今日のお楽しみ。

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1982年映画 「疑惑」

2023-01-31 23:59:00 | 日記
鯛焼きのあんこ、頭の先から尻尾までぎっしりつまってます。って感じの濃密な映画を観てしまった。wowowで。wowowは良い邦画をバンバン見せてくれるね。先日の三国連太郎の「未完の対局」といい。なんか宣伝になってるかな。

松本清張原作&脚色のミステリー。
何が凄いって、岩下志麻が弁護士ってこと!あの極妻、もしくは上流階級の奥様、そしてメナード化粧品のCMしか知らなかった(岩下志麻はブランドみたいなもので、上品な役どころしか演じないと思ってた。極妻も気の強さに上品がある)ので、軽くショックを受けた。小津映画で普通のお嬢さんやってる時もちょっとショックだったけど。それはまだ、ブランド化してなかったからかもしれん。
とにかく、敏腕弁護士役なのだ。キリッとした口調で検察側に切り込んでいく。けど、どこかお色気が漂っているのだ。今どきの演技派女優ならまずしないような仕草、脇の下から二の腕を上げて壁にもたれるとか、フワッとした髪型に手をやるとか、ちょっと懐かしいエロチックな腰の動きを法廷でも接見してる時もチラチラ見せていたような気がする。それは岩下志麻独特の昭和の色気なのだろうと思う。それとも、弁護している容疑者が桃井かおりなので、そうなるのか?
桃井かおりは、やっぱり独特の桃井かおり節(懐かしい)。保険金殺人を疑われる毒婦役なのだが、陽気でヤンチャな性格で彼女らしく演じていて、ハマってるが意外性はない。ただ、ラストは、ちょっとゾクッとさせるね。

役柄的には賢くそして厳しく生きる弁護士岩下志麻vs今が楽しけりゃ殺人でもなんでもやってのける毒婦桃井かおり。でも、どちらも、上品な色気と陽気な色気で魅了される。最後までたっぷり堪能できる映画。
若き日の新聞記者役の柄本明が、柄本2世にソックリ。
って、前半見逃してるんだけど。

藤野可織著「青木きららのちょっとした冒険」

2023-01-28 17:56:26 | 日記
この本を読むと、またこの社会で女性であることへの絶望がふつふつと再燃してくる。
藤野さんはそれを狙って書いている。
昨年11月に発刊された新刊本。割と早く予約したのか、一月中旬には図書館から回ってきた。
最初は、とてもつまらなく感じて、私には、ポップ(装丁も)でファンタジーすぎたのか、なんのこっちゃ?な内容。ところが、3話目ぐらいから、上野千鶴子氏のフェミニズムを小説として書き上げたんじゃないのかこれは!とそんな感じを強く受けた。
「夫が戦うことなく得るものを、自分は戦わないと得られないというのはどうにも納得できないことだった。」
また「愛情」ではこんな記述も
「ここは愛情が制度の肩代わりをすることがないよう整備された社会だけど、(略)べつに愛情を抱くのは悪いことじゃない。人は助けあって生きていくのだし。ただ、愛情は人質に取られる危険があるから気をつけなければならないというだけで…」「仕事に結びつかない趣味、たとえば恋愛みたいなものは彼女にとって用無しだ。(略)彼女ほど人を愛さない人をきららは知らない。すごくかっこいい、ときららは思う」などなど。現状の鬱憤に切り込みを入れる鋭い描写が続く。
また、この現代に住む人々は徐々に管理されていき、それを良しとする人、しない人、なにを選んで生きていくか?大きなテーマもはらんでいる。
とにかく、最初こそなんだかなだったがしだいに、怒りや同意をビシバシ感じなら興味深く読み進めた。
全9話だが、全編に青木きららが登場。人気芸能人であったり、カメラマンだったり、男の子だったり、少女だったり、おばさんだったりするのも粋な設定。
まあ、私のことだから女性問題がテーマだから、図書館で予約したんだろう。

