三月三日は、二十日ぶりに再会した、山猫マヤーちゃんとたくさん遊ぶことができました…!
帰りはマヤーちゃんの「ひとりあそび」を見学してぃました…
町ぐらしの猫さんしか知らない私は、山の大自然の中で自由に伸び伸びと暮らすマヤーちゃんの姿に、深く感動してしまいました…
マヤーちゃん、どこに行くの…?
崖を降りて…ぁ…穴を掘ってる…!
ここ掘れ、にゃんにゃん…!
ぁ…
プライベートタイムでしたか…
しつれいしました…
また、穴を掘ってる…
これが寺田寅彦さんのぃう「猫の穴掘り」とぃうものでしょうか…
にゃんこ好きのぉ友だち(ひとつぉねえさんですが)塁ちゃんに教えてもらいました…
猫さんはトイレがぅまくいかないと、自分のからだでなく、地面のほうに不具合がぁるのだと思って、うまくいくまで、何度でも地面を掘り起こすのを繰り返すのだそうです…
マヤーちゃん、今度は上手にできた…?
マヤーちゃん、ぉ帰り…
すっきりした…?
じゃ、わたし、帰るね…
ぁ、知らんぷりしないで…
マヤーちゃん、ばぃばぃ…!
と、思うと、マヤーちゃんが駆け出して、ベンチの下に潜り込んで、
「みゃん!」
と、ぃいました…
ぇ、まだ、帰っちゃ、だめ…? 帰るなら、ベンチの下に立てこもっちゃうの…?
じゃ、マヤーちゃん、ぁそぼ…!
ぁ、もしかして、「もふもふ」させてくれるの…?
もふもふ…もふもふ…
ぅふふ…ぅふふ…もふもふ…
マヤーちゃん、もふもふだよぉ…
「にゃあ」
ぁ…もふもふは、もうぉしまい…?
ごめんね、私ばかり楽しんじゃって…
ぉ出かけ…?
ぉ出かけって、木登り…?
ね、マヤーちゃん、私にも木登り教えて…!
「みゃん!」
マヤー先生、よろしくぉ願いします…!
マヤーちゃんに木登りを教わってぃるうちに、日も暮れてきました…
「みゃん!」
ぇ、私、木登りの素質がぁる…?
ぃい猫になれるかも…?
ぅれしいな…!
マヤーちゃん、今度はどこに行くの…?
ぁ…
マヤーちゃん、ぉ地蔵さまにぃたずらしちゃだめだよ…
ふふ…ぉ供えのぉ花、ぃい匂い…?
祠をぐるりと一周して、「偵察中」です…
卍のマークの石造りの台は、線香台でしょうか…
マヤーちゃんは線香を立てるくぼみに溜まった水を飲んでぃます…
マヤーちゃん、小屋の水皿のぉ水も、朝、家から汲んできた新鮮な水に交換しといたから、飲んでね…
「みゃーん」
これで十分…?
ぁ、ペットボトルがぁるね…
今飲んでたぉ水も、自然に溜まった雨水かと思ったけど、誰かが交換してくれてぃるのかも…
「人間」の飲んでる「水道水」は、半年くらいは腐らないんから安全なんだって…
マヤーちゃん、日が暮れてきたから、今度こそ、私、帰るね…
「みゃーん、みゃんみゃん」
ぇ、まだ帰っちゃだめ…?
ぁ…またもふもふさせてくれるの…?
もふもふ…もふもふ…
ぁ…
ふふ、マヤーちゃん、どこに行くの…?
「みゃ」
ついてくればぃい…?
「みゃー」
マヤーちゃんのぉ気に入りの石…?
ぅん、とてもすてきな石だね…
四角いのに、マヤーちゃんの背中みたいに丸みを帯びてぃるところが、かっこぃいと思う…
「みゃん!」
やった…!
またもふもふしてもぃいの…?
もふもふ…もふもふ…
「にゃっ!」
ぁ、とつぜん走り出して、どぅしたの…?
私、へんなところ、さわっちゃった…?
「みゃみゃん!」
ぅん…そぅだね…
「もふもふ」してぃる場合じゃないかも…
そろそろ日が沈むね…
「みゃん?」
ぅん、ぁりがとう…
泊まっていきたいけど、今日は帰るね…
ぉ父さん待ってぃるから…
「みゃん!」
ぅん、マヤーちゃんもぉやすみ…!
ぉ父さん、ぉ待たせ…
ね、ぉ父さん、気候がよくなったら、マヤーちゃんとぉ泊まり会してもぃい…?
来年は冬キャンもできるようになりたいなぁ…
「みゃん!」
マヤーちゃん…!
見送りに来てくれたの…!
「にゃん、みゃー!」
ぅん、十分気をつけて帰るね…
マヤーちゃん、心配してくれてぁりがとう…
マヤーちゃんは谷の方角に風とともに去って行きました…
マヤーちゃんがせっかく「気をつけろ」と「忠告」してくれたのに、私は人気のないはじめての道を選んでしまい、イノシシさんとバッタリ遭遇してしまったのは、この少し後のぉはなしです…