「私の甥っ子の担任がね、ああ、男の先生なんだけど昨日いきなり『カミングアウト』したんだって」
「ええッ!?マジ?」
「まぁ回りも薄々気付いていたらしいけど……そこは見て見ぬふりというか」
「でもカミングアウトしたんでしょ?勇気あるなぁ、その先生」
「そうだよね~どんな心境の変化があったのかわからないけどカミングアウトとはね」
「きっと自分に正直に生きようと思ったんじゃね?」
「でもさ、生徒の前でいきなりカミングアウトしなくても……言われた生徒も驚くって」
「まぁ普通ビックリするだろうね。でもその勇気は素晴らしいよ、拍手を送りたいね」
「今週末に保護者会があるそうなんだけど、父兄もどんな顔して先生を見ていいのか。妹なんて『笑っちゃうかもしれない』ってさ」
「笑っちゃ失礼でしょう」
「いや笑っちゃうでしょ、だって『脱ヅラ宣言』だもの」
「………え?……」
そっちかよッ!!
『カミングアウト』と聞いて、てっきりゲイとかホモとか……
そっち方面のカミングアウトだと思って話を進めていました、仕事中。
つか、同僚も話の持ってき方が悪いよ。
最初に『脱ヅラ宣言』のカミングアウトだと言ってくれたまえ!
……ああ~~焦った(-.-;)
因みに三次は職場で『オタク』カミングアウトは済ませてます。
ただ三次のオタク『レベル』を同僚は知らない(笑)
知ったらきっとドン引き間違いない。
知らないでいるのが幸せだということもあるのだよ。