「ブラッシュアップライフ」日曜夜バカリズムのドラマ

2023-01-22 23:52:00 | 日記
何回も人生やり直すのかあ。そういう話か。
ところで、主人公の子役、福ちゃんじゃない?!「拾われた男」の大賀と沙莉の子供役の子。あの子だよ、絶対。めっちゃ売れっ子だね。いいね、笑わないのが。今、福子(なんてお名前なのかな。)の個性が世の中に求められているのだね。そして、上手に複雑な役どころ演じてるもんね。あの歳にして。立派。今、みんなの感想読んできたら、永尾柚乃ちゃんって呼ばれてました。

そして今日の見どころ

黒木華。サイコー!
安藤サクラから、黒木の彼氏が、妻子持ちだときかされて、ブチギレ!普通のおとなしめの30代前半女子か、と見せかけて、いきなり、男に電話してブチギレ。カッコよかった〜。これがホントのワタシサバサバしてるからでしょ。

それにしてもおんなじ家族に生まれ変わって友達もおんなじメンツなんだね。
もしそんなことがおこるなら、私はもうちょい皆さんに感謝しておくべきだったな、と還暦間近で若干反省をうながされておりまする。


「ワタシってサバサバしてるから」#8

2023-01-21 23:09:00 | 日記
略して「ワタサバ」、これはやっぱり言わねばならぬ。
とても面白い🤣毎回、面白い。毎回、アドリブで盛りあがる?!どこからどこまでがアドリブか気になって、話が入ってこない。っつうか、入ってこなくても問題なし!って主演丸山礼(網浜奈美)の超ポジティブが移ってしまうね^_^

「拾われた男」が終わって、しばらくロス期をすごしたが、ここに来て「ワタサバ」が待っていた!そんな感じだ。うれしい^_^ 第1週目は、なんだかわざとらしいタイトルだな、とちょい敬遠していたが、素直に観とくべきだった。反省m(_ _)m

で、丸山令の顔面圧!体格、動き、すべてロバート秋山に寄せて行ってる網浜奈美なのに、#8では、おとなしくて暗いけど、誠実な同僚に告白されてしまう!
このシーンがアドリブの嵐。と思われる。あの俳優は本多力さんかな。そこらじゅうの小道具を使ってまるでコント、モノボケで奈美にアドリブ仕掛けてくる。奈美も大変だあ。上手く返してる。

そして、良いのが毎回ラストに出てくる、あと○日のカウントダウン。
8回目のラストでは「終わったなと思った皆さんが網浜奈美を好きになるまであと、12日」とクレジットされた。ホントにサバサバしてると自分から言いだす恥知らずのはた迷惑な女をどうやったら好きになれるのか?期待値が上がるではないか。いや、もうどこまでもポジティブな網浜奈美の虜になってきてるけどね。(だから、気弱な同僚も告ったのだけど。)大概なネガティブな状況をおどす、すねる、勘違いするで、乗り切ってきてる網浜は、ホント、アドラーの嫌われる勇気を超えてくる凄みがあるからね。まあ、マンガ原作をさらにポジティブに演出してるようだけど。読んでないけど。
とにかくあと、12日間は楽しめるのだ。やったー♪

大石静脚本「星降る夜に」&「ブラッシュアップライフ」

2023-01-17 22:58:00 | 日記
久しぶりに大石静さまの脚本だあ。
吉高由里子に当て書きだね。ハマってるし、母親役の岸本加世子にクマのぬいぐるみの目に似てる、黒豆みたいっていわれる。笑。可愛いやん。でも、あとで美人女医とかいっぱいフォローしてたけど。
一話は爽やかなラブストーリーだったけど、大石さまの脚本は、いつも展開がとっぴだからなあ。楽しみ。

バカリズム氏脚本の「ブラッシュアップライフ」も興味深い。
人生を生きるの2回目って発想、ありがちなのに新鮮!。ディテールにあるあるが詰まってるからだろうな。
成人式を終えた安藤さくらと仲間は、振り袖から洋服に着替えてカラオケにみんなで来てるのだけど、ヘアセットだけはかんざし飾りもそのままってのが、とっても庶民^_^。すぐ崩すの勿体無いもんね。しかもその時のカラオケで、オレ歌手になろうかな?という男子に本音を言う妄想シーンも面白かった。