風の遊子(ゆうし)の楽がきノート

楽書き雑記「名古屋の寺の境内に咲く『桐の花』を見てきました」

500円硬貨の図柄にも使われているほど身近な存在なのに、意外と知られていない花と言えば?
そう、桐の花です。名古屋の徳源寺(東区新出来1丁目
)という古刹で見てきました。

徳川園にほど近い徳源寺の境内にある桐は2本。いずれも、幹の太さは子どもだと2人の両手でやっと抱けるぐらい。10㍍以上はありそうな高さで、境内を覆うように広がり、釣り鐘状の花をびっしり付けた房が強い芳香を放って咲いています。

桐は成長が早く、軽くて湿気を吸収しないので下駄やタンスなどの家具材として重宝され、かつては女子が生まれた家庭では桐を1本植えて結婚に備えたものでした。
僕が子どもころ育った家の畑にも1本あり、祖母が「○○子(僕の妹)が嫁に行く時は、下駄もタンスもこれで大丈夫」と話していたのを思い出します。

同様の記憶を持つ人たちでしょう。境内には桐の花をカメラに収める同年配の女性や夫婦連れの姿があり、毎年のように見に来ているという人たちも少なくなく、ちょっと気になる話を聞かせてくれました。
「去年より花の房が小さい」「毎年来ているけど、昔はもっと大きな房が木の全体にあった」「以前、台風にやられてからよくない。早く元気になって欲しいですね」

 



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