黒屋堂

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きょうのがんだむ(だいにき・にじゅういちにちめ)

2009年03月15日 04時24分39秒 | パトリック・コーラサワー
#21 革新の扉

沙慈は刹那に、アニューを撃ったことについて、他に方法はなかったのかと問う。刹那は、自分の選択が正しかったことを確信し、そしてルイスもアニューのように何かに操られていると伝える。
最近の刹那の様子がおかしいことを指摘する沙慈だが、システムチェックのためトレミーの照明が落とされた瞬間、彼は刹那を見て驚く。刹那の瞳は、イノベイターと同じ金色に輝いていたのだ。

トレミーに通信が入る。そこに示された座標は、ラグランジュ5のコロニー・エクリプスを示していた。
エクリプスには、ネーナの攻撃を逃れた留美と紅龍がいた。留美は深手を負っていたものの、世界の変革を求める強い意思で痛みを堪え、CBの到着を待っていた。

トレミークルー達は素性の分からない通信に困惑するが、刹那の希望と、L5にリンダらが駐留していることを理由にエクリプスへ向かうことを決める。

アレルヤはピーリスに、負傷したラッセの代わりに艦の操舵を担当するよう頼む。自分を戦場に出させないつもりかと反発する彼女を、セルゲイとの約束があるからと説得しようとするアレルヤだったが、彼女の涙を見て言葉を失う。

発進のためダブルオーのもとへ向かう刹那の前に、ロックオンが現れる。刹那は彼にどう話すべきか戸惑うが、ロックオンは感情的に刹那を殴ってしまったことを謝罪し、自分も戦うことを告げる。
彼の決意を聞き、出撃のため彼のもとを離れる刹那。しかしロックオンは、背を向ける彼に銃を向ける。内心では未だアニューを殺した刹那を恨んでいたのだ。
しかしロックオンは結局撃たなかった。彼はやり場のない怒りと悲しみに打ちのめされ、兄の名を口にする。

ダブルオーが発進すると、トレミーはアロウズの目を引きつけるため別行動を開始する。

ダブルオーに辛酸を舐めさせられたヒリングとリヴァイヴは、先の戦闘を振り返る。
ビームライフルの一撃でガデッサ、ガラッゾの2機を撃破した刹那は、レグナントの強力なGNフィールドに対してもGNソードを突き立て、もう一方のライフルでそれを撃って爆発させる事で打ち破り、一瞬にして形勢を逆転させた。
刹那の戦い方を振り返ったリヴァイヴは、彼がイノベイターとして革新を始めていることを悟る。
ガンダムに敗北した事と身体の変調で苦しむルイス。アンドレイは彼女を気遣うが、厳しい態度で突き放されてしまう。そこへブシドーが、自分とルイスへの特命を伝えに来る。アンドレイはブシドーに頼み、二人に同行する。

L5に向け進行するダブルオーの中で、刹那は自分の変化と仲間たちの言葉を思い返し、革新への決意を新たにする。

シーリンとクラウスは保安局の追手を振り切り再会する。クラウスは彼女に、宇宙へ上がる事を提案する。カタロンの宇宙戦力は壊滅状態にあったが、クラウスは悲観しないといってレコーダーを取り出す。そこから流れてきたのはマリナと子どもたちの歌だった。彼女たちの歌は、平和を願う者たちの手で世界に広まりつつあったのだ。他者を否定するのではなく分かり合おうとするマリナの意志は、クラウスやシーリン、そして世界の人々の心を僅かながらも揺り動かしつつあった。
マリナや子どもたちと合流した二人は、彼女らと共に宇宙へ上がる。

留美と紅龍はエクリプスでCBを待ち続けていた。留美は質問ばかりしてくる兄に苛立ち、彼がそのように器のない人物だから自分が当主にさせられたのだと責める。彼女が世界の変革を望むのは、ただ家に縛られない自由な人生を送る為だった。
そこへネーナが現れる。彼女は留美を否定し、彼女を殺そうと発砲を行う。
死を覚悟する留美だったが、紅龍が捨て身で彼女を庇う。彼は打ち込まれる凶弾に必死で耐えながら、なんとか留美を逃がす。最期に彼女を守る事で兄としての務めを果たすと、紅龍はネーナに頭を打ちぬかれ息絶えた。
留美を追うことを中断したネーナが振り返った先にはリジェネがいた。彼はCBにヴェーダの情報を漏らす事で、自身の野望を果たそうとしていた。
エクリプスに辿りついた刹那は、沙慈にダブルオーを任せ単身潜入すると、留美と合流する。ヴェーダの所在の情報を受け取った刹那は、負傷した彼女を気遣い共に脱出しようとするが、留美はそれを拒み、彼と別れる。あくまで自分自身のために行動する彼女は、CBと共に歩もうとはしなかった。
ダブルオーのもとへ戻ろうとする刹那の前に、マスラオの改良型「スサノオ」を駆るブシドーが立ちふさがる。仮面を外し刹那の前に姿を現した彼の正体は、4年前の戦いで死闘を繰り広げた宿敵、グラハム・エーカーだった。グラハムは刹那との真剣勝負を望む。ガンダムによって全てを失った彼は、刹那との間に宿命を感じていた。
刹那は自分たちが彼を歪めてしまったことを知ると、決闘を受けることを決める。
互いの剣をぶつけ合うダブルオーライザーとスサノオ。

留美はそれを尻目に小型艇で脱出しようとするが、彼女の変革への希望を打ち砕くかのように、ネーナがガンダムスローネドライで立ちふさがる。スローネの攻撃により塵と消える留美。
ネーナは彼女を嘲笑すると、兄の復讐とイノベイターへの反逆の意思を口にするが、彼女もまた留美と同様に切り捨てられる存在でしかなかった。リボンズはハロを通じてネーナに用済みである事を伝え、彼女を裁く者が現れると告げる。それを聞いたネーナが思い浮かべたのは兄の仇であるサーシェス。しかし現れたのは、彼女が予想だにしない人物であった。
スローネは砲撃を受ける。それを放ったのはルイスのレグナントであった。ルイスは目の前の機体が両親の敵であることを確認すると、激情とともに攻撃を仕掛ける。
刹那は復讐に燃えるルイスを止めようとするが、全力での勝負を望むグラハムがそれを許さなかった。
ネーナは反撃を試みるが、MS形態に変形したレグナントのGNファングによって機体の四肢を粉砕される。絶体絶命の状況に、死ねないと叫ぶネーナだが、ルイスはそれを聞き、自分の両親はそんな言葉すら言えず殺されていったと怒りを露わにし、ネーナごとスローネの胴体を貫き、爆散させる。

遅れて到着したアンドレイは、ルイスの声を聞く。
復讐を果たしたことに歓喜するルイス・・・しかしそんな彼女を褒めてくれる両親はもういないという事実は、他ならぬルイス自身が最も理解していた。

刹那との死闘に歓喜するグラハム。このままでは決着が付かない事を確信した両者はトランザムを使い激突するが、トランザムライザーの加速粒子により、またもや謎の現象が発生する。
状況が分からず困惑するグラハムに、刹那はイオリアの真意を語り始める。
武力介入はあくまで布石であり、その本当の目的はGNドライヴで人類を革新に導く事だったと語る刹那。彼自身、確実にイノベイターへと変革しつつあった。


・レグナントなんか手みたいなの付いてるなーと思ったら、こいつも変形するんか(´д`;)
ヤンデレ対ヤンデレおそろしいです(^q^)

・刹那ヘブン状態。


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