kyoujyuの気まぐれ

ゲーム関連や日々の気になった出来事等を気まぐれで書いていきます。軍事知識は一般人に毛が生えた程度なのであしからず・・・

気になるニュース

2011-01-16 20:47:56 | ニュース・政治等
日米印が戦略対話創設へ…中国の海洋進出けん制(2011.01.05.読売新聞記事)
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110104-OYT1T00865.htm

日本、米国、インドの3か国は、アジア太平洋地域やインド洋での安全保障問題を協議する
「日米印戦略対話」を創設する方針を固めた。
2011年前半に局長級協議を開始し、早期の閣僚級会合開催を目指す。
戦略対話では、安保のほか、テロ対策、経済協力、エネルギー分野なども幅広く協議。
海上交通路(シーレーン)の安全確保や宇宙開発、インターネット利用など国際的ルールが未確立の分野でのルール作りを急ぐ。
これを、東アジア首脳会議(EAS)など多国間の枠組みを通じ、国際基準としたい考えだ。
シーレーンの安全確保には、テロの脅威への対応に加え、中国が海軍力を増強させていることへの対応という意味合いがある。
中国は南シナ海でベトナムやフィリピンなどと領有権を巡って争い、自国漁船保護を名目とした艦艇派遣などの
動きを活発化させている。
こうした動きには、航行の自由を重視する米国も警戒感を強めており、日本、インドもそれぞれ東シナ海、
インド洋で中国と摩擦が起きていることから、日米印3か国の連携強化で、中国に国際ルール順守を迫る狙いもありそうだ。


米国がインドと接近し、中国海軍を牽制する動きを見せていることは以前にも触れた気がしますが、これに
日本も加わるというのは非常に大事だと思います。
インドはあまり知られていないかもしれませんが、陸海空の総兵力は世界第3位、空母も保有する強力な海軍を持ち、
中国とは国境紛争を抱え基本的に対立しており、日本にとっては軍事協力体勢を築くには格好の相手と言えると思います。

<インド軍概要  Indian Armed Forces >
正規兵:約141万人
予備役:約180万人

(陸軍)
戦闘車両:約5000両
火砲:約3200門
ヘリ・固定翼機:約1500機
弾道ミサイル:約100発

ロシア(旧ソ連製)の兵器が多い
 
インド陸軍主力戦車 アージュン(左) T-90S(右)

アグニ2 中距離弾道ミサイル

(空軍)
戦闘機・攻撃機:約680機
ヘリなどその他:約300機

イギリス・フランス・ロシア(旧ソ連)製航空機を装備
 
ジャギュア(左) Su-30MKI(右)
 
ミラージュ2000(左) テジャス(右)老朽化により大量退役するMig-21を置き換えるべく開発中の機体

(海軍)
艦艇:約155隻
航空機:約300機


インド海軍空母「ヴィラート」
インド海軍は1隻国産空母「ヴィクラント」を建造中、ロシアから1隻購入により、空母3隻体制を築く計画。

タルワー級フリゲート
 
デリー級駆逐艦(左) アクラ級原子力潜水艦(右)


23年度防衛費 201億減の4兆6625億円「実効的な抑止」重視 海空域の監視能力を強化(2011.01.06.朝雲新聞記事)
http://www.asagumo-news.com/news/201101/110106/11010601.html

政府は昨年末の12月24日、一般会計歳出総額92兆4116億円の平成23年度予算案を閣議決定した。
防衛関係費は4兆6625億円(前年度比0・4%、201億円減)で、SACO関係経費、
米軍再編経費地元負担軽減分を含む総額は4兆7752億円となり、前年度比0・3%、151億円の減に止まった。


こんなことだろうと思っていましたが、防衛大綱で動的防衛力だの対中国シフトだの勇ましいことをうたっておいて
結局防衛費は減額ですよ。ホント冗談じゃないですよ。防衛予算を増やすべき要素は挙げれば出てきますが、
減額すべき要素なんてひとつも無いと思います。
子供手当てなんて支給してる余裕は無いんじゃないかと思うのですが。
すでに現場にはしわ寄せが来ているようです。

Jウィング2月号(イカロス出版)のインタビューより
第8航空団 整備補給群司令 藤本達雄1等空佐
「部隊の置かれている状況は以前に比べて厳しくなりました。定員が充足せず、在庫部品を持てず、
予算は削られる一方です。いかに効率的に業務ができるかを考え、任務遂行に支障がないか各隊を見て回っています。」

そして信じがたい事に、海上保安庁の予算も前年度より減額という有様です。
これが民主党の海洋権益、そして国防に対する考え方の実態と言えるでしょう。

平成23年度 海上保安庁関係予算決定概要(PDF)
http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h22/k20101224/23yosan.pdf


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