黒屋堂

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きょうのがんだむ(だいにき・じゅうににちめ)

2009年01月04日 02時25分18秒 | パトリック・コーラサワー
#12宇宙で待ってる

お互いのことを知ってしまった沙慈とルイス。二人の心のなかには、かつてルイスが沙慈に言った「宇宙に行って、夢を叶えて」という言葉が響き渡る。
二人は確かに宇宙で再会した。ただし、敵同士として。

お互いを呼び合う沙慈とルイスの叫びも虚しく、刹那はルイス機を振り切る。
トランザムを起動させたダブルオーライザーは、立ちふさがるブリングのガラッゾをスピード、パワーの両面で圧倒し、一瞬のうちに撃破する。機体を破棄し脱出するブリング。

止む事のない敵の増援に苦戦を強いられるティエリア。
ロックオンはコーラサワーのジンクスが振るうビームサーベルを、ケルヴィムのビームピストルで受け止めるが、コーラサワーは小惑星に隠れていた僚機と連携し無防備なケルヴィムを攻撃させる。絶体絶命のロックオン。そのとき、遠方からの攻撃がジンクス2機を撃ち抜く。ロックオンもその隙をついてコーラサワーを退けるが、自身も正体不明の援護射撃に戸惑う。
謎の攻撃は次々とアロウズを襲う。スメラギは、その正体がダブルオーライザーであることを確認する。
再び敵の声を聞きつけた刹那は、メガランチャーの一撃を放とうとするリヴァイブのガデッサに攻撃を仕掛ける。リヴァイブはメガランチャーでダブルオーを焼き尽くさんとするが、刹那はダブルオーの機動力でそれを振り切り、接近戦に持ち込む。ビームサーベルで反撃に応じるリヴァイブは、ダブルオーの胸を貫いた・・・いや、貫いた筈だった。しかしその攻撃はダブルオーにはなぜか効いておらず、反撃でランチャーを破壊されてしまう。再び斬りかかるリヴァイブだが、ダブルオーにはやはり効かず、逆に機体を一刀両断され、脱出を余儀なくされる。
トランザムの限界時間を終えたダブルオー。沙慈はオーライザーを分離させ、刹那の制止も聞かずにルイスのもとへ向かおうとするが、エネルギーを使い果たしたオーライザーは停止してしまう。

リヴァイブを通して一部始終を見ていたリボンズは、ダブルオーが機体そのものを量子化させたことに驚愕する。動揺した彼は、様子を尋ねる留美を殴り「意地汚い小娘」と罵倒する。その様を見て笑みを浮かべるリジェネ。

ガデッサ・ガラッゾの二機を失ったアロウズは撤退していく。刹那が10機近くの敵を撃墜した事に驚くクルーたちだったが、スメラギは冷静に、目的である衛星兵器の破壊のための行動を再開させる。
輸送艇の護衛任務を終えたアレルヤから母の無事を知ったミレイナは、喜び艦の補修作業へと向かう。

アロウズにルイスがいることを知った沙慈は、彼女のもとへ向かおうと、停止したオーライザーを必死で動かそうとする。
一方のルイスはCBに沙慈がいたこと、そして4年前に彼の隣人だった刹那がCBのメンバーであるという事実から、4年前の時点で沙慈はCBに協力していたのだと誤解してしまう。

負傷したイアンだったが命に別状はなかった。

落ち込む沙慈の姿を見た刹那は、彼に話しかける。敵のなかにルイスがいたことを話す沙慈。なぜ彼女が、と問う刹那に対し、沙慈はルイスの両親がガンダムに殺されたからだ、と彼を責め立てる。
どうしてこんな事に・・・と苦悩する沙慈にかつての自分を重ね合わせた刹那は、彼に戦ってルイスを取り戻せと説得する。しかし刹那の言葉を詭弁と取った沙慈は激昂し、彼を殴り倒す。そして自分はお前たちとは違う、人殺しなど出来ないと吐き捨て、その場を立ち去る。
一部始終を聞いていたロックオンは、戦いについては自分で引き受けるつもりなのにその事を言おうとしない刹那を不器用だと言う。過去の罪滅ぼしなのかと問うロックオンに対し、刹那は過去ではなく未来の為だと答える。

独りになった沙慈は、過去にルイスから送られてきたメールを読み返し、悲しみで崩れ落ちる。
ルイスは戦死したバラックのロッカーが片付けられていくのを見ていた。ガンダムに殺された上官、ガンダムに殺された両親・・・ガンダムは彼女から多くのものを奪っていく。
アンドレイに呼びかけられ我にかえるルイス。アンドレイは戦闘中に敵の声が聞こえた事を告げ、敵の中に彼女と親しい者がいたのではないかと問う。しかしルイスはそれを頑なに否定し、CBへの憎しみを吐露する。アンドレイはそんな彼女の腕を掴み、彼女にアロウズにいるべきではないと告げるが、ルイスは義手で彼の腕を掴み返すと、突き放すような態度でその場を立ち去った。

ダブルオーに大敗したことで苦汁を味わうリヴァイブ。リボンズがその性能さえ教えていてくれればと憤慨するが、リボンズからの脳量子波による通信で、ダブルオーの奪取任務を指示される。自分たちに加えてヒリング、ディヴァインの2名まで投入する大掛かりな作戦に、リボンズもまたダブルオーの性能を知らなかったのかと推察する。

アロウズはメメントモリでリチエラ王国の軍事基地にも攻撃を仕掛ける。周辺の難民まで巻き込む非道に、クラウスらカタロンのメンバーは憤怒する。
その話を聞いていたマリナは、すやすやと眠る子どもたちを見守りながら、自分たちの国が消えていく事を悲しんでいた。

アロウズによるスイール攻撃の実態を目撃したセルゲイだったが、連邦大統領の特命によって緘口令を敷かれてしまう。
アロウズの酷すぎるやり方と連邦の非常な決定に、セルゲイは憤りを感じていた。

メメントモリ第2射の情報を知ったスメラギは、艦の補修を終え次第破壊に向かうことを決める。それを知った沙慈は、この宙域を離れたらルイスに会えなくなると考え、ハロに頼みごとをする。

4機のガンダムの補修が続いていた。ロックオンは、カタロンの仲間たちは無事なのかと不安げな面持ちを見せる。

宇宙服を着て部屋を出る沙慈を見かけたマリーは、どこへ行くのかと尋ねる。頼まれた事があると誤魔化す沙慈に、彼女は不安を覚える。

ルイスに会う為オーライザーに乗り込む沙慈。自分たちは戦争を行うCBやアロウズとは関係ない、かつての日々を取り戻すのだと4年前の彼女と過ごした日々を思い出すが、次の瞬間には自分が原因で引き起こされたカタロンの惨劇を思い出し、脱走を躊躇う。ルイスに会う事を切望するも、無責任に振舞うことができず、ついに脱走を断念する。

一方のルイスは、沙慈との日々を記録した画像データを全て削除し、彼との決別を心に決める。

カタロンの宇宙艦隊はメメントモリ破壊に向け進軍していた。ミサイル攻撃を行おうとする彼らだったが、メメントモリは砲身を宇宙側に向け、第2艦隊を焼き払う。


・CBやカタロンの行動で親しい人を失った人は沢山いる。一方でアロウズも反乱分子は宇宙からのレーザーで灰にするし、関係ない人を巻き込もうが知ったこっちゃない。
どっちも正義とは程遠い行為。
じゃあどうするよ?どうやって戦争終わらすよ?終わらした後、人々に残った傷は誰がどう癒すよ?
というあたりに、ツインドライヴシステムの謎現象が絡んでくるのかなあ。

・緘口令や情報規制の話ってのは、僕らの世界でも実際にあり得るよね。捕虜に暴行を加えるだとかそんなん。
ああやって都合悪いから隠されてる情報とか、敵国のナマの声なんかが世の中にどんどん流出してくれれば、戦争まずいんじゃね?っていう共通認識が出来て世の中もうちょいマシになるだろう・・・というのがツインドライヴという設定(そしてこのアニメの根幹)に込められてるメッセージかなあ・・・と予想する。


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