自民党の松川るい議員の質問動画です。
若い公務員の不遇というのはどこにもあるのではないかと思いました。
若くなくても、村職員でもイベントがあれば無給で出ていることはないのだろうか?
国家公務員でもこんな境遇に驚きました。
自腹なんておかしい!? 国家公務員の海外出張費。旅費法を改正せよ! 11月10日外交防衛委員会 質疑
20年も前になると思うが、三橋さんが「公務員の給与を下げるべきではない。」
と主張していました。
「なんのこっちゃ?」と思いました。
徐々にその意味するところが分かってきました。
これって国債発行とか地方交付税に関係しているとも思います。
政府はもう何十年も前から緊縮脳に侵されて、経費削減のため公務員定数を減らしてきました。
国債発行を控えるという事は、地方交付税の削減となり公務員の人件費削減です。
公務員が減って給与も下がったり、まともに支払われないとなれば、
民間人は「いいんじゃね?どうせ公務員は高給取りだし、安定しているし。」
と、ひがみ根性を出す。普通にそうだと思います。
自分も昔はそうでした。
公務員でも民間でも、給与が減ったり人が減ったりすれば使われるお金が減るという事です。
それは民間売り上げにも影響します。
直接的でないから関係ないように思うが、これはボディーブローのように効いてくる。
国民も政府と一緒に「節約だ!」と同調し、自らを苦しめる選択をしてきました。
特に普代村のような小さいところは、役場が唯一の大きな職場です。
そこが縮小したら、その影響は小さくない。
経済のみでなく、モロモロの住民サービスにも出てくる。
だから、何でも民間へ民間へとなる。
民間は黒字にならないとやらないし、できない。
そこで政府が考え出したのが、NPOとか第三セクター。
直営のくろさき荘などには正職員は置かずに給与の低い臨時で賄う。
議会もまた、職員の給与が経費となるはずだと正職員が常駐しなくなる。
臨時だけで黒字化をさせようとなる。安給与で重責を担わせる。
これはよく考えると、悪循環となっているようにしか思えない。
村が悪いわけではなく、そうせざるを得ない状況を政府が作ってきました。
そして、いかにもそうしないと遅れているかのように、空気や世論を作る。
統一教会以上の洗脳です。
職員は休みに無給でも文句も言えない空気もあったりするだろう。
実際に臨時職員がそんな不遇を受けたことを聞いたことがあります。
普代村のことではない。
しかし、普代村も中途退職者が後を絶たない。
そのたびに「何で?」と聞かれる。
議員辞めてるからわかるはずもない。
「なにかあるー。きっとあるー。」と思うのでしょうか。
確かに自分もそう思うが、決め手はない。
「本人の感じ方だろ」恐らく上司の感想はそうだ。
それで片付けることが、自分の立場や役所のイメージを守ることでもある。
辞めた職員の親や、辞めた同僚の親、やめた本人と、
その訴えのような話は過去に聞いていますが、それでも予想の範囲を超えないケースもある。
あー言えば、こー言われておしまいです。
動画のようなケースであれば法令など変える提案でいいが、
やはり「〇〇ハラスメント」的なケースであるし、本人が身を引くしかない場合が多いと思われる。
くろさき荘の支配人が、当時の議長に議長室に呼ばれ、
権限もないのに「辞めろ!」と恫喝された件を思い出します。
これは本人から聞いたことで、恐らく誰も知りません。
味方する人が誰もいない状況でした。
支配人には何度かその件でお話させていただきました。
何とかしなければなりませんでしたが、力が及ばず結局は退職しました。
今でも非常に申し訳ないと思うと同時に、腹立たしいおもいがあります。
これこそパワハラという大きな問題を孕んだものでした。
話がそれてしまいましたが、組織の中にいればこんな状況が大なり小なりあります。
ただ、それを見て見ぬふりというか、解決のために動ける人が動かないところに問題があります。
組織としての大きな問題で、すべての職員のモチベーションに影響します。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます