そのうち「うそつきは中国の始まり」って教わるようになったりして。
「致命傷を負わせる武器使用せず」暴動で中国外務省が強調 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
ここに15日の記事があるんだが。
ラサで鎮圧に威嚇射撃と当局、死者多数の情報も 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
あとこんなのも。
「目撃」邦人学生、生々しく語るチベット暴動 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
記事のトーンのことは置いておくとして(上の“体験談”なんて、まるで「漢人の店を略奪するチベット人ヒドイ!」と言ってるようにも読めるし)、あるいは日本の外務省は相変わらず仕事してねーな、というのも置いておくとしても、どう見たって中国当局が発砲してるの明らかぢゃん。よくもまぁ、いけしゃーしゃーと嘘を吐けるもんですわ。しかも中国外務省の報道局長が喋ってるんですから、要するに中国の公式見解。国内向けの情報統制がそのまま海外にも通用すると思ってらっしゃるみたいですな。そしてさらにこの開き直り。
<チベット暴動>「自らの人権の歴史反省すべき」EUに猛反発―中国政府 - 速報 ニュース:nifty
「おまいら人のこと言えるのかよ!」というわけですか。まるで子どものケンカみたい(笑)。それとこれとは別問題であり、あるいは同時進行で解決していけばいいものでせうよ。
中国の人権状況についてはウィキペディアあたりにお任せしますが、「チベットは中国の不可分な領土」という主張については、『ダライ・ラマ法王日本代表部事務所』のこのページとか、『帝國電脳省』さん(リンク先は音が出ますので注意)のこちらのページあたりをご覧になれば、それがいかにおかしな言い分であるかがお判りになるのではないかと。
この「第二次チベット動乱」とでもいうべき紛争、どういう決着がなされるのでせうか。
「致命傷を負わせる武器使用せず」暴動で中国外務省が強調 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【北京=牧野田亨】中国外務省の劉建超・報道局長は17日夜、中国チベット自治区ラサで起きた大規模暴動について初めて記者会見し、「(当局側は)致命傷を負わせるいかなる武器も携帯、使用していない。非常に抑制された態度だった」と述べ、暴動の際に武装警察官らの取った行動は抑制されたものだったと強調した。
チベット仏教最高指導者ダライ・ラマ14世が提案した暴動の実態に関する国際調査に対しては、「中国の内政問題だ」と同意しない考えを示した。
暴動の原因について、劉局長は「ダライ・ラマ勢力はこれまで長い間中国からのチベットの分裂、独立を図ってきた」と指摘。「中国政府は(チベット問題解決に向けて)ダライ・ラマ側と接触を続けてきたが、今回の事態で独立の考えを捨てていないことがはっきりした。国際社会はダライ・ラマの本当の姿を見るべきだ」と訴えた。ただ、これでダライ・ラマ側と接触を断つのかという質問には明確な回答を避けた。
(2008年3月18日00時39分 読売新聞)
ここに15日の記事があるんだが。
ラサで鎮圧に威嚇射撃と当局、死者多数の情報も 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
【北京=牧野田亨】中国チベット自治区の区都ラサ中心部で14日起きた大規模な暴動で、自治区当局者は15日、中国国営新華社通信に対し、少なくとも10人の死亡を確認するとともに、警官隊が暴動鎮圧のため威嚇射撃し、催涙弾を使ったことを認めた。
この当局者は今回の事態を「(チベット仏教最高指導者)ダライ・ラマ(14世)一派が組織、計画し、背後から操った十分な証拠がある」と厳しく非難、今後も徹底的に鎮圧する姿勢を示した。
新華社電によると、死者はホテル従業員や商店主ら商業関係者。当局者は「犠牲者はすべて無関係な一般市民だ」としている。外国人の死傷者はいない。
武装警察部隊が暴動から580人以上を保護し、その中に日本人旅行者3人が含まれるという。暴動は14日夜に収まり、消防士や警官らが放火された車の残骸(ざんがい)などを片づけているが、再発を警戒して一部地域は警官隊が封鎖している。
