耳はヤメて

「ホント『アルベルト』ってば勝手だよ」
「・・・・・」
「気位ばっか高くて、私がいくら誘っても歯牙にもかけない」
「・・・・・」
「一緒に寝ようとベッドに連れ込んだら、嫌がって暴れて私の顔に爪痕残してトンズラしたんだ、酷いだろ？イケメンが台無しさ」
「・・・・・」
「そのくせオネダリするときだけ甘えてくるんだから始末が悪い」
「・・・・・」
「今朝なんか熟睡していた私の耳元で啼いてきたから無視して寝たフリ決め込んだら、耳の穴を舐め始めるわ、耳たぶ甘噛みするわ・・・もぅ流石の私もこれにはお手上げだった」
「・・・・・」
「ホント『アルベルト』には敵わないよ」
「・・・・・セルバンテス」
「何？アルベルト」
「猫に儂の名前を付けるな」
「何で？」
「妙な誤解を受けるからだ！」


それが狙いです（笑）


眩惑の屋敷には『アルベルト』って名前の黒猫が居るらしいよ（三次捏造妄想）


今朝三次はウチの猫にこうして起こされました。
エサをねだるときだけ甘えてくるんだから、もぅ！
耳元攻撃は堪らん。どこで覚えてきたんだ、このテクニシャン猫め！