また私の身近に、新たな「困ったちゃん」が登場しました。
仮名を「Bちゃん」とします。
その人は35歳独身。女性です。
バセドゥ病を患い、忙しい仕事は出来ないとドクターストップがかかり異動を願い出ました。しかし、彼女を受け入れられる部署がなかった為、彼女の為にむりやり新しい部署が作られたのです。なので、その部署には彼女ひとりしか所属していません。
彼女の上司には私の部署の部長が兼任となったため、彼女の仕事は私の「お手伝い」と言うことになりました。
ちなみにBちゃんは今まで営業事務をしていて、仕事内容は受発注業務です。
さて、Bちゃんですが、今までもいろんな話題を提供してくれてた「話題の人」でもあるのです。
35歳のわりには、精神的に「乙女」なもので、思い込んだら周りが見えなくなるタイプ。
まずは、自分と同じ部署の男性に恋をしていました。
しかし、その男性には結婚を前提におつきあいしている彼女が同じ社内におりました。
それは、その人達とまったくかかわらない私でさえかなり前から知っている程有名なことでした。
知らないのはBちゃんだけ。 そんな状況でした。
乙女なBちゃんがその男性を好きなことは、本人が黙っていても普段の言動でまわりにはバレバレです。それに気づいてないのはBちゃん本人だけでした。
そんなBちゃんの好意を巧みに利用したわるいヤツがその男性でした。(仮名A)
部署の飲み会では、そっとBちゃんの手をにぎったりして思い込みの激しい彼女を誤解させる行動をしたものだから、Bちゃんは「彼も私が好きなんだ!両思いなんだ!」と確信してしまったのです。
なので、彼の為にものすごく仕事を頑張ったのです。
在庫がなくて彼が困っていると、あちらこちらへ交渉し、なんとか在庫を確保したり、彼にはだいぶ便利な女でした。困ったな・・・とつぶやけば頼んでもいないのにBちゃんがなんとかしてれたから。
そうやって騙されてつくしている彼女を不憫に思った同僚が、さりげなく
「A君は彼女がいるって聞いたけど・・・」と言ってみたものの、Bちゃんは
「いない、いない!絶対いないって。だって本人がそう言ってたから。」
そう答えたBちゃん。
彼女的には
「だって、私の手を握ってきたんだもの。彼が好きなのは私よ!」って思っていたのです。
しかし、彼女の蜜月はそう長くつづきませんでした。
いよいよ彼が、かねてからお付き合いしていた同僚と結婚すると明るみに出る日が来たのです。
それは本人からでもなく、まわりの同僚からでもありませんでした。
朝礼時に部署長からの発表です。
「Aくんが結婚することになりました。お相手はCさんです。おめでとう!」
まわりの拍手とはうらはらにBちゃんは一体何が起こったのかわかりません。
「えっ?結婚?Cさんと?彼が好きなのは私でしょ?」
一瞬でBちゃんの幸せな世界が砕け散りました。
裏切られた、騙された、彼女は顔を真っ赤にしてその場を立ち去ったのでした。
つづく
仮名を「Bちゃん」とします。
その人は35歳独身。女性です。
バセドゥ病を患い、忙しい仕事は出来ないとドクターストップがかかり異動を願い出ました。しかし、彼女を受け入れられる部署がなかった為、彼女の為にむりやり新しい部署が作られたのです。なので、その部署には彼女ひとりしか所属していません。
彼女の上司には私の部署の部長が兼任となったため、彼女の仕事は私の「お手伝い」と言うことになりました。
ちなみにBちゃんは今まで営業事務をしていて、仕事内容は受発注業務です。
さて、Bちゃんですが、今までもいろんな話題を提供してくれてた「話題の人」でもあるのです。
35歳のわりには、精神的に「乙女」なもので、思い込んだら周りが見えなくなるタイプ。
まずは、自分と同じ部署の男性に恋をしていました。
しかし、その男性には結婚を前提におつきあいしている彼女が同じ社内におりました。
それは、その人達とまったくかかわらない私でさえかなり前から知っている程有名なことでした。
知らないのはBちゃんだけ。 そんな状況でした。
乙女なBちゃんがその男性を好きなことは、本人が黙っていても普段の言動でまわりにはバレバレです。それに気づいてないのはBちゃん本人だけでした。
そんなBちゃんの好意を巧みに利用したわるいヤツがその男性でした。(仮名A)
部署の飲み会では、そっとBちゃんの手をにぎったりして思い込みの激しい彼女を誤解させる行動をしたものだから、Bちゃんは「彼も私が好きなんだ!両思いなんだ!」と確信してしまったのです。
なので、彼の為にものすごく仕事を頑張ったのです。
在庫がなくて彼が困っていると、あちらこちらへ交渉し、なんとか在庫を確保したり、彼にはだいぶ便利な女でした。困ったな・・・とつぶやけば頼んでもいないのにBちゃんがなんとかしてれたから。
そうやって騙されてつくしている彼女を不憫に思った同僚が、さりげなく
「A君は彼女がいるって聞いたけど・・・」と言ってみたものの、Bちゃんは
「いない、いない!絶対いないって。だって本人がそう言ってたから。」
そう答えたBちゃん。
彼女的には
「だって、私の手を握ってきたんだもの。彼が好きなのは私よ!」って思っていたのです。
しかし、彼女の蜜月はそう長くつづきませんでした。
いよいよ彼が、かねてからお付き合いしていた同僚と結婚すると明るみに出る日が来たのです。
それは本人からでもなく、まわりの同僚からでもありませんでした。
朝礼時に部署長からの発表です。
「Aくんが結婚することになりました。お相手はCさんです。おめでとう!」
まわりの拍手とはうらはらにBちゃんは一体何が起こったのかわかりません。
「えっ?結婚?Cさんと?彼が好きなのは私でしょ?」
一瞬でBちゃんの幸せな世界が砕け散りました。
裏切られた、騙された、彼女は顔を真っ赤にしてその場を立ち去ったのでした。
つづく