大変な事をやらかしました・・・
ボランティアとは堂々と言えませんがそれでも猫を預かったり、譲渡したりしている私が絶対に
やってはいけない事・・・
響子ちゃんを脱走させてしましました。
響子ちゃん6日目に無事保護できましたが、今回沢山の方にアドバイスいただいた事を書かせていただきます。
1日目
気がついたのは10日の朝7:00頃。
いつもはだいたい5:30~6時起きなのですが、前日夜更かししていて起きるのがおそくなりました。
ケージに布をかけてあったので、その布をめくるとケージのドアが開いている!
そしてケージの中はもぬけの殻、心臓が止まりそうでした・・・
「まさか家から外に出られるはずがない!」
そう思い込んでいた私達は家の中を徹底的に探しました。
洗濯機の裏から冷蔵庫の裏、押し入れは中身を全部だして・・・
そうこうしているうちに夜になり、どんどん不安になってきました。
なぜ私が出られないと思ったかというと。
これがざっくり書いた間取り図なのですが↓(わかりにくくてスミマセン・・・)
響子ちゃんは、赤い部分にいて、みちこ部屋、よしお部屋のドアは完璧に
閉まっていたからです。
庭に面している窓はどこも開けませんでした。
もし、外に出たとしたら「ふうランド」しか考えられない!
「ふうランド」
一部ラティスが外れていました。
しかし、ふうランドに出るにはいくつか試練があります。
まず、よしおの部屋に入る為には「ねこドア」をくぐらなければならない。
更に、少し高い所に登り「ねこドア」をくぐると「ふうランド」です。
何が試練かと言うと、今までの家の猫達、すぐに猫ドアをぐくれる子はいませんでした。
鼻先がドアにぶつかるのがイヤみたいで・・・慣れるまでに時間がかかります。
「ねこドア」
なので、臆病な響子ちゃんが外に出るのは無理だと思い込んでしまったのです。
2日目
朝になっても出てこない・・・
外だ!外しか考えられない!と、慌てて近所のボランティアさんに捕獲器を3台借りてきました。
ご飯をセットして庭と裏庭に設置。
それからチラシを急いで作りました。
まず100枚コピーして近所に配り、家の前と近所の電信柱にチラシを貼りました。
配る用のチラシは、家の住所と電話番号入っています!
後日、「猫の背景を抜いた方がいいよ」と教えていただきました。
確かに、ベッドと一体化して猫の柄が良くわからない・・・
とにかく慌てていて、早く早く!が優先しちゃいました。
※この日、動物愛護センター・立川市・国分寺市・立川警察には連絡しました。
3日目
ツイートを見て心配してくれたおーあみさんと「おーあみ避難所」のボランティアさん、中野のボランティアさんが
いろいろアドバイスをくださいました。
それから、ボランティアさんが猫探しのプロでもあるカメラマンの太田さんに相談してくれました。
まず、チラシは2000枚(最初は1000枚くらい?)用意しなさい!
ご飯は家の周りに沢山撒きなさい!
使っていたトイレの砂を家の周りに撒きなさい!
とにかく猫を遠くに行かせない事、それにはご飯を家の周りに沢山置くことなんだそうです。
脱走が10日くらいなら、地の利がない猫は怖くてご飯も食べずにまだ近くにいる、だからお腹が空いて出てきたときに
近くに食べ物があるかどうかが鍵になるそうです。
エサがないと次のエサ場を求めて移動してしまうそうです。
夜、似ている猫が道路でひかれていると連絡ありました。
電話をくれたのが外国の方で日本語がカタコトだったせいもあり、その場所にたどり着くのに時間がかかってしまいました。
急いで駆けつけたのですが、私達が着いた時には猫は運ばれてしまった後でした。
結局姿は確認できなかったけど、車で20分の距離にあの臆病な響子ちゃんが行けるわけがない、それでも不安で仕方がありませんでした。
次の日業者に確認しましたが、キジトラという情報しか残っていないのでわかならいと言われました。
夜10時頃、裏庭から捕獲器の閉まる音と「ウギャ」っという猫の声が聞こえてきました。
急いで外に出ると私の目の前を猫がものすごい勢いで横断していきました。
今思えば、それが響子ちゃんだったのです・・・
でも暗くてわからないし、何より走り去ってしまい追いかければ逃げるだけだと思い、捕獲器をチェックしに行くと
チャトラのデブ猫がかかっていました。
チャデブは放し飼いにされている猫で家もなんとなくわかっていたので家の近所まで持って行って放してあげました。
「何キロあるんだよ!!!!」メチャメチャ重かったです。
4日目
午前2時、眠れなくて、ここちゃんと遊んでいたら、庭から「困ったような」猫の鳴き声が聞こえてきました。
あわてて見に行ったのですが姿は確認できず。
みちこ部屋の前においたケージに猫の足跡がついていました。
ご飯は減っている気配はありませんでした。
昼間、おーあみ避難所のボランティアさんが遠くからチラシ配りのお手伝いに来てくださいました。
遠いので申し訳ないと一度はお断りしたのですが、人に慣れていない響子ちゃん、捕まえられないかもしれないと
考え直し、お願いしました。
2000枚のチラシはプリント屋さんに特急で出し、出来上がるまでの間に200枚チラシをコピーして配る事にしました。
その時、気がついてしまったのが・・・電話番号一桁多い・・・ガ━━(;゜Д゜)━━ン!!
