兵庫県精神障害者連絡会・代表のブログ

1995年に設立された兵庫県精神障害者連絡会の設立時メンバーであり,20年間代表を務めているメンバーのブログです

10/16神出病院院長らとの交渉報告・総括的に

2023-10-18 | 日記

10/16神出病院院長らとの交渉報告・総括的に

 

【総括的に】病院側からは「リカバリープログラム(※)を研修を通して(「リカバリープログラム」は患者向けのものなので確認しましたが、患者にではなくて職員への研修)職員から広げていきたい。今は取り組んでいる職員は多くない」という表明がありました。土居・大久保体制になってから僕に寄せられた職員の意見に、「何も体制は変わっていない」というものがありました。「笛吹けど踊らず」というのが職員の気持ちなのでしょう。事件後、兵庫県精神病院協会は「解体的出直しが必要だ」と言いましたが、神出病院は錦秀会グループの一員としての利益吸い上げ体制に何らの変更は行われていません。「チェンジした」と言えるような体制の変革は何もなかったのですから、職員の多くが白けていることに無理はないでしょう。ましてや患者にしたら事件前も事件後もいったい何が変わったと言うのでしょうか。明確で劇的な体制の変革、錦秀会グループから抜けるとか、一旦廃院するとかがない限り、神出病院に対する僕たち精神障害者の気持ちに何も変わりはないのです。神出病院には無くなってもらわないといけないのです。

(※)神出病院ホームページより「2023年08月25日神出病院リカバリープログラムのご紹介  神出リカバリープログラムとは

『神出リカバリープログラム』は令和5年7月より開始した、退院支援プログラムです。患者様が入院生活から地域に戻り、その方らしい生活を送るためには、まず病状の安定が必要です。しかし、病状が安定し、いざ退院するとなった時に、生活に関する様々な不安が頭に浮かんで退院が怖くなったり、病状が再燃したりする方も多くおられます。

『神出リカバリープログラム』は、“患者様が感じている退院に対する不安やハードルを下げたい”という職員の思いが出発点となっています。入院中の患者様が地域での生活を少しでも具体的にイメージでき、生活に必要な知識を得ることによって、退院への意識を高めていただくことが目的です。また、他者との交流によって、患者様がご自身についての気づきを深め、退院後の地域生活の準備を進めていけるよう支援してまいります。」