今日も納品に行きがてら「大竹まことゴールデンラジオ!」を聞いてたんですが、今日は「大竹の言いたい放題」のコーナーに某所で「逆神」の異名を欲しいままにする、ある意味人気者(笑)の軍事ジャーナリスト、神浦元彰さんがご出演なさってました。もちろん録音しましたとも、携帯で。このコーナーはネットでは配信されないので、聞き取りにくいその録音からなんとか文字起こしをしてみました。相づちや「あー」とか「そのー」とかはおおむねカット、文章の切れ目はワタシのほうで判断して句読点を入れてます。
【登場人物】
神:神浦元彰
大:大竹まこと
太:太田アナ(文化放送)
===============================================================================
大:さぁ、まぁいろんなことお聞きしなくちゃいけないんですけども、まず北朝鮮の問題、これちょっと手短でいいんですけども、北朝鮮、ほんとにあれ核持ってんですかあれ。
神:いや持ってないと思います。
太:え、持ってないんですか!?
神:いや持ってない、核実験も失敗ですね。要するに、100%出せる核実験、エネルギーを出せるのは、10%しか出てない、いや10%じゃない、1-2%しか出てないんです、エネルギーが。で地震なんかすごくちっちゃいわけですよ。ですから、あれは「核実験したぞ」っていう、要するに完全な核爆発じゃなくて、もっと微々たる爆発だったんですね。ですから、北朝鮮は核戦争やるために、核兵器を作ってるんじゃなくて、「核開発をやめるからカネくれ」って言うために、核を作ったんです。
大:あーただ・・・
神:だからいま、ちょうどいいんですよ。もうやめるやめる、っていってんだから。(ここはよく聞き取れず)
大:でもあれですよね、噂ですけど、核、あのー積める頭を、核弾頭を5個か6個は作ったんじゃないか。
神:いや、それをできるだけの量のプルトニウムを、出したと、言っていますけども、その数字もきちんとしたものじゃないし、今回の核申告の内容には含まれてない。
大:アメリカはそういうことを知ってて、テロ支援国家を解除したんですか、知らずに、核持ってるを前提にして解除したんですか。
神:やっぱりね、アメリカの狙いは、やっぱ少しでも少しでも、北朝鮮の固い壁を崩しておきたいというので、騙された振りをして、やってるという部分がひとつと、それからもうひとつはですね、さんざん今まで北朝鮮の核、いま大竹さんが仰ったように、核実験が成功したとか核を持ってるんじゃないか核弾道弾(よく聞き取れず)持ってるとか、そんなインチキなこと言って北朝鮮の脅威、怖い怖いっていうのを煽り過ぎちゃったから、ちょっと退けなくなっちゃった、アメリカは。
太:確かに、核は実際持ってないんだっていう、考え方もあるでしょうけども、持ってる可能性だって、まったくゼロでは、必ずしもないでしょう。
神:いや、ゼロではないけど、まー持ってるという可能性と持ってないという可能性がどっちが大きいかって言ったら、持ってないっていう可能性のほうがはるかに大きいです。
太:それで世界中が踊らされちゃってるわけですか?
