この人生、なかなか大変だぁ

日々の人生雑感をつれづれに綴り、時に、人生を哲学していきます。

大相撲よ、永遠なれ!

2011-02-08 13:20:37 | つれづれ記
大相撲の八百長問題でもちきりだ。
これは由々しき問題だ。相撲協会の存続に関わる等と、目を尖がらせてキャスターや解説者が意見を述べている。
何を今さらと言ったら、言い過ぎだろうか。
以前から八百長は取り沙汰されていた。何度も週刊誌に取り上げられたり、元力士が告発したりしていた。そのたびにうやむやになっていたが。
ただ、今騒がれている三人の力士のメールのやりとりを見れば、八百長というにはちょっと酷な気がする。良くある星のやりとりで、閉じられたサークルでのお付き合いみたいなものと言ったら、やさし過ぎるかな?

しかし、これはずいぶん昔からあったようで、今朝の「とくダネ!」(2/8放送)で91年9月の秋場所直前、十両以上の力士と全親方衆を一同に集め、故初代若乃花(二子山親方)が「無気力相撲」には厳しい処罰を課すと叱責しているテープが流されていた。ほとんどの親方衆や協会幹部も経験済みだろう。まぁ、どうせ負けるのだからとあっけなく転がるのを見せられてはファンとしてはたまらない。

ガチンコの素晴らしさ、またガチンコゆえの意外性というのは人間の書いたシナリオを越えているが、それで大怪我をしては元も子もないところから出てきた知恵なのだろうと思う。プロレスも同じで本当にぶつかり合ったら怪我人の続出で興行にならないから、シナリオ通りに進めようということになったのだろう。
責められるとしたら、激しい取り組みの興趣を削いでしまう点だろう。

問題は、暴力団による相撲賭博である。巨大シンジケートになって、脅されたり、または大金をつかまされて八百長をさせられている犠牲者がいるとしたらその根は絶たないといけないと思う。金儲けで仕組まれた取り組みなんてきっとつまらないだろうし、彼らに暴利を得させるなんて許せない。
どうでもいい雑魚の摘発で納得するのではなく、ここは徹底的に巨悪の方を暴いて欲しい。

今の大相撲は、日本の若者にそっぽを向かれて、なり手もなく、モンゴルやブルガリアなどの力を借りなくてはならない現状にある。国技だとか、伝統を誇るという立場にない。むしろこの八百長を逆手に取ったらどうだろう。
腕のいいシナリオライターや演出家を雇い、おもしろい興行に徹するのだ。
朝青龍のような悪役を育て、一方で石川遼や斎藤祐樹のような好青年のヒーローをつくるのだ。きっとその対決は盛り上がるはずだ。悪役の登場に桟敷から座布団をぶん投げればいい。相撲ファンもストレス解消ができて大入り満員間違いなしである。
そして、見え透いた負け方(=無気力相撲)には罰金を科すのだ。あくまでガチンコに見える演出をしなくてはならない。
もちろんマスコミも八百長をやっているのですかなんて野暮なことは聞かない。

そんな大相撲はどうですか?
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