KWATのblog三号二型

オレに模型を作る時間をくれぇ~っ!

産経から拾ったちうごくネタとか

2008-03-12 15:42:40 | 中朝韓露
 よく見ろ日本人、これが外交だ。

「ガス田問題「裁判なら日本勝つ」 中国高官が不利認める」政治も‐外交ニュース:イザ!
2008.3.12 05:31

 共同開発の対象海域などをめぐり日中両国の主張が対立する東シナ海ガス田問題に関する日中協議で、日本側が国際裁判所に結論を委ねることを提案したのに対し、中国政府高官が「裁判に訴えたら日本が勝つだろう」と指摘し、国際法上は日本の主張の方に理があることを事実上認めていたことが11日、分かった。その上で高官は「(裁判で)日本に負けるわけにはいかない」と述べ、国際裁判手続きに入ることは強く拒否したという。

 この問題では、昨年末の福田康夫首相の訪中時に胡錦濤国家主席の訪日までの解決を目指すことで合意したが、その後、日中協議は膠着(こうちゃく)状態に陥っている。中国側が日本側主張の正当性を一定程度認識していることが判明したことで、決着を急いだ安易な妥協はますます許されなくなった

 東シナ海の日中境界線については、日本側は日中の海岸線から等距離にある「中間線」を、中国側は沖縄諸島のすぐ西側にまで広がる大陸棚の東端「沖縄トラフ」をそれぞれ主張している。議論は日中協議が始まった平成16年以来、次官級、局長級の各協議を通じ平行線をたどったままだ。

 18年から19年にかけての協議で、日本側は「中国の言う大陸棚境界論は30年前の理論だ。(日本に対し強硬的な)中国国内世論が納得する形で協議を妥結させるためにも、国際裁判所の勧告を受けたらどうか」などと、国際司法裁判所や国際海洋法裁判所の審判を仰ぐことを繰り返し提案してきた。国際裁判の手続きには、紛争当事国間の合意が必要だからだ。

 これに対し中国政府高官の一人は協議の場で、「国際法はヨーロッパでできたものだから、裁判に訴えたら(同じ自由主義社会の)日本が勝つだろう」と中国側の不利を認めた。また、その上で「相手がベトナムならばいいが、(裁判で)日本に負けるわけにはいかない」と強調したという。

 中国はベトナムとの間にも、天然ガス資源が有望視される南シナ海のスプラトリー(中国名・南沙)諸島、パラセル(同・西沙)諸島などの領有権問題を抱えており、実際には全く譲歩する構えは見せていない。高官の発言は、歴史問題が存在し、東アジア地域の主導権を争う大国同士である日本に対しては、ベトナムに対する以上に固い姿勢で臨む考えを示したものとみられる。

 国家間の境界画定をめぐる国際裁判の判例は、1960年代までは中国が主張するような大陸棚の自然延長論を採用した例もあった。だが、80年代からは、両国の海岸線から等距離に暫定的な中間線を引き、双方の海岸線の長さなどを考慮して一部修正する「等距離原則」が定着している

 ■国際司法裁判所と国際海洋法裁判所 国際司法裁判所(ICJ)は国連憲章に基づき1945年に設立され、所在地はオランダ・ハーグ。国家間の紛争を国際法による公平な裁判で解決することで、国際社会の平和と安全を維持することを目的とする。国際海洋法裁判所(ITLOS)は国連海洋法条約に基づき96年に設立され、所在地はドイツ・ハンブルク。同条約の解釈・適用に関する紛争の解決を目的としている。

 自らの不利を認識しているからこそ、そのような場に出ることを徹底的に拒否する。当たり前といえば当たり前ですが、これを協議の場で臆面もなく主張できるのはさすが中国といったところでせう。ここでベトナムを引き合いに出すこともなかろうに、とも思いますが、それも『中華思想』の現れなんでせうかね。こういう中国の対日外交姿勢は、“千年属国”たる隣の半島国もしっかりと取り入れてるのが頭痛の種ですな。

 そしてこれをはね返して我が国の主張を押し通すことができる外相や外交官がいないのが、日本にとって最大の不幸。なにしろ首相が「相手の嫌がることはしない」を外交上のモットーとするフフン♪ですから、もし“主張する外交官”がいたところで後ろ盾がないに等しいわけで、やりにくいことこの上ないでせうね。

 フフン♪が首相になってたった半年なのに、この閉塞感はいったい何なんだろー。orz

 以下おまけ。

中国海軍高官が太平洋の米中分割管理“提案” 米司令官明かす - MSN産経ニュース
2008.3.12 13:19

 米太平洋軍のキーティング司令官(海軍大将)は11日の上院軍事委員会公聴会で、昨年5月に司令官として初めて中国を訪れ中国海軍高官と会談した際、太平洋を分割し米国がハワイ以東を、中国が同以西の海域を管理してはどうかと中国側から“提案”されたことを明らかにした。