大:そんな専門家が言ってるんだから。
太:工エエェェ(´д`)ェェエエ工
神:いや世の中ってそんなもんなんだから。さんざん我々今までさぁ、踊らされてきたから今まで、だからマスコミって言うのはそういうの、気を付けて見とかないと、もう北朝鮮の上手い手に掛かって、何度今まで・・・
大:なんかわかんないけどさぁ、あの核施設の爆破だってさぁ・・・
神:呆れるでしょ見てて・・・(このへんクロストークで聞き取れず)
大:古いトンネルを、古い施設を・・・(このへんクロストークで聞き取れず)
大:しかもあれでしょ、あの爆発の技術って、アメリカの技術だよねぇ。
神:いやまぁ爆弾仕掛けてねぇ。
大:爆弾仕掛けて下の方から下にストンと落としてやめる、っていうのはねぇ。
神:まーねぇ私にやれって言われても私でもできますけど(笑)。
大:私にもできると(笑)。
(一同笑)
大:そこはちょっとさておいてと、ニッポンの防衛の問題にちょっと・・・
神:防衛費ね。
大:防衛費の問題についてお話を伺いたいんですけども。まーあの、石破さんはこのあと、制服組と背広組を、両方をごちゃ混ぜにしてやっていきたいという意見が、総すかんに合ってます。現実的には。ただ、総すかんに合うのもわかるんですけど、今まで、軍事の日本の、例えば、武器の調達の仕方、商社が、僕の知ってる限りですよ、商社が200もあって、200いくつもあって山田洋行とか、いろんな商社があって、で40億で買える飛行機を、80億で買うという、ま戦車かなんか忘れたけど、とにかく倍掛けくらいの値段で買って。もしだって、普通に素人が考えたら、自衛隊ですよねぇ、ねぇ、軍事の頭は持ってるわけですよねぇ、で軍事の頭は持ってるところがですよ、で自分たちの欲しい武器を、調達するのが当たり前だと思うんですけど、なーんで間に200もの商社が入って、この商社がほとんど自衛隊に倍掛けで売ったりしてるんですか。
神:ほんとのこと言いますね今日は。ほんとのこと。ほんとのこと言うとですね、ま、表向きの、要するに商社が入ってくれた方が、いろんな事務の処理っていいますかね、それが簡単だし、まぁ防衛省にはそれだけの人材、人数が足りないし、で何か故障が起きたとか、それから部品が足りなくなったとかっていうのも、商社を通せばすぐできてくれるし、だから非常に便利がいいから、そのー商社を通すというのが、防衛省の言い分なんです。表向き。
大:本当は。
神:本当は、自衛官は定年が早いから、なんとか天下り先を確保したいと、その商社とかそういうところにね。だってそうでしょ、山田洋行だって、自衛隊とか防衛省から天下りを・・・
大:いや・・・だから200もの商社と取引してるの!?
神:ま、それも・・・そういうのもあると思いますね。
大:天下り先の確保のために?
神:いやそれはね、100%そういう意味じゃないですけれども、いま言った、最初に言った、例えば商社を通した方が事務が早くできると、人数が足りないから。それから早く部品が届くとかと、同じくらいに、三つに分けたらもうひとつの柱として、やはり天下りを、先を確保したいという。
大:だって軍事専門家だっていってて、君たち軍事専門家じゃない。いちばん速い戦闘機の・・・
神:いや商社のほうとしてもいろいろ情報欲しいわけですよ。次、陸上自衛隊はどんなミサイル買うのかなとか、海上自衛隊はどんな兵器欲しがってるのか。だからそういう人を天下りで引っぱってきて、自分たちで先にアメリカなりイギリスなり行って、メーカーと話を付けて、防衛省にカタログ持っていくわけですよ。
大:いや、じゃ・・・じゃもっと大きなこと言えば内部情報のリークじゃないそれ。
神:そうそうそうそう。
大:そうそうそうそうって(笑)。
太:あのー官僚と業者の癒着の構図って、防衛省以外にもいっぱいあるじゃないですか。それで防衛省のお話もたぶんそういうことがあるんだろうなぁと思うんですけども、だったら財政がこんなに厳しい世の中で、この4兆8千億円の予算削って、医療とか、そういった社会保障とか・・・
神:仰ってることはわかります。仰ってることはわかりますけど、それは今の防衛費がですね、どうしてできてるか、ってことがわかってなきゃ逆にね。今の防衛費というのは日本の防衛費というのはね、敵があるから、敵が攻めてくるからね、だから例えばソ連が攻めてくるとか北朝鮮が攻めてくるから、だからこれだけの金額でこういう兵器がいるっていって、そういうもので防衛費ができてないんですよ。もうね、40年くらい前から、40年くらい前ってのは三木総理大臣ですかね、あの時代から防衛費というのは、当時はGNP、国民総生産、それの1%。今はGDPの1%って、枠が決まってたわけですよ。だから昔は、ロシア、ソ連と攻めてくるってんで、バンバン飛行機作ったり、あー買ったりですね、それから戦車買ってたんだけど、いま北朝鮮でしょう、大したことないわけですよ。お金なんかいらないんですよほんとは。だけども、1%・・・
大:1%枠だから、1%GDPが上がれば、1%だけ必然的に伸びると。
神:うん、昔はすごかったですよ、20年30年前はね、「おおまた上がったまた上がったまた上がった」って、「ああーついにアメリカの次だよ、おい世界第2位になったぞ」って大騒ぎしたわけですよ。今ちょっと日本経済足踏み状態でいま5位に落ちてるけど、しかしまた経済が良くなれば、どんどん伸びて、日本は(聞き取れず)から、お金を。
大:まぁ先ほど始まる前にお話聞いたところによると、飛行機の、トイレの・・・?
