いいこちゃんで行こう!

根拠の無いポジティブブログ

最愛

2012-04-22 | Weblog
モモがいなくなって2週間経ちます。

家の中は静かで、とても広く感じます。
ぽっかりと、いえ、それ以上に空虚で大きな空間がひろがっている様に感じます。

子供がいる家と同じ様に、犬を飼っている家は賑やかです。
鳴き声もそうですが、バタバタと歩く足音や、散らかしたおもちゃが散乱していたり。

やれやれと思う反面、ほほえましい景色でも有りました。

今は音もなく、散らかることも無く、まるで時が止まってしまったかの様に、世界中に誰もいなくなってしまったかの様に静かで寂しい空間になってしまいました。


犬を飼うことは、寿命が短いとわかっている子供を持つことと同じ、と犬の本に有りますし、自分に何か起こらない限り先に逝ってしまうことは覚悟していました。


それでも、いなくなってしまう事は受け入れるのがとても難しい。
あの温もりややわらかさ、なによりも私たち家族に注いでくれた愛情の深さを思い出すと、たまらなく寂しい。


後悔する事はキリ無く有るし、100%完璧な人生なんて有り得ない。

それでもいろいろと考えてします。

どうして助けられなかったんだろう。まだ生きていたかもしれない。

モモの、きれいな亡骸と、しっかりと形が残ったお骨を見たら、その気持ちがどんどんと強くなりました。

死ぬにはまだ早かった。まだまだ生きられた。

あきらめがつかない。


ペットロスの掲示板に、なにかの宗教の話が書いてありました。

犬は、飼い犬に産まれて人を幸せにすることで高いステージへ行けるので、死んだ後に飼い主が悲しみ続けると、犬は成仏出来ない。
あの子がいて幸せだったと、喜んであげないと高いステージに行けないと。


そうだ、そうなんだと。
こんなに私たち家族を幸せにしてくれたのだから、ありがとうと笑顔で見送り、元気でいないと、モモは心配して悲しんでしまうと。

だけど、そうは思っても、悲しみは底知れず終わりの無い長いトンネルの中にいる様です。


時がすべてを解決する、それを待つしか無いのでしょうが、それでも今は泣きたいです。












ごめんねモモ

2012-04-09 | Weblog
昨日の日曜日、モモが死んでしまいました。

あっと言う間に。
さよならも言う事もできず。

私が、モモを無理やり動かしたのが原因です。
あんなに頑張っていたモモの命を私が握り潰してしまったのです。

良かれと思ってしたことが、仇となってしまいました。

そっとしておいてあげれば良かった。
そうしたら、お医者さんに行って点滴をしてもらう予定だったので、もしかしたら少しは元気になったかもしれない。
元気にらなくても、まだ生きていたはずです。

今更悔やんでも、どうにも取り返しはつきません。

無理やり動かして、怖くて痛くて苦しい思いを、最期の最期にこの私の手でさせてしまった。

息が出来なくなったモモの目が「助けて」と訴えていました。


家族の留守中であったので、母にもお別れをさせてあげられなかった。

どう悔やんでも、どうにもならない、どうしていいかもわからない。


写真の花はご近所の方が庭にさいている桃の花を、モモちゃんの花だから、と供えて下さいました。
モモの様に優しくて柔らかな、かわいい花です。


みんなは、どんな亡くなり方をしても、飼い主は後悔が残るものだと慰めてくれますが、ほんとうに、自分のした事が、どう考えても原因です。

ごめんねモモ…ほんとうに、ごめんなさい。

もうすこしだけそばにいてね

2012-04-08 | Weblog
2、3週間前からモモの体調がおかしくなり始め、毎晩嗚咽を繰り返す様になりました。
お医者さんの初めの診断は食道炎との事でしたが、なんだか納得がいかない上に、薬を飲んでも良くならないので、webで調べてみました。医者にとっては一番イヤなパターンの患者ですね。

Webでは犬の咳は嗚咽の様に聞こえ、オエッとなってもなにも吐かないのは、肺の病気が疑われる、とありました。
まさにモモの症状でした。

再度医者に行きレントゲンを撮ってもらったら、肺は真っ白に写り殆ど機能していないと言われました。胃も弱っていて、高齢犬ゆえ老化によるものなので、対処療法しかな無いと。

それでも飼い主としては、いちるの望みを託し、セカンドオピニオンを求めて違う獣医さんにも見せました。


結果はやはり同じでした。

モモは大型犬ですし、今年の秋で14歳になるので、かなりのおばあちゃんです。長寿だと思います。

父がおやつを与えすぎていた為、肥満犬でしたが、父が入院してからは適正体重に戻って来ており、前よりずっと元気になっていたので、この急激な衰弱が不思議でなりません。

去年の夏に体調を悪くし、もうだめかと思ったのに、奇跡の回復を果たしたモモです。
私としては、再びケロッと元気になると、信じずにはいられません。

どうか、もう少しだけでも私達家族の側にいてね。モモ。