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風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

旅人を意味する遊子(ゆうし)のように、気ままに歩き、自己満足の域を出ない水彩画を描いたり、ちょっといい話を綴れたら・・・

楽描き水彩画「廃線から14年。名鉄三河線猿投―西中金間の終着駅だった西中金(にしなかがね)駅です」

2018-07-07 06:34:14 | 催し

先日、現役最古と言われる半田市亀崎のJR武豊線「亀崎駅舎」の絵を掲載しましたが、今回は廃線になった名鉄三河線猿投―西中金間の終着駅だった愛知県豊田市中金町の旧西中金駅を描きました。

廃線から14年。駅舎とプラットホームは国の登録有形文化財に指定され、豊田市郊外の山里で静かな余生を送っています。

駅舎の説明板などによると、1914年(大正3年)、当時の三河鉄道が刈谷―大浜間で開業、猿投まで伸びたあと、1928年(昭和3年)に猿投―西中金間が開通。合併で三河鉄道から事業を引き継いだ名古屋鉄道(名鉄)は、西中金からさらに紅葉で知られる香嵐渓のある足助町まで伸ばす予定でした。

しかし、自動車時代の到来。トヨタ自動車やその関連企業などへの通勤も車へと様変わりします。

名鉄は足助への延伸を断念。猿投―西中金間も、1985年(昭和60年)に電気運転(電車)を停止、線路を利用して走る気動車「レールバス」を走らせていましたが、2004年(平成16年)にはレールバスも取りやめて廃線になりました。 

1930年(昭和5年)に建設した駅舎は、木造平屋建て54平方㍍。全長36㍍、幅36㍍のプラットホームは、花崗岩の切り石積みでできています。


 



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