日高の山に魅せられて !!

ハンパな山男の山行記録 !!

東ヌプカウシヌプリだったが剣山へ!!

2011年01月10日 | 日高山脈
剣山(1205.1m) (冬尾根登り)

1月9日(日) 日帰りピストン   

単 独

行動時消費水量 350ml(昼食を含む)
行動距離 約7.000km
行動時間 5時間17分
昨年12月は何かと忙しく天候にも恵まれず一年を納める登山に出掛ける事が出来なかった。新年早々に計画した芽室岳北東尾根ルート(一泊2日)は日高山脈に取付いた雲が何日も消えず断念。前日までアポイ岳~ピンネシリ縦走か東ヌプカウシヌプリか迷っていたが東大雪の天候が良かったので東ヌプカウシヌプリに決め決行するも然別方面に近ずくと徐々に雲に包まれ鹿追を過ぎたころから雪がちらつく。「新年早々にこれかい!!」と思いつつこのまま帰宅するわけにもいかず、日高の山々を見渡すがすべて雲の中に。かろうじて剣山だけが見えたので新年初山を剣山とする。

 
                     剣山登山ルート図 
自宅 7:30 → 9:25 登山口 9:53 → 11:45 支尾根JC 12:00→ 12:20 二の森 → 12:55 三の森 → 13:30 山頂手前の展望台 13:38 → 13:50 三の森 → 13:50 二の森 → 14:05 支尾根JC → 15:10登山口 15:38 → 16:00 芽室鳳の舞温泉 17:05 → 17:30 自 宅  
     
                       かすむ剣山 

6時f半過に目覚める。増えた体重がちょっと気になるが体調はすこぶる良い。東ヌプカへは時間的に余裕があるのでのんびりと準備をし、7時半ころ自宅を出る。今日も日高の山々は雲に覆われている。昨日までは姿を現せていた東大雪もすっかり雲に覆われている。芽室を超えるころから徐々に雲に青空がさえぎられてくる。鹿追に着いたころには青空はすっかり曇り空になり、市街を過ぎて間もなく雪がちらついてくる。Uターンし日高方面を見ると剣山の山容がうかがえる。今日は剣山に変更とする。登山口に着くと、6名ほどの登山者が居られる。

                
                     登山口神社前                       尾根取付分岐 

それぞれ準備をすませ登って行かれる。私が出発するころに北見ナンバーの単独女性が来られる。軽く会釈をすませスタートする。装備は、スキーにスノーシューをザックに括り付ける。夏ルートと並ぶ西支尾根から登る事にする。この山は何度も登っているがこのルートは初めてである。東ヌプカの事は忘れ先に進む。
                  
                        
                                  西支尾根 

尾根取付きの二股を直進する。スノーシューのトレースがついている。昨年の西北支尾根ルートを思い出す。雲が伸びてきており見晴らしは余り良くない。おまけに尾根に囲まれており危険なところも無く少々退屈である。雪は先月中旬に暖気が来たために結構な固雪になっており楽である。斜面も夏ルートより緩やかで楽だ。co830m付近でスキーをデポしスノーシューに履き替える。この後若干の岩が出ており、さらにその後の急こう配を想定しての判断だ。尾根JCに二時間近くかかった。私の先に6名ほど登って行ったはずなのに、トレースがない?!一の森で下山したのか?まだなのか?ここからは急こう配なのでスキーでは無理である。スノーシューで二の森を目指す。

             
                       二の森             と         三の森 

クラストもあるが昨年の暖気の影響か結構歩きやすいが思うようには進めない。雪が時折ふわふわ落ちてくる。co1000mを過ぎるころから急激に温度が下がってくる。パラグラバより口を出していたが唇が痛くなってきたので口を覆う。ジャケットも脇・サイドの通気口を閉じる。寒い!!手もしびれ痛い感じた。遠くの視界は望めずただただ先を目指す。三の森に到着したのは13時少し前、時間が無い。ここからは危険箇所もあるのでつぼ足で13時半まで進むことにする。雪は深くは無いがすべりもがき思うようには進まない。
  
             
                        展望台からの山頂岩稜部 

   
13時半、山頂部の岩稜帯と十勝大平原を一望できる展望台に到着する。平原は雲に覆われみえないが山頂部の岩稜帯が目に飛び込んで来た。何か今までに見たことがない良い感じだ!!水墨画を観ているようだ。美しい!!来て良かった。これより山頂まで30分程度かかるだろう。無理すればぎりぎり明るいうちに下山可能だが、もともと計画変更した登山。ここより撤退下山とする。
JCに戻っても他の登山者に会うことは無かった。一の森で下山したのか? これより何の緊張感も無くへたくそスキーで3回ほど転ぶも広い支尾根をジグを切りながら無事登山口に15時過ぎに着く。出発前にあった車は北見ナンバーの車以外すでに無かった。代わりに二台の車がある。着替えるのに山小屋によると4名の方が宴会中。明日、剣山を目指すとの事。ストーブがほどよく燃え快適である。少々山の会話をし、温かい甘酒をごちそうになり心身ともに温かくなり芽室鵬の舞温泉で疲れを癒し帰宅する。               
           
       
                      下山時JP雲の切れ間からの十勝平野 
       
                      下山時支尾根からの剣山 



                                     
《つぶやき》

新年早々、天候等に振り回された。
それなりに楽しかった。
このルートは、スキー・スノーシューの両方を使い、最後につぼ足が一番良いかも。
登山計画書が増えるばかりだ。
数多くの山を求めるのも良いが、一つの山でも特に冬はルートを自由に選べるのでそれなりに楽しいものだ。
まだまだこの時期の日高主稜線へ挑戦する勇気がわかない。
今月末には、何とか芽室岳北東尾根へ一泊で行ってみたいが?!
昨年は、天候等合わなくて余り良い登山は出来なかったが今年はどうなる事やら?!
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2 コメント

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はじめまして (shun1)
2011-01-20 20:26:36
shun1と申します。
初めて書き込みさせていただきます。

剣の冬尾根を登られたとのこと。
私も2004年に同ルートから二の森まで
登りまして、懐かしく拝見いたしました。

スキーとスノーシューとつぼ。おっしゃる
通りですね。JPからCo700辺りまではスキー
下降に苦労しました。

正月3日に夏道コースから登りました。
その時はワカンでした。

日高主稜線への挑戦期待しております。
また、寄らせてもらいます。
返信する
Unknown (Unknown)
2011-01-21 20:02:04
(shun1)さん、わざわざの書き込みありがとうございます。私は半端に山登りを楽しんでいます。
一つの山でもルートを変えると楽しいものですね。日高は楽しいですね。
(shun1)さんのHP拝見させていただいていますよ。
返信する

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