仕事と家族と自分の時間を紡ぐブログ

毎日の仕事と凝縮された家族の時間、そして自分の時間を書き綴ります。

NHK仕事の流儀

2019-10-22 23:28:08 | 日記


たまたま見たNHK「仕事の流儀」。
以前に行って感動した志摩観光ホテル ザクラシックの女性総料理長が主人公。

以前にこのブログでも紹介したが、
私の中では、国内NO1!のホテル。

広い部屋とセンスのいい設え、
そして最高の景色を眺めながらのレストラン。
しかも味が素晴らしく、忘れられない滞在となった。



その総料理長が女性だったことに驚いた
確かに今思えば、料理の盛り付け、センスがとても繊細で細やかで、色合いが女性好みだった気がする

仕事に決して妥協せずに、味を追求する姿に敬服


そして何と言っても、心に刺さったのは、
毎日仕事の合間に一度帰宅して滞在時間40分で
二人の息子さん達に夕食を作る姿。

仕事に穴を開ける訳には行かない、
疎かにできない、
でも子供のことも放っておけない‥。
息子が中学生だった頃の自分を見ているようで、
涙が出て来てしまった

10数年前のあの頃、
夫は今の会社の上場がかかり大忙し、
私が勤務している法人(こちらも夫が代表)は、
他の社員を信頼して任せていた。
そんな中、主不在から勢力争いが勃発。
私が職場を離れると何が起きるかわからない状況で、
毎日遅くまで会社に残り仕事をして、
当事者達が帰ってから帰宅する毎日。

毎日が辛くて辛くて、
それでも職場を崩壊させる訳にも行かず、
クライアントや真面目に働いている社員のことを考えると、何としても守りきらなきゃと思い、
今自分に出来ることを粛々とやるしかないと思い、
踏まれても踏まれても起き上がる雑草のように
生きていたっけ

息子のことを考えると、
毎日一人で過ごさせてしまっている辛さに、
身が引き裂かれる思いだった。

そんな時、息子に「もう限界。仕事辞めようかな」
と言ったら
「絶対辞めちゃダメ。」と言われたことが忘れられない。
今思い出しても胸が痛む💧

女性料理長も、職場での葛藤、嫉妬と闘いながら、
子育てもしっかりやらなくては、
という環境の中で数分単位で仕事をこなしている。
その姿に、しんどかったあの頃の自分が重なってしまった

そしてさっき、私が豆腐料理を温めていて、
うっかり忘れていたら、息子が気がつき、
小さいトレイにれんげを添えて、
黙って私に運んできてくれた。

私が自分で運ぶなら、
きっと乗せるであろうトレイと、
横に添えるであろうれんげを見て、
子供って、親にしてもらったとおりにするんだな〜と、
今更ながらに感動してしまった🥺
(子供と言っても息子は今は20代、社会人💦)

そして、あんなに雑で手抜きの子育てだったのに、
親を好きでいてくれる息子にまた感謝

色々と考えさせられる回でした。