電話番号をマジックで直し、もったいないけど一度配った家にも配りなおしました。
慌てていたんです・・・パニックになっていたんです・・・(言い訳)
でも、ケガの功名
ご近所さんが「2回もチラシ入っていたから、心配して電話したのよ」と、お電話くださいました。
家から歩いて数分の猫好きのお宅、そして「昨日チラシを見て心配して、試しに外にご飯を置いてみたら猫が食べていたから
家にご飯おいてみたら?」と言ってくださいました。
そして夜、おーあみ避難所の別のボランティアさんがお仕事帰りに来てくださり、ポスティングしました。
みなさん明日もお仕事だと言うので、そろそろ撤収と思っていたら、早速チラシを見た方からの目撃情報が入り
その場所に行きましたが、夜なので全く見えず・・・
その日は諦めて帰りました。
それからボランティアさんのアドバイスで、もし、昨日目の前を走り去ったのが響子ちゃんだとしたら
チャデブが捕獲器に入るのを目撃しているから怖がって入らないはずだと、だったらまず捕獲することを考えないで
捕獲器に入っても大丈夫だと認識させるよう捕獲器の蓋をしまらないようにしたほうが良いと。
そして中のご飯が減っているかチェックする事、その為にはカメラが必要だという事で、監視カメラを購入する事にしました。
※カメラは後日ボランティアさんが買ってくれました。
5日目
昼間、おーあみ避難所のボランティアさんがご近所の捜索と聞き込みに来てくださいました。
この日、ここちゃんの具合が急激に悪くなり、私は動物病院に出かけ昼過ぎに帰ってきました。
家に戻り、裏庭をチェックしていたら朝に置いたご飯が無くなっていました。
和室の前に置いたご飯もからっぽ!
お隣の家に置かせてもらったフードもからっぽでした。
まさか、響子ちゃんがそんなに食べるはずはないと思いながらも、少し希望が出てきました。
そして新しいご飯を置いて夕方様子を見に行くと、茶デブがモリモリご飯を食べていました・・・
「やっぱり響子ちゃんじゃなかった・・・」
ほんの少しの希望が打ち砕かれ、もう思考がどんどんネガティブに・・・
6日目
ボランティアさんからは「捕獲器の入口は閉まらないようにした方がいい」と言われていたのですが。
こんなに寒いのに早く保護しないといけないと焦る気持ちが勝り、
昨夜の捕獲器は蓋が閉じるように仕掛けておきました。
結果・・・
朝、捕獲器をのぞくと茶デブが入っていました。
ガッカリして茶デブを放し、立川のボランティアさんに泣き言を言っていたら、昼頃もう1台捕獲器を持って来て
くださいました。
それから、おーあみ避難所のボランティアさんもチラシ配りのお手伝いに来てくださいました。
これは猫が帰ってくる「おまじない」だそうです。
百人一首
もう最後は神頼み、おーあみさんが教えてくれた「おまじない」を書き響子ちゃんのケージに貼り
それからご飯を置いてくれていたお宅を訪ねました。
道路からのぞくと、置いてあったご飯はからっぽ。
隣にはダンボールで作った寝床が。
そしてご飯入れ替えようと門を開けたら、ダンボールから猫が飛び出して逃げて行きました。
「いたっ!」
響子ちゃんでした!
一目散に家に走って捕獲器を持ってそのお宅に設置、中に響子が大好きなおかかを大量にかけて
もう一台の捕獲器を取りに家に走りました。
つかまらない可能性も考えて、立川のボラさんにも電話、チラシを配ってくれているおーあみ避難所のボラさんに電話
そして戻ると、響子まんまと捕獲に入っていました!
間違えてないよね?違う子じゃないよね?
