この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

農業を殺したのは誰だ!?

2011-11-22 14:13:50 | 意見がありますけど
昨日(11/21)のTVタックルでTPP問題について放送していたのはおもしろかった。
大概、この番組は声の大きさを競う論争に終始しているようなのでほとんど見ないのだが、ワールドカップバレー男子のCM中にチャンネルを変えているうちに見始めてしまい。最後の5セット目はほとんど見なかった。

放送の最初に食の安全についての前ふりがあったがそれは見逃してしまった。途中から見ると、戦後の農業政策を追いながら、そのことが現在の農家の衰退を招いていることを明かしていた。
一方で、本来支えるべき農業共済組合・農協が逆に巨大化して隆々と栄えていることを皮肉っていた。まさにそうだ。小作農家たちを食い物にして農協は大きくなっている。
日本の農業を殺したのは、政・官・農協の鉄壁のトライアングルだったのである。
おもしろかったし、よく理解できた

そして今、農協はその巨大組織を守るため「TPPは未曾有の国難である」と、小作農家たちを巻き込んで反対運動を繰り広げようとしている。
ゲストに出ていた農業法人の岡本重明氏(有限会社新鮮組)が指摘していたが、生産したお米を中国に輸出しようとしたら、農協の子会社が独占していてできなかったという。
TPP問題も大事だが、農協の持つ既得利権の解体・撤廃が急務という気がする。それが日本の農業の再生の第一歩になるだろう。
このように自ら実践している良識ある人にどんどん発言してもらいたいものだ。

それはさておき「食の安全」問題は悩ましい。
ニュースにもあったが、食品に「遺伝子組み換え」と表示をすることが輸入規制の障壁になるという話だ。そんな馬鹿なと思うが、添加物の表示、「有機栽培」もしくは「無農薬」の表示もできないとなるとこれは大問題だと思う。
かといって、この一点をもってTPP反対を唱えてしまっては、まさに「赤ちゃんと一緒に風呂水を流す」ことになってしまうだろう。はっきり言って別問題だと思う。
「食の安全」問題は決して日本だけの問題ではないから、どの国でも自国民に対する責任はある。参加する各国で共通の基準をしっかり作ってもらいたいと思う。
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