神:あーもうこれは古い話ですけど、まぁ海上自衛隊が使ってるP-3Cっていう、潜水艦をやっつける飛行機があるんですね。
太:対潜哨戒機・・・
神:対潜哨戒機。で、それの、水洗トイレの蓋が、確か130万か140万ですね。もうそれを(聞き取れず)ないわけですよ。だから勝手に値段付けて、業者と癒着してるわけ。
大:だって、トイレの蓋でしょ!?
神:いまの(聞き取れず)ですよいまの。
大:いやだけどさ、農家の6割が100万いかないのにさ、トイレの蓋1枚さ、ね、商社が間に入ってさ、120万で買うってさ、どーいうことっていうかさ・・・
神:だって、ミサイル1発ぶっ放せばですよ、何百万何千万ですよ、そういう感覚に慣れちゃって、今日は30発撃ったとか40発撃ったとかね、演習に行って、そうなってくるともう、100万も・・・
大:いやだから逆の言い方するとね、防衛省は全部そういう購入の仕方してんのかっていう話ですよ。例えばね、はい仕入れる缶詰1個、ね、弁当1個、ね、そういうの全部そうでしょ、机1個、ね。
神:そういうものが、けっこう厳しいんです。
大:あ、そういうとこは厳しいんだ。
神:厳しいとこあんです。そういうところでないとこ、要するに甘いトコがある。そう言うトコに商社だとか、それからフィクサーといわれてる黒幕、防衛利権を狙う、そういうのが突っ込んでくるんです。
大:それでしかもそこに天下ってる、現場に天下ってるわけですよねぇ。
神:そうです。
大:それでしかも、陸海空って、あんまり仲良くないって噂ありますけども。
神:まぁ別にねえ、仲良くする理由って今まではなかったですけども、までもこれからは仲良くしなきゃ行けない。
大:これだって、これからは仲良くしないことにはだって・・・
神:統幕、あのー統合作戦やりますからね。だから仲良くしようっていうけどなかなかね。ただ旧軍ほどではないですけども。防衛大学校は陸海空一緒でやってますから。旧軍ほどではないんですけども、まぁこれから仲良くなるでしょう。
大:あーあの「あたご」の事件とかなんとかいろいろありますけど、一番最後にお聞きしたいのは防衛省のシステム、このシステム全体は、もう疲弊してるんですか。もっと石破さんの言うように新しくしなきゃいけないんですか、それともこのままでいいんですか。
神:まぁ疲弊でしょうねぇ。要するに現代にマッチしてないんですよ。
大:マッチしてない。
神:もう新しい世界情勢とか、国内情勢に全然対応してない。
大:全部ずれてる。
神:全部ずれてる。
===============================================================================
>>インチキなこと言って北朝鮮の脅威、怖い怖いっていうのを煽り過ぎちゃったから、ちょっと退けなくなっちゃった、アメリカは
なんか妄想が入ってるような悪寒。
>>持ってないっていう可能性のほうがはるかに大きい
なんか願望が入ってるような悪寒。
まぁね、なんたって今まで散々「北朝鮮の核問題はCIAの陰謀である!」と主張してきたお方ですからねぇ。
>>本当は、自衛官は定年が早いから、なんとか天下り先を確保したいと
「ほんとのこと」もなにも、そういう話は守屋前事務次官の汚職問題が表面化した時からマスコミで散々言われてるでせうに。大竹氏だって知らないはずはないと思いますがねぇ。しかも「ほんとのこと」とかもったいぶって言ってる割に、後になって「1/3の話でしかない」となんか尻すぼみ(笑)。
>>君たち軍事専門家じゃない
全ての自衛官が兵器の専門家というわけではありませんよ。ラジオ局の社員全員が放送機器の専門家というわけではないでしょ?>大竹氏
>>防衛費というのは、当時はGNP、国民総生産、それの1%。今はGDPの1%って、枠が決まってたわけですよ
そういう枠が決まっていたから、戦闘機も戦車もバンバン買えなかったんですけど・・・。
>>いま北朝鮮でしょう、大したことないわけですよ。お金なんかいらないんですよほんとは
あのー、なぜそこで中国や近年のロシアを無視されますか? 防衛白書くらいお読みになってますでしょ? まさか「軍事ジャーナリスト」を名乗るお方がお読みになってない、なんてことはありませんよね。
他のツッコミは皆さんご自由に(笑)。
【登場人物】
神:神浦元彰
大:大竹まこと
太:太田アナ(文化放送)
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大:さぁ、まぁいろんなことお聞きしなくちゃいけないんですけども、まず北朝鮮の問題、これちょっと手短でいいんですけども、北朝鮮、ほんとにあれ核持ってんですかあれ。
神:いや持ってないと思います。
太:え、持ってないんですか!?
