私もこんなお医者様に診てもらいたい
「神様のカルテ」
読み応えの割には、本の厚みが薄く、読みやすい本ですね。読んで良かったな、って思える本で、老若男女誰へも安心してお薦め出来る良い本。4つ☆
実際のお医者さんが書いているというのもリアルな感じがして良いですね。
緊急医療や過酷な勤務のことは少し知っていたけれど、白い巨塔の舞台のような医局(大学病院)と、こういう現場?との差など、興味深かったです。
やはりお医者さんで小説家である、チームバチスタなどを書いている海堂尊さんよりも、夏川 草介さんの作風の方が私は好きです。
最初のうちは、ちょっとだけ、何故か、どこかが、森見登美彦さんっぽいかな・・って思いながら読んでいました。夏目漱石や昔の文豪が好きなお医者さんの口調がレトロですね。
なんか全体的にとても「優しさ」を感じました。
安曇さんへの接し方とか手のつくし方とか、すごく良かったです。
あと彼女の夫と少年と米の話も良かったな・・・。
それにしても、心臓マッサージで肋骨が折れてしまって・・っていうのは衝撃・・。
私も絶対延命とかして欲しくないです!!!
是非また夏川さんの他の作品も読んでみたいです。
以下、ネットで見た、夏川さんへのインタビューの抜粋です。
>書くこと自体は学生の頃から少し行ってはいたんですが、医者になると書く時間なんてなく、以前勤務していた病院ではほとんど泊まり込みの生活でした。その病院から別の病院へ移り、環境が変わったことをきっかけに、ふいにまた書きたいという思いが戻ってきたので。
──小説に書かれているような激務は日常茶飯事だったんでしょうか?
夏川 前の病院はかなり大変で、土日も関係なく働き続け、一番ひどいときは700日連続勤務でしたね。2日に1回くらいは夜中にも呼び出しを受けるような生活でした。
大変だったのですね・・。今の職場は、少し余裕があるようで良かった・・・。
また仕事の傍ら、小説待ってます。
実物の写真。話しやすそうな、芸人っぽいルックスの(失礼)、意外と今風の先生なんですね
とても素敵なお話でしたよね!
夏川さんご本人の優しさが伝わってくるようでしたね。
初めてお顔拝見しました!
うん、優しそうーしかも結構お若い。
それにしても700日連続勤務って・・むり!
ここんところ、また凄く寒くなっちゃって、、、そちらはどうなんだろう・・・。普段はもっと暖かいのに、地球温暖化といいつつ、今年はやけに寒いです。
で、この作品。
夏川さんという人間が、とても優しくて良い人なんだろうな~って思う内容でした。
私は特に、あの友達(学士さんだっけ・・?)があんなことをして、病院に入院するに至った時にかけた言葉とか(結局地雷踏む様な発言もあったけど)とっても暖かい言葉で、じーんと来ちゃったんですよ。
実際の写真見ると、おおっ!って思いますよね。優しそう~。こんなお医者様にかかりつけ医になって頂きたいです。
それは、多分編集さんか誰かの入れ知恵だと思うんですね・・・
何か、だって、あの表紙描いてる人「夜は短し・・・」の人でしょ、戦略でしょ。
貧乏な人が集まってトキワ荘もどきの生活してるのも、何かしをんさんの「風が強く吹いている」ぽくないですか?
とはいえ、やはり、これは良い作品だと思いました。
私はコレが本屋大賞を取ると思っていて、実際、一次投票はコレが一位だったんですよ。
なのに、10作ノミネートの中から選ばれたのは違う作品で。
私は別のに投票したけど。
でも、多分映像化されると思いますよ~。
何て言うか、ヘビーなものと甘いところのバランスが上手だったし。
私もこんなお医者さんに診てもらいたいなってみんな思うでしょうね。
読みやすく親しみやすい話の中に、現代の地域医療の問題点が描かれていたと思います。
写真を見ると、作者はとても優しそうな方ですね。
これ書いた後、amazonで世間の方々の感想とか見たら、やっぱり森見登美彦っぽいって言ってる人が結構いました。
> それは、多分編集さんか誰かの入れ知恵だと思うんですね・・・
え~、そうなのかー。作者の意志ではなくて、編集者さんが、そこんところこんな感じで・・って言ったのかな・・・?
> 何か、だって、あの表紙描いてる人「夜は短し・・・」の人でしょ、戦略でしょ。
あの表紙の絵、似てるな~って思ったんですが、やっぱり同じ方なんですか? いやはや・・・
最近こういう感じの表紙って多いですよねー。似た感じの良く見かける・・・。
> 貧乏な人が集まってトキワ荘もどきの生活してるのも、何かしをんさんの「風が強く吹いている」ぽくないですか?
確かに でも、こういうのは割と今までにもあったし、こういう感じの生活って私が個人的に良いな~自分もやってみたかったな~(過去形)って思っているので、何度でもOKだったりします。
> 私はコレが本屋大賞を取ると思っていて、実際、一次投票はコレが一位だったんですよ。
え~~っ。そうなんですか・・・?
