婆さんが、「桜の紅葉を見にいこう」と言うので、哲学の道に出かけてきました。
府庁前から「204系」のバスに乗って、「銀閣寺道」のバス停で下車しました。銀閣寺道には、観光の方がたくさん歩いていましたが、哲学の道を歩く人はまばらでした。疎水沿いの桜並木は、落葉が進んでいましが、人が少なく静かな秋の景色を楽しみながら歩くことが出来ました。熊の家族ものんびり疎水で魚釣りをしていましたし?




法然院に寄ってきました。哲学の道を左に入り、坂道を登っていくと山門があります。境内に入ると「白砂壇」が目を引きます。季節などに合わせた文様が描かれており、今日は、左側が「もみじ」、右が「イチョウ」でした。



庭の水盤には菊の花を飾り、木の葉から水が落ちるようにした「遊び心」が演出されていました。このお寺は、「谷崎純一郎」等、多くの文人の墓があるようです。紅葉の時期でもそれほど人は多くなく、静かに紅葉を楽しむにはお勧めです。

大豊神社に上がるところから、哲学の道を離れて「鹿ケ谷通」に下りました。お昼を過ぎていましたので、人気の「日の出うどん」へ行くためです。観光客も少ないので、行列はないだろうと思っていたのですが「駄目」でした。
しかたがないので、白川通から丸太町通に出て、どこかでお昼を食べることにしました。
丸太町通に入ってすぐに「岡崎神社」があります。平安の頃から「王城鎮護」の目的で建立され、安産や厄除け等で信仰されているようです。


そのすぐ隣には、親鸞聖人が暮らした草庵の跡と言われる「岡崎別院」があります。境内の左手奥に庭園が残されていました。






本堂の脇には、親鸞聖人が越後に追放される時に、ご自分の姿を映したと伝えられている小さな「鏡池」があるとのことでしたが、うっかり見落としてしまいました。
食事場所を探しながら歩いていましたが、平安神宮の裏まで来てしまいましたので、岡崎道に入りました。
平版神宮のすぐ横に「グリル小宝」があります。古くからの洋食店で、人気のお店です。いつもは結構並んでいるのですが、ラッキーなことに空いていました。注文したのは、このお店の定番「オムライス」です。
婆さんは「小」で、私は「並」でしたが、「小でも多い」と婆さん。私は「一寸食べ過ぎた」と思うほどのボリュームでした。

平安神宮の前「岡崎公園」は、ケヤキが紅葉し、赤や黄色のグラデーションが綺麗でした。






仁王門通りを川端通に向かって歩き、途中から、三条通に出ました。川端通との交差点手前に、「檀王法林寺」というお寺があります。以前から気になっていたお寺ですので寄ってきました。寺院興隆に尽力した「團王上人」が、地元の人々から慕われたことで「だんのうさん」と呼ばれたとのことです。小さいですが「楼門」もあります。



三条大橋を渡り、木屋町通から御池に戻りましたが、地元の名店で食事もできて「満足」の街歩きでした。
今日の歩数は、14,370歩。