神:いや持ってない、核実験も失敗ですね。要するに、100%出せる核実験、エネルギーを出せるのは、10%しか出てない、いや10%じゃない、1-2%しか出てないんです、エネルギーが。で地震なんかすごくちっちゃいわけですよ。ですから、あれは「核実験したぞ」っていう、要するに完全な核爆発じゃなくて、もっと微々たる爆発だったんですね。ですから、北朝鮮は核戦争やるために、核兵器を作ってるんじゃなくて、「核開発をやめるからカネくれ」って言うために、核を作ったんです。
大:あーただ・・・
神:だからいま、ちょうどいいんですよ。もうやめるやめる、っていってんだから。(ここはよく聞き取れず)
大:でもあれですよね、噂ですけど、核、あのー積める頭を、核弾頭を5個か6個は作ったんじゃないか。
神:いや、それをできるだけの量のプルトニウムを、出したと、言っていますけども、その数字もきちんとしたものじゃないし、今回の核申告の内容には含まれてない。
大:アメリカはそういうことを知ってて、テロ支援国家を解除したんですか、知らずに、核持ってるを前提にして解除したんですか。
神:やっぱりね、アメリカの狙いは、やっぱ少しでも少しでも、北朝鮮の固い壁を崩しておきたいというので、騙された振りをして、やってるという部分がひとつと、それからもうひとつはですね、さんざん今まで北朝鮮の核、いま大竹さんが仰ったように、核実験が成功したとか核を持ってるんじゃないか核弾道弾(よく聞き取れず)持ってるとか、そんなインチキなこと言って北朝鮮の脅威、怖い怖いっていうのを煽り過ぎちゃったから、ちょっと退けなくなっちゃった、アメリカは。
太:確かに、核は実際持ってないんだっていう、考え方もあるでしょうけども、持ってる可能性だって、まったくゼロでは、必ずしもないでしょう。
神:いや、ゼロではないけど、まー持ってるという可能性と持ってないという可能性がどっちが大きいかって言ったら、持ってないっていう可能性のほうがはるかに大きいです。
太:それで世界中が踊らされちゃってるわけですか?
大:そんな専門家が言ってるんだから。
太:工エエェェ(´д`)ェェエエ工
神:いや世の中ってそんなもんなんだから。さんざん我々今までさぁ、踊らされてきたから今まで、だからマスコミって言うのはそういうの、気を付けて見とかないと、もう北朝鮮の上手い手に掛かって、何度今まで・・・
大:なんかわかんないけどさぁ、あの核施設の爆破だってさぁ・・・
神:呆れるでしょ見てて・・・(このへんクロストークで聞き取れず)
大:古いトンネルを、古い施設を・・・(このへんクロストークで聞き取れず)
大:しかもあれでしょ、あの爆発の技術って、アメリカの技術だよねぇ。
神:いやまぁ爆弾仕掛けてねぇ。
大:爆弾仕掛けて下の方から下にストンと落としてやめる、っていうのはねぇ。
神:まーねぇ私にやれって言われても私でもできますけど(笑)。
大:私にもできると(笑)。
(一同笑)
大:そこはちょっとさておいてと、ニッポンの防衛の問題にちょっと・・・
神:防衛費ね。
大:防衛費の問題についてお話を伺いたいんですけども。まーあの、石破さんはこのあと、制服組と背広組を、両方をごちゃ混ぜにしてやっていきたいという意見が、総すかんに合ってます。現実的には。ただ、総すかんに合うのもわかるんですけど、今まで、軍事の日本の、例えば、武器の調達の仕方、商社が、僕の知ってる限りですよ、商社が200もあって、200いくつもあって山田洋行とか、いろんな商社があって、で40億で買える飛行機を、80億で買うという、ま戦車かなんか忘れたけど、とにかく倍掛けくらいの値段で買って。もしだって、普通に素人が考えたら、自衛隊ですよねぇ、ねぇ、軍事の頭は持ってるわけですよねぇ、で軍事の頭は持ってるところがですよ、で自分たちの欲しい武器を、調達するのが当たり前だと思うんですけど、なーんで間に200もの商社が入って、この商社がほとんど自衛隊に倍掛けで売ったりしてるんですか。
神:ほんとのこと言いますね今日は。ほんとのこと。ほんとのこと言うとですね、ま、表向きの、要するに商社が入ってくれた方が、いろんな事務の処理っていいますかね、それが簡単だし、まぁ防衛省にはそれだけの人材、人数が足りないし、で何か故障が起きたとか、それから部品が足りなくなったとかっていうのも、商社を通せばすぐできてくれるし、だから非常に便利がいいから、そのー商社を通すというのが、防衛省の言い分なんです。表向き。
大:本当は。
神:本当は、自衛官は定年が早いから、なんとか天下り先を確保したいと、その商社とかそういうところにね。だってそうでしょ、山田洋行だって、自衛隊とか防衛省から天下りを・・・
大:いや・・・だから200もの商社と取引してるの!?
