パパとムスメの7日間 五十嵐 貴久著
藍色さんから紹介受けて、読んでみました。楽しくあっという間に読むことが出来ました。
内容は、女子高生・小梅16歳と、冴えないサラリーマンのパパ47歳。小梅はパパと滅多に話をしないどころか、父の後のお風呂に入るの拒否やら、洗濯ものは分けなくちゃ気持ち悪など、ちょっと哀しき親子関係になっちゃってる。ある地震をきっかけに、2人の人格が入れ替わってしまったから、大変!というあらすじ。
実は、入れ替わりもののお話は、映画で見たり読んだりして来ちゃっていたので、あまり新鮮感は無かったのですが、それでも、やっぱりこの手の題材は、何度読んでも楽しいですよね。
一見キツそうな女子高生小梅が、好きな先輩に対しての部分だけは、とても乙女~な純な気持ちを持ってるところが可愛かったし、入れ替わり後のパパ(外見は小梅)と小梅の彼氏が、デートに行く羽目になっちゃうシーンで、パパは、小梅の彼氏が気にくわなくて(たとえ誰でも娘の彼氏みたいな存在は気にくわないっていう感じ^^)、これを良い機会に、2人に溝を作ってやろう・・・とたくらんでいたのにもかかわらず、意外にも意気投合してしまう・・・って部分がやたら可笑しかった。
初めてのデートに小梅の彼氏が選んだ映画というのがヴィスコンティの「ルードヴィヒ」なんですが、それって、小梅のパパさんが若い頃にハマって、見あさっていた映画の一つだったんです^^。
以前書いてた感想文とチラシ画像⇒ルキノ・ヴィスコンティ 山猫・ルードヴィヒ(ルートヴィッヒ)
パパさんは、ベニスに死すも良いんだよね~とか、色々話すんだけれど、彼氏は寝ちゃう。でも、小説の話しをしたら、意外にも司馬遼太郎などを読むというパパさん(いや外見小梅)に、彼氏は、ビックリしながらも、今まで知らなかった小梅の渋い?一面に、また惚れ直しちゃう?みたいな感じで。
誰も気がつかないで1週間過ごせたっていうのは、凄すぎるし、そんなわけない~(^O^)って部分もあるけれども、笑って読めるので、平気でしたよ。
男女入れ替わりモノっぽい内容としては、浅田次郎の「椿山課長の七日間」がありますね。私は原作は読んでおらず、映画版だけ見たのですが、そこでは、西田敏行が、伊東美咲の体になっちゃう(頭の中だけは元のまま)ってお話でした。冴えない中年オヤジが、若い美女になって焦る描写は面白かったです。
そして、「女子同士の入れ替わりもの」の代表作としては、東野圭吾さんの『秘密』 文藝春秋 初版1998.09.10 があります。
こちらは、母が娘の体に入ってしまう内容で、映画では岸本加世子演じる母が、交通事故で死んでしまい、女子高生である広末涼子の体に入り込み、頭の中だけは元のまま。という設定。この映画で印象的だったシーンは、夫の小林薫と、広末が2人で暮らして行くのだけれど、難題なことが!!やっぱりどうしても、たとえ脳が奥さんであっても外見が娘・・。そんな相手とは出来ない!というシーンでした・・・。「秘密」は、ユニークで面白い持ち味の入れ替わりモノの中で、悲しい感動するようなツボを入れた内容で、これら全部の中で内容的に一番好きです。ただ映画版は、広末涼子さんが元々ちょっと苦手なので、、、(でも演技はなかなか上手でしたよ)。
同性同士の入れ替わりで、元に戻すために苦労する話しとしては、母と娘(女子高生)が入れ替わるドラマ【チェンジ!】1998年10月12日(月) テレ朝夜8時~がありました。ドタバタしていて、いまひとつ?でしたが、たまに見ていました。出演 神崎 瑞穂(浅野温子)・神崎 さおり(野村佑香)神崎 孝太郎(うじきつよし)
そういえば、この野村佑香という子は、最近全然見なくなっちゃったのだけれど、今はどうしているんだろう?
と言うのは僕だけでしょうか?
これは女子高生とパパが入れ替わるというのが
なかなかおもしろい組み合わせだったと思います。
女子高生っていったら、一番パパがうっとおしい年頃ですもんね。その辺がいやらしくなくうまく書いてあるなぁと思います。
元女子高生なのに、何故かパパ目線で読んでしまった自分が悲しかったですが。
ありがちな設定だったのですけど、とっても楽しいファンタジック・コメディでしたね。
私もパパ目線で読んじゃったひとりです(笑)。
小梅のパパさんが映画や本で意気投合する場面、ヴィスコンティの作品をむかし見てたので笑えました(わかる、わかるぞ君!)。
入れ替わりモノ、いろんなバリエーションがあって、いっぱい見ていらっしゃるんですね。尊敬します。
これからは、“入れ替わりモノのオーソリティ”、と呼ばせてください(笑)。
楽しい作品でしたよね。↑のデート場面。
latifaさんは映画もよくご存知だから
おお~~~と思ったのでは。
私は、映画は未見なの。たぶん、よほどの映画好きじゃないとセレクトしないジャンルだよね。
あと、お風呂場面なんかもツボでしたわ・・・私。
想像すると実に微笑ましいじゃない?
