ブログ CRAFT

中小製造業経営に必要な各種の経営情報・技術情報・周辺情報についての研究 (久留米・筑後地区)

大連研修会3日目

2006-11-27 07:46:58 | 例会案内、例会報告    
記入者:東洋硬化.小野


11月25日。大連研修会3日目です。

24日よりさらに早く、8時15分スタート。

今回の研修会で唯一のアルミ鋳物・アルミダイキャスト業者さんを見学します。


(大連興达圧鋳有限公司です。今回の見学先の中で唯一、写真不可でした。建屋写真
でお茶濁し)

ダイキャストのことを「圧鋳」というのだそうです。勉強になりました。

「CRAFT」メンバーには鋳物関係企業がいません。早く入会者を募りたいもの
です。


午前中もう1社見学。


(台湾資本の木工機械製作メーカー「大連昌佑機械設備有限公司」)

タイトなスケジュールの中、息抜きできるのが昼食時です。


(写真右下のマーボ豆腐、迂闊に口にすると火噴きます。超激辛。メンバーの
「ウメダ」さん、口にした後、盛んに発汗していました。基本的に寒い土地の
食べ物です)


(食事を終え、店の外に出ると筋向かいに「狗肉」レストランが。これ「犬肉」
です)


午後一番は、大連に立地している日系大手金型部品メーカーの協力企業の見学です。

「大連三合盛機械設備製造有限公司」です。機械加工をはじめてから、まだ2年なん
だとか。でも、従業員の錬度は、今回の見学した各社の中ではもっとも高い印象でし
た。


(機械ごとの間隔がこれだけ広いのに先方の工程師がおっしゃるには「狭くて事業
展開に支障をきたし始めているので、移転・増床を検討している」とのこと)

冗談ではありません。機械配置をもっときちんと行なえば、現在の倍は機械が座る
はずです。

今回の研修会を通して感じたのは、中国人は土地を、広々と贅沢すぎる使い方をして
いる、ということ。

僕等日本人から見ると、まだまだナンボでも余裕がある状態でも、狭いから移転の必
要がある、と度々耳にしました。

土地も建物も安く手に入るので、余計に移転したくなるのでしょうが、「あんたら
いい加減にしなさい!」と申し述べたくなる気持ちを我慢するのに苦労するほど。


(作業者の機敏で無駄の少ない動きに、気持ちよさを感じました)


(事務所棟です。見上げているのは「ウメダ」さん)

研修の最後にめっき業者を訪問です。

訪問した業者は、「大連豪芝表面処理有限公司」です。


(大きな古い建屋で巨大なパイプにグリッドブラストをしていました)


(馬鹿デカいブラスト装置。中国の方々は、とにかく大きなもの好き)

さらに、「大連精盈金属表面処理有限公司」という、ご近所のめっき業者に案内して
もらいました。


(ここも、「大連豪芝表面処理有限公司」と同じく、酸洗い用の塩酸槽、露天です)

ウーム。コメント不可というか、コメント不能とでも言うか。



(亜鉛めっきなどに混じって大物用の錫めっきをやってました)


(アルカリ黒染処理)


(硬質クロムめっき浴です)

コメント手控え。


(この手のピストンロッドが多かったです)


(その隣では、ニッケルめっき浴を明け替え処理していました。浴種はワット浴)


これで見学予定は全て終了です。



(夕食は、餃子専門店でした。コウリャン皮餃子(この写真の一番上に見える黒っ
ぽいやつ)が美味かったです)




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大連研修会2日目 | トップ | 大連研修会4日目 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

例会案内、例会報告    」カテゴリの最新記事