入管法改悪反対集会が、大阪で今日(5月20日)にあることをTwitterで知り、摩耶山に登った帰りに参加してきました。
集会に参加するのは久しぶりです。
今日は5時起き。明日は丹波の農園で農作業です。下山後、農園に直行し、小屋で一泊して朝からの作業も可能なスケジュールを組んだのです。
まあ、真夏と違って、今はまだ涼しく、早朝から始める必要もなく、園長も村の用事があります。農園に直行するかわりに、集会に行くことにしたのです。
この集会に参加したかったのも、名古屋出入国在留管理局によるウィシュマ・サンダマリさん死亡事件を絶対に許さないということに尽きます。入管当局による人権を無視した長期収容と医療拒否は、事実上の虐殺というほかにありません。
それなのに、自公政権はウィシュマさんの死に対して謝罪することも反省することもなく、入管法をさらに改悪しようとしています。
ウィシュマさんが何をしたのか。彼女が何か悪いことをしたのか。
結局、最近の保守政治家やネトウヨの主張は、老いや何らかの疾患を抱えたハンデを持つ、自公維支持者以外の日本人は、生きているだけで「罪」になるという、「反日」「朝鮮人」だといわんばかりです。
大阪選出の国会議員の梅村某の錯乱も、結局、そういうところに行き着くでしょう。
ウィシュマさんは詐病だった? 「活動家」に唆されて? しかし「詐病」で人は死にませんよ。泣こうがわめこうが、「エホバ二世」であることを言い訳にしようとするおまえのほうがよほど「詐病」です。まあ、クラスメートにも、フォロワーさんにも、エホバ二世がいるので、苦しさや辛さは少しは分かる気はします。しかしエホバ二世がこんな差別主義者ばかりでないことを明らかにさせるためにも、絶対に許してはならないと思う。
日本には非正規滞在外国人(いわゆる不法滞在者)が大勢います。
しかしこの非正規滞在外国人の方々も含めて、いまの日本社会、日本経済は、移民の存在なくして成り立たなくなっています。ウクライーナ危機による原油高、原材料高騰で幻想の底が割れてしまったとはいえ、いったい誰がこのコンビニエンスな社会を支えてきたのでしょうか。
私にこのことを考えさせたのは、13年前の宝塚女子中学生放火殺人事件でした。A子、B子のふたりが新しい人生を歩んでいることを願うばかりです。
幼少期に来日したクルド難民の青年たちの苦悩と苦闘を描いたドキュメント映画『東京クルド』も、怒りなくして見られない映画でした。
と、いろいろ書いてきましたが……。
「14時集会開始、15時デモスタート」で、この集会・デモに参加できるように、登山計画を立てたのですが……。
今日は、久しぶりに記憶が飛びました。
登りで摩耶の大杉さんに挨拶に行ったとき……約50メートルほどの道なのですが……「さっきまで石段を登っていたはずなのに、この山道はなんだ?」と、夢の世界に迷い込んだように一瞬思ってしまった瞬間がありました。
その場ですぐ、「そうだ、摩耶の大杉さんに挨拶に来たんだ」と気付きましたが、遭難するときって、人はそういう精神状態なんでしょうね。まして私は、脳梗塞で、発症順に小脳・脳幹・大脳のすべてにダメージを受けています。
今日も、自分ではしっかり登山計画を立てたつもりが……。
下山途中、神戸文学館に寄り道して、1時間あまり過ごしてしまったのも…。
「14時集会開始、15時デモスタート」の記憶が、いつのまにか「15時集会開始、16時デモスタート」に上書きされてしまっていたせいです。
この神戸文学館もすばらしいものでしたが、1時間以上過ごしてしまったがために、残念ながら扇町の集会には参加できませんでした。
しかしなんとかデモの開始時間には間に合いました。
以下、私が参加できなかった本日の集会で、採択されたはずの決議案をご紹介しておきます。梅村みずほ弾劾!
