圧倒的なパワーのある作品でした。
芥川賞の授賞式の時に市川さんとこの本の事を知って、そうそうにリクエスト(雑誌掲載の方を)
噂にたがわず、強気で勢いがあって、書いてやるっ!という迫力に圧倒されました。
ただ、好きかどうかは微妙ですが、今後も市川さんには頑張って欲しいです。
ハンチバックの内容は、やっぱり読んでいて作家さんご本人なのかもなーって思って読んでしまいますが、私小説度30%なんだそうですね。
今迄知らなかったこと、本を普通に買って手でめくって読めるという健常者にとって当たり前の事が、そうではない恵まれた事であるんだ、って気づきがあったり、色々目からウロコ・・・な部分もありました。
ただ難しい部分や知らない言葉等も結構出て来たので、読みやすくはなかったです。
エロ描写も結構あるのですが、中絶・・の処とか、全体的に文体が挑発的な感じで、肝が据わった文章と覚悟を込めて書いていらっしゃるんでしょうね、強いなあ!と。
割と最近、繊細で傷つきやすい内容の小説が多め?だったので、本作は凄くインパクトがありました。
2作目はどういう内容の作品を出されるのか、とても興味があります。
あと、作品とは別の事なのですが、彼女には彼女と同じ病気で幼い頃からもっと重篤な症状や障害のお姉さんがいるとか・・・。ご両親の立場でつい考えてしまうので、少なくとも2人の子供が立て続けに、こういった難病で、とても大変だったろうしショックも大きかったんじゃないかな・・と・・。
ハンチバック 2023/6/22 市川沙央
内容 あらすじ
井沢釈華の背骨は右肺を押しつぶす形で極度に湾曲し、歩道に靴底を引きずって歩くことをしなくなって、もうすぐ30年になる。
両親が終の棲家として遺したグループホームの、十畳ほどの部屋から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説をサイトに投稿し、零細アカウントで「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」とつぶやく。
ところがある日、グループホームのヘルパー・田中に、Twitterのアカウントを知られていることが発覚し——。
芥川賞の授賞式の時に市川さんとこの本の事を知って、そうそうにリクエスト(雑誌掲載の方を)
噂にたがわず、強気で勢いがあって、書いてやるっ!という迫力に圧倒されました。
ただ、好きかどうかは微妙ですが、今後も市川さんには頑張って欲しいです。
ハンチバックの内容は、やっぱり読んでいて作家さんご本人なのかもなーって思って読んでしまいますが、私小説度30%なんだそうですね。
今迄知らなかったこと、本を普通に買って手でめくって読めるという健常者にとって当たり前の事が、そうではない恵まれた事であるんだ、って気づきがあったり、色々目からウロコ・・・な部分もありました。
ただ難しい部分や知らない言葉等も結構出て来たので、読みやすくはなかったです。
エロ描写も結構あるのですが、中絶・・の処とか、全体的に文体が挑発的な感じで、肝が据わった文章と覚悟を込めて書いていらっしゃるんでしょうね、強いなあ!と。
割と最近、繊細で傷つきやすい内容の小説が多め?だったので、本作は凄くインパクトがありました。
2作目はどういう内容の作品を出されるのか、とても興味があります。
あと、作品とは別の事なのですが、彼女には彼女と同じ病気で幼い頃からもっと重篤な症状や障害のお姉さんがいるとか・・・。ご両親の立場でつい考えてしまうので、少なくとも2人の子供が立て続けに、こういった難病で、とても大変だったろうしショックも大きかったんじゃないかな・・と・・。
ハンチバック 2023/6/22 市川沙央
内容 あらすじ
井沢釈華の背骨は右肺を押しつぶす形で極度に湾曲し、歩道に靴底を引きずって歩くことをしなくなって、もうすぐ30年になる。
両親が終の棲家として遺したグループホームの、十畳ほどの部屋から釈華は、某有名私大の通信課程に通い、しがないコタツ記事を書いては収入の全額を寄付し、18禁TL小説をサイトに投稿し、零細アカウントで「生まれ変わったら高級娼婦になりたい」とつぶやく。
