この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

わたしたちは他の生き物を食べて生きている

2023-04-17 12:42:42 | 意見がありますけど
NHKで4月16日に放送されたdearニッポン「クジラとイルカの町で~和歌山県・太地町の飼育員たち~」という番組を見た。
太地町、14年前に「ザ・コーヴ」という映画で環境保護団体が押しかけイルカの追い込み漁に大きな非難を浴びた町である。
追い込み漁だけでなく、水族館でのイルカの飼育に対しても非難する人がいるらしい。
「水族館の小さなプールにいて幸せそうに見えない。彼らは海で自由に家族と暮らしているからこそ素晴らしい命」と、漁に出る漁船を撮りながら動画に流している。
彼らが悪意で運動しているとは思わないが、全国の動物園に活動を広げている様子はない。
なぜここなのか?はっきりしない。

「イルカ追い込み漁によってつかまらないことを願っています。漁師さんたちはお魚を取って生活していると思います。だけどそこと命とというところをてんびんにかけて、どっちが重いかなと思ったら、わたしは命の方が重いかなと思います。
やめて欲しいよって思っている人たちのなぜそういうふうに思うのかなと思うところも知ってもらいたい」と語っていたが、指摘したいのは「そこ」と「命」と比べているが、おそらく「そこ」というのは「漁師さんたちの生活」のことで、「命」というのは「イルカの命」と言っているのだろう。
つきつめれば「漁師の生活(漁師および家族の命)」より「イルカの命」が重いと言っていることになる。
それはちょっとお馬鹿さん。

以前のブログ「ヒートゥー狩り」で食は自由である。それぞれの地域で培われた文化であると言った。イルカやクジラ、犬やサルはダメで、牛や豚や鶏やハトや羊は構わないというのは身勝手な論理だ。その文化のない者が一方的に他を非難してはいけないと言った。
太地町の港の前で抗議活動をしているあなたは、絶対に豚や牛や鶏や魚は食べていないのか?
それらは良くてイルカやクジラがダメな理由はなんだ。
ベジタリアンだって逃れられない。野菜や海藻は物言わぬ分残酷さは希薄だが、生き物には変わりない。命を持っている。
われわれ生き物は他の生き物を捕食して生きていく宿命にある。何億年も前から。
だからわれわれは食べ物を粗末に扱わず、感謝してご飯を頂くのだ。(当たり前に食べているものも多いが)

イルカやクジラがダメと言うあなた。あなたの主義を一貫させるならば、あなたは食を断ち餓死するしかないんだよ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【第83回 皐月賞】GⅠ 3歳牡... | トップ | 韓国あるある »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

意見がありますけど」カテゴリの最新記事