神:ま、それも・・・そういうのもあると思いますね。
大:天下り先の確保のために?
神:いやそれはね、100%そういう意味じゃないですけれども、いま言った、最初に言った、例えば商社を通した方が事務が早くできると、人数が足りないから。それから早く部品が届くとかと、同じくらいに、三つに分けたらもうひとつの柱として、やはり天下りを、先を確保したいという。
大:だって軍事専門家だっていってて、君たち軍事専門家じゃない。いちばん速い戦闘機の・・・
神:いや商社のほうとしてもいろいろ情報欲しいわけですよ。次、陸上自衛隊はどんなミサイル買うのかなとか、海上自衛隊はどんな兵器欲しがってるのか。だからそういう人を天下りで引っぱってきて、自分たちで先にアメリカなりイギリスなり行って、メーカーと話を付けて、防衛省にカタログ持っていくわけですよ。
大:いや、じゃ・・・じゃもっと大きなこと言えば内部情報のリークじゃないそれ。
神:そうそうそうそう。
大:そうそうそうそうって(笑)。
太:あのー官僚と業者の癒着の構図って、防衛省以外にもいっぱいあるじゃないですか。それで防衛省のお話もたぶんそういうことがあるんだろうなぁと思うんですけども、だったら財政がこんなに厳しい世の中で、この4兆8千億円の予算削って、医療とか、そういった社会保障とか・・・
神:仰ってることはわかります。仰ってることはわかりますけど、それは今の防衛費がですね、どうしてできてるか、ってことがわかってなきゃ逆にね。今の防衛費というのは日本の防衛費というのはね、敵があるから、敵が攻めてくるからね、だから例えばソ連が攻めてくるとか北朝鮮が攻めてくるから、だからこれだけの金額でこういう兵器がいるっていって、そういうもので防衛費ができてないんですよ。もうね、40年くらい前から、40年くらい前ってのは三木総理大臣ですかね、あの時代から防衛費というのは、当時はGNP、国民総生産、それの1%。今はGDPの1%って、枠が決まってたわけですよ。だから昔は、ロシア、ソ連と攻めてくるってんで、バンバン飛行機作ったり、あー買ったりですね、それから戦車買ってたんだけど、いま北朝鮮でしょう、大したことないわけですよ。お金なんかいらないんですよほんとは。だけども、1%・・・
大:1%枠だから、1%GDPが上がれば、1%だけ必然的に伸びると。
神:うん、昔はすごかったですよ、20年30年前はね、「おおまた上がったまた上がったまた上がった」って、「ああーついにアメリカの次だよ、おい世界第2位になったぞ」って大騒ぎしたわけですよ。今ちょっと日本経済足踏み状態でいま5位に落ちてるけど、しかしまた経済が良くなれば、どんどん伸びて、日本は(聞き取れず)から、お金を。
大:まぁ先ほど始まる前にお話聞いたところによると、飛行機の、トイレの・・・?
神:あーもうこれは古い話ですけど、まぁ海上自衛隊が使ってるP-3Cっていう、潜水艦をやっつける飛行機があるんですね。
太:対潜哨戒機・・・
神:対潜哨戒機。で、それの、水洗トイレの蓋が、確か130万か140万ですね。もうそれを(聞き取れず)ないわけですよ。だから勝手に値段付けて、業者と癒着してるわけ。
大:だって、トイレの蓋でしょ!?