入管法改悪反対0520大阪デモ
@osaka_demo0520
·
23時間
0520大阪デモへのたくさんのご賛同ありがとうございます。一連の梅村氏の発言を受けて、梅村氏の選挙区である大阪で開催するデモとして、声明文(案)を作成しました。集会で採択したいと思います。
日本で差別と弾圧に怯える外国籍の方々と、彼らに寄り添う支援者と連帯します!
入管法改悪反対!!
https://twitter.com/osaka_demo0520/status/1659489298054524928
@osaka_demo0520
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23時間
0520大阪デモへのたくさんのご賛同ありがとうございます。一連の梅村氏の発言を受けて、梅村氏の選挙区である大阪で開催するデモとして、声明文(案)を作成しました。集会で採択したいと思います。
日本で差別と弾圧に怯える外国籍の方々と、彼らに寄り添う支援者と連帯します!
入管法改悪反対!!
https://twitter.com/osaka_demo0520/status/1659489298054524928
最近はどこの集会・デモも、「極左」「過激派」お断りですが、最近は「本家」も弱小化しすぎたせいか、あえて明記されることもなくなりました。
参加条件に書いていなかったので、私も参加させていただきました。右翼排外主義者のテロリストがいたら、盾になってお守りするくらいの役には立つでしょう。
今日は右翼分子の襲撃もなく、静かなものでした。
しかし交差点でクラクションを鳴らしまくり、デモ隊に突入してくる車両がありました。
たしかに、営業の仕事も物流の仕事も、次の時間が決まっているのに、デモでせき止められたらむかつきますよね。それはわかります。
しかし、怒るのはデモに対してか? 怒る対象はもっと別にあるのではないのか? クライアントや荷主、その先にある政府やブルジョアジーに対してではないのか?
そのときだけは、多少身体が動きました。みんながその車を避けるかどうか立ち往生するなか、クラクションを鳴らし続ける車の前に立ちはだかりました。
そして、満面の笑顔で、親指を立てグッとサムズアップ。ドライバーのお兄ちゃんのひきっつった顔。
スタッフの方がデモ隊を一時止め、この車と後続車両に先にゆくように指示し、その場は丸く収まりました。
このときの私は、作り笑顔でない、いい笑顔をしていたと思います。
たとえるなら……。
「ヤッちゃん来てね、ボク待ってる」
と、横断幕を掲げてヤクザを挑発する、『じゃりン子チエ』のテツのようないい笑顔。それは暴力を解放する喜びに満ち溢れた笑顔。
まあ、何事もなくよかったです。
デモコースは扇町公園を梅田まで、以前のルートより短くなったようです。
デモは労組青年部が先週お世話になった、ボウリングのラウンドワン近くで流れ散開。
えっ、繁華街の歩道を歩くの?と思いましたが、もちろん、そんなことはありませんでした。しかし、プラカを持ったまま歩いて帰り、お店に入って、これはこれでおもしろいかも。
招かれざる客だったと思いますが、主催者、参加者のみなさん、ありがとうございました。お疲れさまでした。
梅村某の錯乱ぶりは、もう医師の治療が必要なほどのものでしたね。ああいうのが維新の代表選の候補者だったのですから、なんともはや。しかもそんな政党が野党第一党を伺う勢いなのですから(解散総選挙があって勝利したら連立与党へという噂です)恐ろしいことです。
私は「戦争法案反対」の国会前以来、デモにも集会にも参加していません。ダメですね……。
梅原某は、デマやフェイクは言ったもの勝ちで、入管体制の現実と実態、この入管法改悪法案の本質から目を背けさせる最悪の役割を果たしていると思います。
大阪は在日朝鮮人をはじめとして、さまざまなマイノリティが共存しながら築き上げてきた町です。維新を許していたら、大阪は大阪でなくなり、民主主義も人権もなくなってしまう。維新を産んでしまったこの大阪から入管粉砕のたたかいを巻き起こしていくたたかいの重要性、責任を痛感しています。