってくれる人をさがしてます。
と知人から連絡があった。

生後数日の小さな小さな子犬の
写真が送られてきた。

こういう事に弱い私は
写真から目を逸らした。



小学低学年のころ、
通学路で捨て犬を拾った。
親には内緒でガレージの中で
飼っていた。

ある日、
子犬を見つけただろう母親が
「犬は飼えないの。
だから可愛がってくれる家にあげたからね。
あなたは何も心配することはない。」
と諭された。

しかし、
数日後、私は見てしまった。
ガレージの床にどす黒いシミが、、、
もしかして、父が車で、、、、?

両親は私が悲しむ姿を見るのが辛い。
だからあんなことを言ったのだろうか?
私は親に黙って捨て犬を飼ってた罪悪感と
両親の私への想い。
もし自分が想像していることが、
的中したことを考えると、
きっと絶望で胸が裂けてしまう恐怖。

何も聞けなかった。




数年前、母に
覚えている?って聞くと
覚えてる覚えてる。
あの子犬は、職場の人に譲ったのよ。
え?黒いしみ?
あぁ、きっとオンボロ車だったから
オイル漏れの後じゃない?って
笑いながら言っていた。

長年、
しこりのように私の心の中にあった、
あの遣る瀬無さを返せー!
と、子供時代の自分へ言いたい。




昔から私はいつもそう。
バカみたいに
ひとりよがりばかりしている。



過ぎ去っていくメモリー

2022-05-26 19:00:00 | 日記

阿蘇山へ行ってきた







阿蘇の神々しい景色を眺め

思った事は

 

 

文明が栄えるずっと昔、

人類よりも自然が強かった頃は

どこもかしこもため息の出るような

こんな美しい景色だったのだろうな

 





この景色を眺め

私の心が浄化されるように

その時代を生きた人たちは

毎日この景色を目にした分

心が美しい人が多かったのかも知れない

と思ったりもした。






この阿蘇の大橋が倒壊したのは、

2016年4月16日






前震で被災した友人に飲料水を届け

自宅へ戻る途中、

車ごと土砂崩れに巻き込まれた大学生。

地震の約4カ月後に

遺体が見つかったという記憶は

その大学生の家族や友人たちだけでなく

今も私の心の中にある。

 


崩落した阿蘇大橋は架け替えられ

今では熊本県南阿蘇村の観光地となっている。

 

大学生の冥福をお祈りし、

手を合わせたあと

撮影した橋の写真。









ここは


地震の恐怖を生々しく物語る

その姿に圧倒させられ、

そして、心の痛む風景でもあった。




そして、

心の痛みに似た

心がぎゅっと締めつけられるような

あの日の思い出も

今も私の心の中から消えないでいる




頬を濡らす雨のように

2022-05-13 17:02:08 | 日記

雨があがったので
ついそこまで歩いて行った。

戻る頃、土砂降りの雨。

 

雨に濡れて少し肌寒い。

 

 

そんな嫌な雨も
降ると肌が潤う。

雨が降ると
心が沈静し静寂に包まれる。

雨が降ると
散らかったホコリぽい心が落ち着いてくる。

 

雨が降ると
心まで湿っぽくなる。

雨が降ると
見通しが悪い。


いや、
晴れた日だって私には
何も見えていなかった。



もういいかな。という諦めと、
せつなさ。

 

雨が降ると、
そんな感情も雨に流されていく。

 

雨が降ると、
遠い空の下を思い出す。

 


水平線の光

2022-04-27 11:09:24 | 日記

仕事が終わった後、
「ムシャクシャした気分をぶっ飛ばしに行くよー!」
と、向かった先は
バッティングセンター ←オッチャンか(笑)

 
平日とあってか人は少ない。


少年野球をやっているだろう?男児と
そのお父さん。

入店が同時だった
スーツ姿のサラリーマン3名
そして、私たち女2人


75km/hでバッティングをする予定が
スーツ姿のサラリーマンに先を越される。

 

 

私たちがやったのは100km/h
ボールがちっとも
バットに当たらない。


 

 


水平線の向こうに落ちていく
手の届かない夕陽のように
すっと消えていくボール

 

 

 

 

バットに掠ることもなく
無性にすり抜けていく。

 

 

 

人の心もほんの一瞬交差し
掠ったような気がしても
それは錯覚だったりもする。

 

 

 

それでも私は
またバッティングセンターへ行くのだ