山白朝子=乙一さんと聞いて、さっそく読んでみました。
「長い旅の始まり」「井戸を下りる」「黄金工場」「未完の像」「鬼物語」「鳥とファフロッキーズ現象について」「死者のための音楽」の7編からなる短編集でした。
特に面白くて個人的に好きだったのは「黄金工場」と「鳥とハァフロッキーズ現象について」でした。
この2つは、乙一さんっぽい内容に思いました。
これらの作品一つで、この厚みの本一冊分の長編を読んでみたかったです。
特に「鳥と~」の鳥さんが、飼い主が頭に浮かんだ、ちょっと持って来て欲しい物(リモコンとか鍵とか・・)を運んで来てくれる様子が、悶絶するほど可愛らしくて大好きでした。
この2つだけなら5つ★なのだけれど、普通に読んでしまった編もあるので、トータル3つ★半~4つ★くらい。
★以下ネタバレ 白文字で書いています★
「長い旅の始まり」では、少女が腹をさされた時に、父親の精子がくっついて、妊娠した・・・というのが、ええっ?そんなの有りなのか?と、突っ込んじゃいましたw
「黄金工場」生きてるものが黄金に変わる・・・。しかしその魔法は永遠ではなく、魔法が切れると元の通りに戻るのだった。ぐちゃぐちゃに切られた肉体が・・・。工場で働く千恵ねえちゃんと父が不倫していたとは・・・。以上
装丁はとても凝っていて、3つの細い黒いしおりや、それぞれの編のタイトルが側面に印刷されています。
なんでもいいから、また乙一さんの作品が読みたいなぁ~。
あわわわ・・・言っておいて私まだ未読です~
すみません・・・。
今の積読本が何とかなったら読みます~(なるのか?)
コメントありがとうございます
そちらは、少し夜が涼しくなって来る頃でしょうか・・・8月10日もすぎれば、夏休みも、夏もほぼ終盤・・と思った日々が懐かしいです。
関東は激暑で、死にそうです・・。
そうなんです!実は読んだ後、苗坊さんちにお邪魔して、感想を探したんですが、見つけられなかったんです。
苗坊さんの感想がお聞きしたいなぁ~
札幌は7日連続の真夏日でまだまだ涼しさはやってきません。寝苦しくて。
それでも関東の方に比べたらましですよね。
熱中症にお気をつけて~
そしてそして読みました~・・・遅くなりました~。
読まなきゃ!と思ったら早かったです^^;
私もその2作品が割りと好きでした。でも「黄金工場」の末路が気持ち悪くて^^;それでちょっと点数が個人的に下がりました。まあ、この雰囲気がとっても乙一さんらしい気がします。
「鳥とハァフロッキーズ現象について」も好きです。
鳥の愛情がちょっと怖い部分もありましたけど、純粋な愛なんですよね。最後がとても切なかったです。
わーい!さっそく読まれたんですねー。
暑い夏に読むにはピッタリの、少し背筋が寒くなるような内容の本とも言えるでしょうか。
黄金工場のラスト、ああ来るとは予想していなかったので、ちょっとビックリでしたよね。
苗坊さんは「長い旅の始まり」がお気に入りだとか。他の乙一作品の舞台には登場しない、登場人物が和服?を着ていそうな(私の中で勝手に)雰囲気と時代設定?が目新しく感じました。語り口が柔らかいのも良かったです。
鳥さん、律儀なんだけど、確かにちょっと怖いですよね
またまた、お返事がたいそう遅れまして申し訳ございません
読んだのは結構前なので、細部はあんまり覚えてないんですが、装丁なんかも含めてとっても好きな本です♪
私も「鳥とファロッキーズ現象について」は一番好きだったです。
なんだかlatifaさんの感想読んでたらまた読み返したくなってきちゃいました。
いえいえ、全然大丈夫ですよ
これを読んだ後、ちきちきさんは、随分と前に読まれていたんだなぁ~~って感心?していたんです。
ちきちきさんも、鳥と~が、一番お好きだったんですね。
なんか嬉しいな
ずいぶん前の記事へのコメントで申し訳ないです。。
コメントありがとうございました!
「黄金工場」面白かったです。
しかしながら、記憶が曖昧になってしまっていて、どっちが最後に生きていたか?の部分がハッキリ思い出せないという、申し訳ない状態です・・・
ごめんなさい!!
うっすらとした、不確かな記憶では、お父さんは死んだな・・・と思った気もします・・。
「黄金工場」のラストが、ホントにうわぁぁぁぁぁぁぁ、って感じで(^^;)。
あれ全部、元に戻っちゃったら、とっても困りますよねぇ…匂うでしょうし(^^;)。
怖ろしいがゆえに美しいという、ただの怪談ではない意味深さが、とても素晴らしかったです。
黄金工場
この中でも特に異彩を放つというか、インパクトの大きいお話でしたよね。
結構前に読んだので、忘れている処も結構あって・・また再読したくなってきちゃいました。