チベットの地元紙は15日、チベット自治区公安庁などの通知として、一切の犯罪行為をやめ、関与者に自首を求めた。
暴動による死者数に関し、米政府系放送局「ラジオ自由アジア」は、警官隊の発砲で多数の死者が出たとし、「寺院で2人、庭で2人の遺体を見た。26人が撃たれるのを見た人もいる。死者は80人以上だろう」との目撃者情報も伝えている。
15日の新華社電によると、暴動は14日午後1時過ぎ、数人がラサ中心部の市街地で警官隊と衝突、投石を始めたことをきっかけに一気に広がり、名刹(めいさつ)のジョカン寺(大昭寺)周囲と二つの大通り沿いなどで多数の商店やホテル、車両が放火された。
多くの暴徒が石と火炎瓶を詰め込んだリュックサックを担ぎ、鉄や木製の棒、ナイフを所持。商店などの窓ガラスを割り、信号機を壊し、衣料店やレストラン、携帯電話販売店などで略奪を行った。
北京で開催中の全国人民代表大会(全人代=国会)に出席しているチベット自治区のシャンパ・プンツォク主席は15日朝、報道陣に対し、「(同自治区に)戒厳令は発令されていない」とする一方、「国家分裂活動を行う犯罪者を厳しく処罰する」と述べた。
◇
外務省では、ツアーでチベットを訪れている日本人旅行客1グループ28人については、安否を確認しているが、その他の個人旅行者は把握しきれていないとしている。ただ、15日現在、日本人が危害を受けたとの連絡は入っていない。
(2008年3月15日13時18分 読売新聞)
あとこんなのも。
「目撃」邦人学生、生々しく語るチベット暴動 国際 YOMIURI ONLINE(読売新聞)
中国チベット自治区ラサで起きた大規模暴動の現場に居合わせ、16日に四川省成都の空港に戻った日本人旅行者が、読売新聞に対し、チベット族が漢族に抱く不満がむき出しになった暴動の生々しい様子を語った。(中国総局)
◇
「激高したチベット族が漢族を襲うのを間近に見て、自分も襲撃されるのではないかと身震いした」。横浜市在住の大学生の男性(23)は、暴動が起きた14日の様子をこう振り返った。
大学生によると、暴動が起きたのは同日午後2時ごろ。高山病のため、病院で酸素を吸った帰り道、旧市街地を歩いていると、通り沿いの商店が突然次々とシャッターを下ろし始めた。通りの先にはチベット族のデモ隊が見えた。
「危ないから、早く逃げて」。チベット族の女性が叫んだため、近くの宿泊施設に飛び込んだ。間もなく警官による発砲音が散発的に聞こえ、ゴムが焼けるようなにおいが宿泊施設内にも入ってきた。
約3時間後、500メートルほど離れた宿に戻るため外に出た。通りには黒こげになった自転車が転がり、警察車両が横転。チベット族が漢族経営の商店を襲撃していた。
チベット族はコンクリート塊やナイフを手に宝飾店や衣料品店などのシャッターをたたき壊して乱入、物品を略奪していた。商品や看板、店に掲げてあった五星紅旗などに火を放ち、殺気だった雰囲気だった。「こちらが漢族かを見定めようとするチベット族の視線が怖かった。漢族に抱く根深い民族感情を感じた」
別の男性旅行者(24)は、バイクで走る漢族にチベット族が石を投げて倒し、5~6人が石で何度も殴りつける光景を目撃した。
チベット自治区には、2006年7月にラサと青海省西寧を結ぶ青蔵鉄道が開通し、空前の観光ブームが訪れた。経済的な恩恵は、漢族に比べてチベット族には薄く、不満も高まっていたとされる。
この旅行者によると、14日夜になると装甲車など治安部隊が展開。深夜にはデモ隊の主力がいる通りに向かい、明け方まで激しい銃撃音が聞こえたという。
大学生らは15日夕、韓国大使館が韓国人救出のため警察当局に依頼して手配した警察車両に同乗して市街地を脱出。ラサ空港近くのホテルで1泊し、16日の便で成都に戻った。
(2008年3月17日03時06分 読売新聞)
記事のトーンのことは置いておくとして(上の“体験談”なんて、まるで「漢人の店を略奪するチベット人ヒドイ!」と言ってるようにも読めるし)、あるいは日本の外務省は相変わらず仕事してねーな、というのも置いておくとしても、どう見たって中国当局が発砲してるの明らかぢゃん。よくもまぁ、いけしゃーしゃーと嘘を吐けるもんですわ。しかも中国外務省の報道局長が喋ってるんですから、要するに中国の公式見解。国内向けの情報統制がそのまま海外にも通用すると思ってらっしゃるみたいですな。そしてさらにこの開き直り。