 司令官は「面白半分の冗談」と断りつつ、こうした“提案”は「中国人民解放軍が抱いているかもしれない戦略構想」の一端を示しているとも指摘。中国は「明らかに自国の影響力が及ぶ範囲を拡大したいと考えている」と証言した。

 具体的には、中国はその気になれば「中国から1000-2000キロ以内(の海域)で他国軍の行動を制約する」海軍力を整備できるなどと指摘した。(共同)

 これ、昨年5月時点でも洩れ伝わってきましたけど、やぱしホントのことだったんですね。やはり恐れるべきは中国の「一世紀遅れた覇権主義」なのではないかと。

 最後にスポーツの話題?

「「大気汚染は改善」マラソン選手不出場で中国」世界から‐中国・台湾ニュース:イザ!
03/11 21:27更新

 中国外務省の秦剛副報道局長は11日の定例記者会見で、男子マラソンの世界記録を持つエチオピアの選手が大気汚染を理由に北京五輪のマラソン出場を控える考えを示したことについて「北京の大気汚染は明確に改善している。世界各国のアスリートが北京に来ることを歓迎する」と述べ、五輪開催中の環境に問題はないと強調した。

 秦副局長は、五輪開催のために大気汚染物質の排出を削減するなどの措置を決めたと指摘し「期間中の大気の質は国際的な基準に達すると信じている。五輪に清潔で美しい環境を提供する」と述べた。

 男子マラソンの世界記録保持者、ハイレ・ゲブレシラシエ選手は10日、北京五輪のマラソンに出場しない考えを明らかにした。(共同)

 信じるだけならサルでもできます罠。しかも2週間前にはこんな話もありましたし。

「『大気改善』は観測点を移したせい? 北京市は否定」世界から‐中国・台湾ニュース:イザ!
02/28 10:06

 五輪を控え、北京市が改善を強調している大気汚染について、米国の専門家が「市は観測点を汚染が少ないところに差し替えている」と指摘する調査結果を米紙ワシントン・ポストなどを通じて公表。北京市環境保護局は27日、記者会見し「誤解と曲解に基づくもの」(杜少中副局長)と否定に躍起になっている。

 調査したのは1年以上北京に滞在したという米国の環境団体研究員のスティーブン・アンドルーズ氏。調査によると、市は一昨年のある時期から汚染のひどい場所にある2カ所の観測データの採用をやめ、汚染の少ない場所のデータに変更した

 北京市は汚染物質の量が一定基準を下回った日を「青空」とし「1998年は100日だったが、昨年は246日に増えた」などと大気汚染改善をアピール。しかし、アンドルーズ氏は「観測点の差し替えがなければ、とても達成できない数字だ」と断定した。

 市環境保護局の杜副局長は「(差し替えの)事実はない。五輪期間中の大気は国の基準や世界保健機関(WHO)の指標を満たす。懸念はない」と反論した。(共同)

 真相はどうであれ、「さもありなん」と思ってしまうのはいけないことなんでせうか?(゜∀゜)


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4 コメント

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Unknown (みほり)
2008-03-13 13:31:59
 ここまで見え見えの帝国主義国家なのに、どうして「中国の良心」なんてふざけた物を信じてしまうアフォが多いんでせうねぇ?>日本
 そんなにバカ・・・いや、お人好しが多いんでせうか?(爆)
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お人好しというより (KWAT)
2008-03-13 23:08:59
 何も考えてない、てゆーか戦後教育の賜で「国について、国防について」考えることができなくなってしまっているのではないかと。(~。~;)ウウム
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真に平和を欲するなら先ず軍事を知れ (F-4EJ改)
2008-03-16 16:54:05
戦後のサヨ狂育がまさに功を奏してますからorz

この狂育を信奉している連中の始末に終えないところは、「現実と自分の正義が食い違った時は、自分の正義が優先する。」と言う点でありませうw

で、アッチで噛み付くような方々は他人の言うことすら聞き入れないw

困ったものですw
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今ふと思ったのですが (KWAT)
2008-03-17 11:42:16
 「国なんていらない、国境なんてなくなってしまえ!」とお考えになっておられる方々は、手始めにまずご自分がお住まいになっておられる市の境をなくす運動から、お始めになってみてはいかがでせう。身近なことからこつこつと。市境をなくし、県境をなくして日本国が文字通りひとつになって初めて、国境をなくす意味が出てくるのではないかと。

 そういう方々は「行政」というものについて、如何なる考えをお持ちでいらっしゃるのでせう。地球上のあらゆる国境がなくなってひとつになったとして、それを統べるべき「世界大統領」(仮)はどのようにして選ばれ、その人物はどのようにして地球を治めていけばよろしいのでせう。

 できるもんならやってみやがれ、ですがね。m9(^Д^)プギャー!
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