ところがある日、グループホームのヘルパー・田中に、Twitterのアカウントを知られていることが発覚し——。
芥川賞に興味が無いせいか、本書知らなかったです。
なんだか激しそうな内容ですね^^;
自分に気力は無いと読めなさそう。
図書館で検索したら予約が32件も入ってた。33人後に、自分の気力がどうかは分からないけど・・・とりあえず予約してみた。
私もスマホで言葉を検索しながら読みました。
おっしゃるように終始一貫して挑発的な感じでしたね。精神力の強さがびんびん伝わってきました。お姉さんが居らっしゃるのも初めて・・・。
甘っちょろい自分が情けなくなります。
2作目が全く違う作風だったら、市川さんのファン層が厚くなること間違いなしでしょう
だいたい芥川賞って1年に2回だったかな、多いよね?1年に一回で良い気がする。
私は一応TVやニュースでやるから、どんな作品取ったのかな?って軽くチェックはしてて、興味のあった本だけ読む感じです。
わぐまさんは興味無いのね。
リクエスト凄いのね。
私は全文が載ってる文藝春秋だったかな?の本をリクエストしました。それでも結構待ったわー。
しずくさんち、コンスタントにお邪魔してますよー
でも読んだ事ある本が最近なくて。
これはまだ誰も読んでいる人がいないし、しずくさんと感想分かち合えて嬉しかったです
最近になくインパクトのある「強い!」って本でしたよね。
傷つきやすいメンタル弱い人のお話が最近多い中、これはホント凄かった・・・。
やっと読めました。
薄い本だったので、すぐに読み終える!と思ったけど、読み始めると凄い^^;
怒りのパワーに圧倒されました。
そっか、私小説30%なのね。少しホッとした(笑)
当たり前のように、本を持ってページをめくって読んでることへの罪悪感を少し感じた。当たり前じゃないのよね。
いや~~~なかなか凄い本を教えてくれてありがとう♪ 好きか嫌いかを問われると微妙だけど、読めて良かったです。
なにより、パワーが凄かった。
ん~~~タジタジ?になった(笑)
わーい、これ読まれたのねー。
嬉しいなー、これ、あんまり読む人いなくて・・・。誰かとお話出来たのがわぐまさんで、まだ2人目なのよ。
凄く有名な本なのに。
そうなんだよ・・・、これは凄いインパクト、たじたじ・・。
怒りのパワー、ビシバシ感じました。。
普通にページめくって読んでて、それが普通って思っていたけど、そうじゃない人もいるんだって、はっと気がつかされました。
いやー、私もこれ好きな本では無いんだよ。でも忘れない本というか、ドカーンと来た度合いはずば抜けてすごかった。
彼女藤沢だったか大和だったか・・・そこらへんに住んでいる人らしいよ。
そうそう、この前、保奈美さんの番組で、装丁のプロフェッショナルさんがこの本のオレンジ色の部分について話されていたね。
なんとも強烈な物語でした。
私自身が特に意識せずにいた「読書文化のマチズモ」というものを叩きつけられ、そして障害を持つ人の日々の鮮烈さ苛烈さにも、横っ面を張られたような気がしました。
読んだことには一切の後悔はありませんが、好きかどうかを問われると、「あまり・・」と答えざるを得ません。
ただ、私が消化しきれなかったエピソードの存在自体を知ることが出来たのは、とても良かった気がします。
市川さんが次の作品にどんなものをかくのか、私も気になりますね。
コメントありがとうございます。
そうなんですよね!感想同じです。
強烈な内容で、その横っ面を張られた様なっていう表現がピッタリくるわ・・・。
>読んだことには一切の後悔はありませんが、好きかどうかを問われると、「あまり・・」と答えざるを得ません。
私も同じです。
でも、読まずにいたら、知らないままだった事がまだまだあったと気付かされました。
(例 紙の本が好きと、どこでも平気で言っちゃってた)
次回作、どんなお話書かれるのでしょうかね・・・。