<チベット暴動>「自らの人権の歴史反省すべき」EUに猛反発―中国政府 - 速報 ニュース:nifty
2008年3月17日(月)21時50分配信 Record China
2008年3月16日、中国新聞社の報道によると、国連ジュネーブ事務局常駐中国代表団の銭波(チエン・ボー)副代表は現地時間16日、国連人権理事会第7回会議で「中国の人権問題に対する誹謗中傷は断固受け入れられない」と答弁した。代表団の公式ホームページで伝えた。
この答弁は、チベット自治区で起こった暴動への中国当局の対応に言及した欧州連合(EU)と非政府組織(NGO)に対するもの。銭氏はさらに「中国の人権がいかなる状況にあるのか。それに関する最大の発言権を有するのは中国国民だ」と続けた。
銭氏によると、中国国民の人権と自由は、民主的に改正を重ねた憲法をはじめとする各法律で十分に保障されているという。国民は政府の人権政策を支持し、政府は今後もNGOと個人のNGO参加を支持していく方針。しかし、外国の支持を受け、人権保護の名をかたった犯罪は断固許さないと断じた。
「特に他国をいわれなく非難する一部の国は、まず自分たちの人権の歴史を反省すべきであり、人種や移民労働者の差別問題、宗教問題の解決にむけ適切な措置を採るべきだ」
銭氏は中国政府の忠告をこう伝え、国際友和会(International Fellowship of Reconciliation)などのNGOの発言に関しては、「チベットは中国の不可分な領土。中国政府は引き続き法に則り、チベット族を含む中国全民族の基本的人権と自由を保障していく。しかし、いかなる祖国分裂活動も許すわけにはいかない」と重ねて強調した。(翻訳・編集/汪葉月)
「おまいら人のこと言えるのかよ!」というわけですか。まるで子どものケンカみたい(笑)。それとこれとは別問題であり、あるいは同時進行で解決していけばいいものでせうよ。
中国の人権状況についてはウィキペディアあたりにお任せしますが、「チベットは中国の不可分な領土」という主張については、『ダライ・ラマ法王日本代表部事務所』のこのページとか、『帝國電脳省』さん(リンク先は音が出ますので注意)のこちらのページあたりをご覧になれば、それがいかにおかしな言い分であるかがお判りになるのではないかと。
この「第二次チベット動乱」とでもいうべき紛争、どういう決着がなされるのでせうか。
自国内で発生した同種の事件には「愛国心の発露」の一言でかたずけたのに・・・他の国の人にも愛国心があるのが理解できないのね。
まぁいわゆるダブスタですな。都合の悪いことは(∩゜д゜)アーアーキコエナイ
中国とその他の諸国では、「基本的人権」や「自由」という意味が違っているようですね。
そりゃそうか、相手は共産党一党独裁、辞書が違うのも当たり前です。
と、いうことは一般の人はよく分かっているのに、政府の面々は中国と同じ辞書を使いたがっているようです。
しかしこの問題、国連は動けないし(なんたってちうごくは五大国のひとつ)欧米の“先進国”もその市場の巨大さ(と思わせるちうごくマジック)に幻惑されて動けないし。言うなれば今、ちうごくはこの地球上で野放しにされてます罠。
ところで我国の「反戦平和団体」は全てこの事実をスルーのようですが、アメリカのイラク侵攻は「悪い侵略」で、ちうごくのチベット侵攻は「善い侵略」ということなんですかねwww
とんでもねー偽善者共だわwww
「ちうかじんみんきょうわこく」も、建国以来国境を接する国と万遍なく国際紛争やらかしてますけどねw
しかも理由は「そこは我らの領土アル」ってアメリカよりも悪質な理由でwww
もし一億が一、アメリカが日本からいなくなって、そこにスルッとちうごくが入ってきたとしたら(すなわち日本国が「日本省」になり、日本人が「日本族」になる時です罠(--;)、彼ら「はんせんへいわだんたい」や「ろうどうくみあい」が『中国のチベット侵略はんたーい!』などと声をあげるのでせうか。たぶんやらない、てかできないでせうね。なぜなら彼らは真っ先にちうごく当局にツブされますから(w
ま、せいぜい平和な日本で好きなことほざいてて下さいな。(--;