https://www.youtube.com/watch?v=YCyJj4htcwI&x-yt-ts=1421914688&x-yt-cl=84503534
名残りつきない 果てしない
別れ出船の 銅鑼(かね)が鳴る
思いなおして あきらめて
夢は汐路に 捨てて行く
さよならよの 一言は
男なりゃこそ 強く言う
肩を叩いて にっこりと
泣くのじゃないよは 胸の内
希望(のぞみ)遥かな 波の背に
誓う心も 君ゆえさ
せめて時節の 来るまでは
故郷(くに)で便りを 待つが良い
(別れ船 歌:田端義夫 作詞:清水みのる 作曲:倉若晴生)
冬の寒さも体にようやく慣れた今日この頃。
いつ雨になってもおかしくない程に街並みや山肌と空の境が判らないくらいに
どんよりと曇ったいつもの道。
鬱陶しい景色も今日は心が和むような気になる。
2年と5か月付き合った彼女とも後数日でお別れさ。
思えば楽しいことばかりだった。
自分には釣合の取れない高嶺の花だった。
出会ってまだ間もない頃、ゲリラ豪雨でパニック状態になった時は慌てたな。
ステアリングを握ったままの俺には何もすることが出来なかったけど、
まだ新車だった君のお陰で大事無くやり過ごせたのも感謝してるんだぜ。
それも今となってはただ懐かしい思い出だけどな。
また同じころ中心部にはなかったのに気づかずバンパーのセンサーを過信しすぎてフェンスにぶつけたり、
レカロ装着時の結線ミスでバッテリーを上げてしまったのも貴重な経験になったよ。
今までに乗ったどの車よりもよく走り燃費も優れた文武両道の才媛は
俺には勿体ないくらい出来過ぎた彼女だったよな。
まだまだこれから旬を迎える君と別れるのはそちらに何の落ち度もなく
単なる男の我儘と許してくれ。
そんな魅力的な君だからきっとすぐに次の相手も見つかるだろう。
精々そいつに可愛がってもらいなよ。
今日は曇りのままこのまま何とか持ちそうだとラジオの天気予報が言っている。
よしっ最後に全身を綺麗にしてやろうか。
今更恥ずかしがらなくてもいいじゃないか。
頭のてっぺんから足のつま先までどこも全て知り尽くしている俺だから、
縁石で乗り上げた時の顎の下とほっぺの擦り傷は特に入念に洗ってあげるさ。
飛び石で二回も交換したフロントガラスもガ○コまで掛けてあげるし、
最後に全身ガラスコーティングまで済ませればもう完璧だろ?
街に出れば誰もが振り返るくらいに引っ張りだこだぜこりゃきっと。
もう7万キロ過ぎた積算計も別れるその日には500キロプラスくらいにはなってるだろう。
その日までは俺に優しくしてくれだなんて身勝手は口が裂けても言うはずないさ。
黙ってただじっとその時が来るのを待っていてくれるだけでいい。
俺の方はとにかく大切に扱うだけさ。
コブつきでは何かと不自由だろう。
レカロの面倒は俺が責任を持って育てるから安心してくれ。
「今まで本当に有難う。」
お前にかける言葉はただこの一言、これだけしかない。
冒頭は若隠居さん、settaiさん、はげおやじさん、大雪さん、もみまんさん世代用の曲調で、
俺やオジジさん、かたつむりさん、一年生さんならこれくらいがピッタリではないのかね。
https://www.youtube.com/watch?v=he1Q1yrTyq8
大事な話があるんだ 本など読まずに今聞いてくれ
僕たち何年付き合ったろうか 最初に出逢った場所もここだね
勘の鋭い君だから 何を話すか判っているね
傷つけあって生きるより なぐさめあって別れよう
だからバイバイラブ 外は白い雪の夜
バイバイラブ 外は白い雪の夜
あなたが電話でこの店の名を 教えた時から判っていたの
今夜で別れと知っていながら シャワーを浴びたの哀しいでしょう
サヨナラの文字を作るのに 煙草を何本並べればいい
せめて最後の一本を あなた喫うまでいさせてね
だけどバイバイラブ 外は白い雪の夜
バイバイラブ 外は白い雪の夜
客さえまばらなテーブルの椅子 昔はあんなに賑わったのに
僕たち知らない人から見れば 仲の良い恋人みたいじゃないか
女はいつも二通りさ 男を縛る強い女と
男にすがる弱虫と 君は両方だったね
だけどバイバイマイラブ 外は白い雪の夜
バイバイラブ 外は白い雪の夜
あなたの瞳に私が映る 涙で汚れてひどい顔でしょう
最後の最後の化粧をするから 私を綺麗な思い出にして
席を立つのはあなたから 後姿を見たいから
いつもあなたの影を踏み 歩いた癖が直らない
だけどバイバイマイラブ 外は白い雪の夜
バイバイラブ 外は白い雪の夜
バイバイラブ そして誰もいなくなった・・・。
(外は白い雪の夜 歌:吉田拓郎 作詞:松本隆 作曲:吉田拓郎)
※このシリーズもう十分しつこいが後少しで多分終わることになるだろう