日高の山に魅せられて !!

ハンパな山男の山行記録 !!

東ヌプカウシヌプカへ!!

2011年01月22日 | 日高以外の山
東ヌプカウシヌプリ(1252.2m) (冬、夏尾根ルート)

1月22日(日) 日帰りピストン   

単 独

行動時消費水量 150ml(昼食を含む)
行動距離 約2.600km
行動時間 2時間49分

前回に引き続き芽室岳北東尾根ルート(1泊2日)で挑戦したかったが年が明けてからほとんどその姿を現さない芽室岳。今朝もその姿を望む事が出来なかった。アポイ~ピンネシリも考えていたが、前回天候不順のためあきらめた東ヌプカウシヌプカに出掛けてみた。しかし、登り1時間と短く山頂以外の見晴らしは余り良くなくこのルートを選んだ事を後悔する結果になってしまった。残念!!

 
                     東ヌプクウシヌプリ登山ルート図 

自宅 8:10 → 9:30 白樺峠登山口 9:55 → 10:45 尾根頭 → 10:55 山 頂 12:03 → 12:10 尾根頭 → 12:44 白樺峠登山口13:00 → 13:50 然別温泉「ふうすい」15:05 → 16:15 自 宅  
           
        
                 左、西ヌプカウシヌプカ 右、東ヌプカウシヌプカ 

朝、7時に起きる。外は快晴である。車で日高の見えるところまで出掛ける。やはり残念!!剣山以外はほとんど見えない。気圧配置が変わらない限り日高から雲が離れる事は望めそうにない。この時点で迷わず東ヌプカウシヌプリと決める。自宅に戻り準備をすませ8時過ぎに出発。あらかじめ作成済の登山計画書を交番に提出し一路然別へ。
 雲に覆われた日高を左に眺めながら快晴の平野を進む。普段の行いが悪いのか?!東大雪ははっきりくっきり望む事が出来る。山頂からの眺めが楽しみだ。雪に覆われたニペ、ウペぺサンケがなかなかの迫力だ!!道路にはほとんど雪が無く快調に9時半ころ白樺峠登山口に着く。
           
           
                           登山口の白樺峠 

峠までの登りから眺める大十勝平野は圧巻である!! 駐車スペースには仙台ナンバーの車が1台停まっている。すでに登っているようだ。早々、装備をつけ10時少し前に出発する。今回はスノーシューでの登山だ。最近雪が降っていないのでトレースというよりは登山路のようなスノーシューの踏み跡がはっきりついている。スキーのトレースも脇に薄くついている。登りやすいのかかなりの方が来られているのだろう。
 何の緊張感もなく夏道ルートを先へ進む。すぐに濃い樹林帯に入りほとんど見晴らしは利かない。

           
                             登山口からすぐの濃い樹林帯 

                   
                              トレースというよりは登山路 

20分くらい進んだところで、ふっと前を見るとすぐそこに人が無言のまま1人立っている!!ひさびさに驚く!挨拶を交わし少々の会話。仙台から越してきて写真が本業なのだが昨年より登山を始めたとの事。なかなかの好青年だ。ご丁寧に名刺を頂いた。上の様子を聞き別れ先へ進む。50分ほどで尾根頭に着く。何かあっけない。東の遠くに阿寒・雄阿寒が目に入ってくる。良い眺めだ!!多少の風はついているがさほど気にならない。さらに10分ほどで山頂に着く。余りにもあっけない登山だ。1時間?!こんな短い時間で山頂に立つのは10年ほど前に登った西ヌプクウシヌプリ以来か?!中央から東の大十勝平野が目に飛び込んでくる。綺麗だ!!先人はこの大平原の大原始林を良くも開拓したものだ。大変な苦労があったことだろう?!20代の若さがあればタイムスリップしてみたいものだ。なぜかそんなことを思わせる素晴らしい見晴らしだ!!

          
                             山頂と標識 

          
                             大北十勝平野と雲のついた日高 

          
                             雌阿寒岳と阿寒富士 

標識より南に100mほど進むと何とか日高の姿を眺める事が出来る。西側の白樺が無ければ、それは素晴らしい視界が開けるのだが?!残念!!おにぎりをほおばっていると南の斜面より単独者が登ってこられる。挨拶を交わしなぜか話がはずむ。3時間ほど掛けて南斜面をかなり下より登ってこられたとの事。小1時間ほども山の話等、話しただろうか?彼も本州から越してきたとの事。日高の沢がお気に入りのようだ。山でこんなに人と話したのは函館のTさん以来か!
 予定の下山時間が過ぎたので、また、いつか何処かでと挨拶し別れる。のんびり下りたが40分ほどで登山口に着く。何か満たされない思いが肉体的にも精神的にも残る。やはりルートを南からにすればと思う。装備を外し然別温泉「ふうすい」へ向かう。15分ほどで到着。入浴料1000円を払い入る。茶けた色の湯で源泉かけ流しとの事。温まるなかなかの温泉だ!!露天風呂より見ると凍りついた湖上の雪面にイグルーがある。さほど疲れてはいない体をたっぷり1時間ほど癒す。帰りにフロントで話を伺うと、湖上のイグルー温泉は本日オープンで氷が解けなければ3月下旬まで無料開放しているとの事(時間帯で男女分け、混浴等があるそうだ)。それまでに何とか一度、このあたりの山を登りついでに入浴してみたいものだ。

            
                              然別温泉ホテル「ふうすい」 

すっかり温まった体で16時過ぎに帰宅する。皮肉にも帰りに眺める芽室岳、時折顔を出す。




                                     
《つぶやき》

芽室岳はかなわなかったが、未踏の東ヌプカウシヌプカに登れて良かった?!
特別危険なところは無い。
感激は薄かったが、それなりに楽しかった。
このルートは、スノーシューが適している。スキーなら南からだろう?!
まだまだこの時期の日高主稜線へ挑戦する勇気と時間がない。
次回、今月末には、何とか芽室岳北東尾根へ一泊で挑戦?!
300mの高低差はちょっと物足りない。3時間近くは歩きたい。
北十勝大平原、なぜか先人の開拓魂を感じてしまった。
初級のルートだと思うが、冬山の初期練習(テント泊・雪洞泊)には最適かも?!
心身ともに疲れがなく明日にでも登山に行けそうだ!!

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