神:いまの(聞き取れず)ですよいまの。
大:いやだけどさ、農家の6割が100万いかないのにさ、トイレの蓋1枚さ、ね、商社が間に入ってさ、120万で買うってさ、どーいうことっていうかさ・・・
神:だって、ミサイル1発ぶっ放せばですよ、何百万何千万ですよ、そういう感覚に慣れちゃって、今日は30発撃ったとか40発撃ったとかね、演習に行って、そうなってくるともう、100万も・・・
大:いやだから逆の言い方するとね、防衛省は全部そういう購入の仕方してんのかっていう話ですよ。例えばね、はい仕入れる缶詰1個、ね、弁当1個、ね、そういうの全部そうでしょ、机1個、ね。
神:そういうものが、けっこう厳しいんです。
大:あ、そういうとこは厳しいんだ。
神:厳しいとこあんです。そういうところでないとこ、要するに甘いトコがある。そう言うトコに商社だとか、それからフィクサーといわれてる黒幕、防衛利権を狙う、そういうのが突っ込んでくるんです。
大:それでしかもそこに天下ってる、現場に天下ってるわけですよねぇ。
神:そうです。
大:それでしかも、陸海空って、あんまり仲良くないって噂ありますけども。
神:まぁ別にねえ、仲良くする理由って今まではなかったですけども、までもこれからは仲良くしなきゃ行けない。
大:これだって、これからは仲良くしないことにはだって・・・
神:統幕、あのー統合作戦やりますからね。だから仲良くしようっていうけどなかなかね。ただ旧軍ほどではないですけども。防衛大学校は陸海空一緒でやってますから。旧軍ほどではないんですけども、まぁこれから仲良くなるでしょう。
大:あーあの「あたご」の事件とかなんとかいろいろありますけど、一番最後にお聞きしたいのは防衛省のシステム、このシステム全体は、もう疲弊してるんですか。もっと石破さんの言うように新しくしなきゃいけないんですか、それともこのままでいいんですか。
神:まぁ疲弊でしょうねぇ。要するに現代にマッチしてないんですよ。
大:マッチしてない。
神:もう新しい世界情勢とか、国内情勢に全然対応してない。
大:全部ずれてる。
神:全部ずれてる。
===============================================================================
>>インチキなこと言って北朝鮮の脅威、怖い怖いっていうのを煽り過ぎちゃったから、ちょっと退けなくなっちゃった、アメリカは
なんか妄想が入ってるような悪寒。
>>持ってないっていう可能性のほうがはるかに大きい
なんか願望が入ってるような悪寒。
まぁね、なんたって今まで散々「北朝鮮の核問題はCIAの陰謀である!」と主張してきたお方ですからねぇ。
>>本当は、自衛官は定年が早いから、なんとか天下り先を確保したいと
「ほんとのこと」もなにも、そういう話は守屋前事務次官の汚職問題が表面化した時からマスコミで散々言われてるでせうに。大竹氏だって知らないはずはないと思いますがねぇ。しかも「ほんとのこと」とかもったいぶって言ってる割に、後になって「1/3の話でしかない」となんか尻すぼみ(笑)。
>>君たち軍事専門家じゃない
全ての自衛官が兵器の専門家というわけではありませんよ。ラジオ局の社員全員が放送機器の専門家というわけではないでしょ?>大竹氏
>>防衛費というのは、当時はGNP、国民総生産、それの1%。今はGDPの1%って、枠が決まってたわけですよ
そういう枠が決まっていたから、戦闘機も戦車もバンバン買えなかったんですけど・・・。
>>いま北朝鮮でしょう、大したことないわけですよ。お金なんかいらないんですよほんとは
あのー、なぜそこで中国や近年のロシアを無視されますか? 防衛白書くらいお読みになってますでしょ? まさか「軍事ジャーナリスト」を名乗るお方がお読みになってない、なんてことはありませんよね。
他のツッコミは皆さんご自由に(笑)。
このラジオ番組で扱われる政治ネタは、せいぜいゲンダイやフジのレベルであることがほとんどなんですが(なんせ番組内で「週刊実話」の内容紹介とかやってるくらいですし)、世間にはそういうのを真に受ける人が少なくないのが困りモンなんですよね。(~。~;)