ロシア、お前はもう死んでいる

ロシア軍がキーウ近郊から撤退する際、民間人の虐殺が大きく取り上げられていたが、その陰で冷蔵庫や家具、貴金属などを盗んで行ったことも報道されていた。
今回、南部のヘルソン州から撤退する際も車や家電製品などを盗んで行ったようだ。
新品ではない。ウクライナも豊かな国ではないはずなのに、そんな国の住人の中古の家電を奪って行くということは、ロシア兵たちがそれ以上に貧しいということの証明である。
「プー朕（チン）はたらふく食っているが、ロシア国民は飢えている」ということだ。
暴行やリンチ、コソ泥と、礼節が足りないのは衣食住が足りないからである。軍隊の組織としてなっていない。ただの盗人集団である。

ウクライナ進攻時に科学者やテクノクラートの集団がロシアを脱出した。
また、戦争が長引くうちに裕福層も続々ロシアを出て行っている。
そして、今回の部分動員令により数十万の働き盛りが国外脱出を図っている。
生活の当てがないから長くは逃げられないかもしれないが、今、国内に残っているのは頭のおかしな指導者と盗人の兵士たちだけになってしまった。

おかしな政権の無茶な動員令とは言え、兵役を逃れようとするというのは深刻な話である。
国に対する信頼がなくなってしまったことを表している。
国民から見捨てられ、国としての存在意義を失ってしまったロシア。国際的にも信用は失墜している。
特別軍事作戦なのか、戦争なのか知らないが、ロシアに勝ち目はない。どんな形で決着するか、わたしが知る由もないが、内部から瓦解したロシアは、もう国として終わっている。