ネタバレ シルミド☆ブラザーフッド

シルミドと、ブラザーフッド（太極旗翻して）←こっちのタイトルの方が１００倍良い　両方とも☆☆☆☆

両方ともレンタル開始になりましたね。今後映画館には出向く程じゃなかったけど、
ちょっと見てみようかな・・・って人達の目に触れる訳で、どんな風に評価が
広がるのか楽しみです

そういう私もシルミドはビデオで鑑賞しました。６月上映時行きたかったけれど、都合が
つかず諦めていました。
シルミドは暇な日に一人でゆっくり見られた為か、かなり面白く集中して見れました。
ビデオ鑑賞って、その時の精神状態（急いでるとか、気分が乗らないとか）や、誰かと一緒に
見て落ち着いて見られなかったとか、お腹が空いて途中で一回中断したとかでは、全然違って
来ちゃうんですよね。そういう点では最高の状態で見たかも・・・

とにかく、シルミドは期待よりずっと面白く見られました。点数でいうなら★★★★かな。
他の方々の感想を聞いたところ、元々死刑囚だった人達って事で、あまり同情心が沸かなかった
という人もいました。私も韓国の歴史などもそれほど知識が無いのですが
それでも、死刑囚と言えども、重大犯罪を犯した罪というよりは、政治犯や思想犯などでも
刑務所にぶちこまれるんだから、重大犯罪を犯してない人でも、死刑囚になった人も含まれている
んだろうな・・・と思ってみていたせいか、あまり「死刑囚だから」と言う目で見なかったのが
幸いしたようです。だから、同情心も沸きました。

訓練生の中では、ヤクザの親分の人が一番ぐっと来ました。ああいうじゃがいも風のかお
だけど、何か味の有る俳優さんって好きなんですよ。肝っ玉が据わってるって感じも素敵でした。
ソン・ヘギョちゃんが主役だった「サンシャインなんたら・・」ってドラマにも刑事役で出てました。そして、アンソンギ先生、やっぱりすごかったですね。演技も凄かったけど、あの鍛えっぷり。
あのお方５０代ですよね？２０代にしか見えない上半身はびっくりでした。
一番この映画で好きだった部分は、ホ・ジュノさんがキャンディーの袋を落とす処
ちょっと減点したいのは、婦女暴行シーンかな・・・・あれは嫌でした。

映画を見た後、もっと詳しく知りたいな・・・と思って、幾つか本を読みました。
婦女暴行事件は事実有った事だと解って、がっかりしましたね・・・・
それと訓練生は、殆ど一般市民だったのが解りました。死刑囚というのは映画上のことだった
んですね。死刑執行も、首に縄・・・じゃなくて、１人につき、３人が銃で撃つ（誰の弾が
死に至らしめたのか解らないから、撃つ方の気持ちを少しでも軽減する為だそうです）
方式だったようで・・・・
４人があの事件の後、死刑にされたそうで・・・可哀想でした・・・・


ブラザーフッド（太極旗翻して）
元々、「シュリ」にそれほど感動出来なかったので、これもダメかも・・・と思っていました。
個人的に戦争映画はあまり好みのジャンルじゃないし、気持ち悪いシーンは、もっと苦手。
でもチャンドンゴンとwonbinのこの２人の演技だけでも４つ★をつけたい映画でした。
音楽も良かったし、迫力もすごかったし、スタッフさんの意気込みがビシバシ伝わって来る
映画だったです。でも、個人的な感想を言えば、やっぱり私は「シュリ」より「JSA」が
好きな性分の為か、あんまり感動はしなかったですね・・・

どうしてもドンゴン兄が強すぎる？のに、まずは引いちゃったし、
ラストの方、何故にお母さんや小さい義妹たちがお里にいるのに、北に行っちゃうかね？？？
と、そのへんがげせないんですよ・・・
その後、ウォンビンが北に入って（殺されないのが不思議でしょうがない）
う～～ん・・・・
それでも２人が再会して、迫真の演技をしているシーンでは、２人の演技力には脱帽でした。
とにかく、ちょっと、あれぇ..って点は有るものの、見終わった感じとしては、良かったと
思える内容だったし、とにかくこの作品に悪い点をつけては失礼、イケナイ、そんな風に
思わせられる映画でした