選ばれた天地明察、牧場主さん、いかがでしたか・・・? 私は途中で挫折しちゃって・・・。回りでは「面白かった」って言ってる人今の処誰もいなくて・・・。
こういった僻地医療の問題とか、お医者さんのハードスケジュールとか、ドラマとかでも最近よく取り上げられていますよね。
この本は、とても読みやすく解りやすい言葉で表現されていたので、子供さんも読めますよね。
写真見て下さってありがとうございます。
どうしても実際の姿を見たくて、画像検索しまくって見つけました。
でも、何か、その本屋大賞の冊子に載っていた作者のコメントとか、テレビで見た、「コレも映画化されるんでしょうね」っていうコメントとか見て、「・・・」っていう印象があって、それとセットでしか面白さを語れないんです。
私としては、全国の書店員が、本のコンシェルジュとして選んだお墨付きっていうか、その年出された本の中で一番面白い本と皆さんに思ってほしいわけですよ。
だから、映像化して欲しいで賞みたいになってほしくないんですよ。
だったら脚本でいいんですよ。
投票するには大変な労力が必要で、もう、自分の望む賞の意向とずれているので、来年はもう投票するのをやめるかもしれないな、とこの作品が選ばれたことで思いました。
でも、まあ、何の先入観なしに読んだら、面白いです。
はじめて知る世界だったし。
神様のカルテの方がまあ、狙ってきた感があるなぁ、って思いましたけど、やはり、お医者さんならではの視点っていうのはとても面白かったし、しかも激務の中でそれでも書きたいっていう意志が感じられたし、やはりデビューで賞を貰ったら、また次頑張って書こうって思ってもらえるかもな、って感じてました。
あらゆる世代にウケが良さそうだし。
そうっか~、牧場主さんは、天地明察面白く読めたんですね。
私は時代ものがやっぱり苦手なのかな・・・って最近思ってます。のぼうの城も去年挫折しちゃった位なので・・・。
>全国の書店員が、本のコンシェルジュとして選んだお墨付きっていうか、その年出された本の中で一番面白い本と皆さんに思ってほしいわけですよ。
だから、映像化して欲しいで賞みたいになってほしくないんですよ。
解ります。私も同じ事思います。
映像化して欲しい度が高い本が、面白い本とか、良い本ってのは、違うだろー!!って思います。
本のコンシェルジェとか、本のソムリエとか、最近そういう書店員さんが選んだ本のフェアみたいのを出版社さんでやってますよね。そういうのは信頼置けるな~って思います。書店員さんの写真なんかも載せてあったりして
ちなみに牧場主さんが、最近読んだ本で、これはオススメ!って言うのはどんな本なのかな~
最近は「嵐が丘」(古典新訳文庫の)を読んで爆笑してます。
私はヒースクリフって奴だけがひどい人だと読む前は思っていたんですね。
ねちっこいストーカーみたいな・・・
したらみんなイカレポンチで・・・まともな人が誰もいないし・・・
新訳シリーズは割合好きで、歎異抄の新訳とか大阪弁で面白かったかな。
あと、塩野七生さんの「ローマ人の物語」っていう文庫を・・・まだ一巻。
ヒストリエっていうコミックを読んで、絵がイマイチだったんですけど、とても面白くて、興味を持ったのがきっかけ。
食わず嫌いだったけど、歴史ものに挑戦してみよう、って思って。
日本の文芸本だと、ピストルズっていう阿部和重さんのを読みかけ。
ご免なさいね~、こんなんで・・・
今度latifaさんの記事にあった本を読んだときにまたお邪魔しますわ。
聞いてくれてありがとう。
ああ!
思い出した、オススメが!
私先日グレゴリーコルベールさんの写真集をね、すんごい高かったけど、頑張って買いました。
それはオススメ。
今、あやふやな記憶をハッキリさせたくて、検索してきました。
http://movie.goo.ne.jp/movies/PMVWKPD17973/index.html
それ繋がりで、原作を読んでみよう!って思ったの。
>ヒースクリフって奴だけがひどい人だと読む前は思っていたんですね。
ねちっこいストーカーみたいな・・・
したらみんなイカレポンチで・・・まともな人が誰もいないし・・・
わははは!!!
私も、どいつもこいつも何だかなぁ~!って思った覚えがあります。でももう忘れちゃいました。ただ覚えていたのはヒースクリフって名前が、なんか素敵っていうか、響きだけ良いって事です。
牧場主さん、最近は、ちょっと変わったというか、あまりみんなが読まない様な古典ものとかに行ってるんですね。牧場主さんって、そういう本を読む時期と、そうじゃないものの時期とか、色々ですよねー。以前にも、そういう時期があったと記憶しています
>ヒストリエっていうコミック
全然知らなかったです。↑ ↓ チェックしてみます。
>ピストルズっていう阿部和重さん
>グレゴリーコルベールさんの写真集をね、すんごい高かったけど、頑張って買いました。
素敵ですよねー!!写真集は見たことがないんですが、数年前、確か日本で個展か何かあったのかな?一時結構取り上げられましたよね?ヴォーグだか、違うか・・何かフランス系の厚めの女性ファッション雑誌にも特集組まれていたような・・・
とにかく、そのころ数枚写真を見て、素敵ー!なんかスゴイ!!って引き込まれたんです。