何度見ても響子でした。
もう嬉しくて嬉しくて・・・・
「おまじない」効果で、6日目にして、やっと響子を無事に保護できました。
ダンボールこんなかんじに設置してくれていました。
保護したての響子ちゃん。
私のうっかりで沢山の人に大変ご迷惑おかけしました。
無事に保護出来たのは、皆さんのアドバイスとご協力のおかげです。
運子さん、とららさん、N田さん、お仕事もあり疲れているのに力を貸してくださった事、感謝しています。
ありがとうございました。
そして、何度も「行きましょうか」と声をかけてくださったヒロシさん、ありがとうございました。
ご近所の方も沢山お電話くださいました。
何も言っていないのにポストに入れたチラシを家の前に貼ってくださったお宅もありました。
感謝です。
そうそう、チラシ配りの時にご近所の方が言っていた事
「猫は東側に行くって言うから東探しなさい」って・・・
確かに響子ちゃん、ちょっとだけ東に居た!!!
最後に、教えていただいた、逃げた猫の探し方をざっくりまとめました。(思い出したら追加していきます)
みなさん共通しているのは
すぐに家の外にご飯を置く(太田さん方式はご飯はできるだけ山盛り・家の周りにぐるりと)
すぐにチラシを配る(地図を用意して配った所はチェックしていきました)
すぐにご近所さんに聞き込みをする(エサ場・エサやりさんなどを教えてもらう)
猫の行動時間は深夜~早朝なので探すならその時間(慣れている子はまた違うと思います)
おまじないを書いて玄関に貼る(私は響子のケージに貼りました)
愛護センター・市役所・警察への連絡
必ず近くにいるから、絶対に諦めない事
でした。
捕獲器と監視カメラはあると便利だと思います。
せっかくボランティアさんが購入してくれたカメラは今回使いませんでしたが。
これは持っていた方がいいな、と思いました。
まあ、逃がさない事が一番大事なのですが。
ヒテテからは、猫預かり禁止令!
「大切な命を預かっている事をわすれるな」とこっぴどく怒られました。
おっしゃる通りです。
猫はヘビ!
油断するなという事ですね・・・
響子の本気はすごいのにゃ~
2003~のブログはここから
猫プロフィールはここから
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みみみみつかってよかった~ 響子さ~ん!!
ちょこちょこ登場する茶デブ!KYだなっ、この~
間取り図を見ても、まさかそこからは出ないだろうって思うけど
響子さんの本気、恐れ入りました…
はぁぁぁ よかったよかった。
本当周りのみなさんの協力はありがたいですね。
ヒデゴンさんゆっくり休んでね。
ここちゃんもお大事にです。
皆さんの協力やアドバイスがあってやっと捕まえる事ができました~
茶デブは、いろいろ面白い事もあって、またまとめて報告します!
10キロはありますね、確実に!
私も苦い経験があります。
ミュウの親のごっちゃです。12月のお天気の良い日に2階の窓を開けて掃除機をかけていると、ごっちゃがベランダから飛び降りてしまったのです。
張り紙をしたりして必至にさがして1階の洋間のシャッターをあけて少し窓を開けておくと何日かして戻ってきました。次の日医者で補液をしてもらい健康診断してもらいました。その時、歯が1本とれてしまいました。
その1か月後くらいから顔が腫れてきたのです。
医者にいくとガンかもしれないと言われました。セカンドオピニオンを受けるのもいいかもしれないと言われたので今のミュウの主治医のところで口の中の菌をしらべるとパスツレラ菌だったと思いますが検出され、医者通いがはじまりましたが顔の腫れはどんどんひどくなり左目はつぶれなくなり口の中は穴が開いてました。
2時間おきに起きて強制給餌がはじまり、6か月後に私があげた水を誤嚥して肺炎を起こしあちこち移動して苦しがりました。あと1日苦しんでしまうと先生に言われて安楽死を望みました。
その時もキャリーバックの中できちんとすわって診察を待ってました。
最後まで強く、強制給餌も逆らうことはなかったです。
響子ちゃんも食べられない日が続いたと思いますので
健康面に気をつけてあげて下さいね。
年が明けてしまいましたが、本年も宜しく御願いいたします。
ごっちゃちゃん、そんな事があったのですね。
エイトも昔はよく脱走して、最長で2週間帰ってきませんでした。
気の強い子だったので、2Fのベランダから外を見ていて気に入らない猫が外を歩いていたのでベランダから飛び出しそれを追いかけてどこかに行ってしまったのです。
会社休んでずっとエイトを探していました。
きょうこはおかげさまで元気にしています!