本人たちにとっては大問題なんでしょうが・・笑
東野さんの秘密・・・前にも言ったかもしれないけれど私も好き。いいよね。
後半ではウルウルしちゃたもの。映画版も私は好きだけれど。そっか・・latifaさんは広末苦手だったのよね。でも映画の出来は良かったよね。
入れ替わりものって↑沢山あるね・・。
浅田さんのは未読だわ。面白いかな・・。
そうそう・・・北村薫さんの「スキップ」も入れ替わりものだったよ。娘→母だったけど、タイムスリップものだからちょっと系統が違うかな。
色々読み比べてみるのも楽しいよね~~~♪
いやいや、「転校生」を連想される方、すごく多いですよ!下に来て下さった方々のブログさんでも、多い方が、転校生の話題を挙げていらっしゃいました
男性が書いたっていうのに、女子高生の心理状態とか、上手でしたよねー☆
私も、パパさんの目線で読んじゃった一人です。
藍色さんから、この本をご紹介受けて読ませて頂きました☆どうもありがとうございました!
私もパパの目線で・・・でした(^^;)
藍色さんも、ヴィスコンティの映画、昔ご覧になられていたのですねー!
そうか~ルードヴィッヒ、みみこさん、てっきりご覧になっているとばかり思っていたわ。みみこさんお好きそうな気がしていたのだけども・・・わりと中世のヨーロッパ舞台な映画とか、一杯見ていらっしゃるから。
私はとても長~い!ってことと、豪華だわ~って事が一番印象に残ってるかな・・・(^^;)
広末涼子は苦手なのよ~でも、秘密では、がんばっていたと思ったわ!。ぎょえっ!こんなセリフ言っていいのか??って言うのがあった(またそういう処ばかりを覚えている私
スキップは知らなかったわ!今度機会があったら読んでみるね☆北村薫さんってまだ一冊も本を読んだことがないわ、後で調べてみるね^^
五十嵐さんの本は去年はまり・・・デビュー作リカ、こわいですよー
でもこの作家さん、1作ごとにジャンルの違う話を書いていて、強引な展開のときもあるけど一気に読ませてしまう力ってすごいですよね。2005年のロケットボーイズなんてお勧めです。この、パパとムスメの・・も読みます。ありがとうございました。
あと、最近は浅田次郎にもはまりかけてて・・それは去年の、メトロに乗ってと、椿山課長を読んだからです。椿山課長は最後感涙でした。映画も見たかったです。そして秘密、も映画見ました。だいぶ前ですが、私も広末苦手だけどお話はよかったですよね。
私はタイムスリップものが好きですが、こうしてみると入れ替わりモノもすきなのかな?新たな自分発見です。また面白い映画など教えてくださいね!
メトロに乗ってについて話して以来でしたっけね^^また来て下さって、とっても嬉しいですー!
「リカ」読まれたんですね・・・。お友達のところで、ざっとですが、どんな感じの小説なのか・・ということだけはぼんやり知っておりました。1作ごとにジャンルの違うお話を書くっていうのは、すごい事ですよね。ロケットボーイズ、情報ありがとうございます!今度図書館でチェックしてみます。
パパとムスメ・・は、私は☆で言うなら3つ☆って感じで、、それほど、私の好み!とか、良かった!って程では無かったりしますが・・・評判は良いみたいです。
浅田次郎さんは、私も何冊か読んだことがありますが、何しろ彼は凄く一杯本を出版している人ですよね(^^;) この前「憑神」を借りて来たものの、難しい漢字や見慣れない時代モノの言葉が多くて、途中で挫折してしまいました!妻夫木君主演で6月だかに映画化されると聞いて、借りたのですが・・残念でした。映画なら楽しめるかも・・・って思ってます。
椿山課長は、本で読んだ方が、映画よりも良さそうな気配を感じています。映画は、まぁ・・・普通に楽しんで見れる・・・かな?って程度です。
でも、原作を読んだ後だと、どうでしょうか?愛着あって、楽しく見れるかもしれませんが^^
秘密、みどりさんもご覧になられていたんですねー☆
広末涼子が、ちょっと苦手っての同じでしたか(^^) それでも、お話は良かったですね。
こちらこそ、面白い映画など、みどりさん、また色々教えて下さいね!