新・私に続きを記させて(くろまっくのブログ)

ハイキングに里山再生、れんちゃんとお父さんの日々。

ランタナとのたたかい?

2024年09月03日 | 近況報告(れんちゃんに)
れんちゃん

新学期が始まって忙しいのに、お姉ちゃんに代わってがんばる、三女の「さんぞく」さんのフォロー、ありがとう。

彼女にとっては、波乱万丈の1か月だった。ぼんくらのお父さんにいきなり山の中に置き去りにされてしまった。友だちのイノシシが死んでしまって、はじめて「死」にも直面した。私が大腸がん検診を受けることを知ったときは、そっちは深夜なのに、私が死んでしまうと、泣きながら電話したそうだね。心配かけちゃって本当にごめん! 何も心配はないと、かれんをはげましてくれて、ありがとう。

彼女を安心させるために、君がしてくれた説明で、ほぼ間違いないと思う。くすりの副作用に、悪い安酒の飲み過ぎが加わって、検査のときは下痢気味だった。お尻が切れて出血しただけだと思う。大腸がんの症状といわれる血便はまだ体験したことはない。

もちろん、検査は受ける。たとえがんでも、治るなら早期に治療したほうがいいし、万が一、末期なら残り人生を有効に使いたい。



ところで、最近、相互フォロワーの「ひろしさん」のブログで、こんな記事を読んだよ。


ひろしさんはたしか大阪で生まれて、親御さんの郷里の沖縄に戻られて、いまもお住まいの方。いつもお世話になっている洋食屋さんのお母さんが、沖縄の方だから、ひろしさんのブログで知った話が、ときどき話題にのぼる(水不足に備えて各家庭に水タンクがある話など)。

私たちが初めてランタナを見たのは、2年前、2022年の6月29日だった。

それがはじめて見たランタナだった。第一印象は、きみが話したとおり、妖精さんのおはじきを並べたような、おもちゃのようなかわいい花だなということ。和名が「七変化」というのも納得だった。

この愛らしい花が、侵略的外来種ワースト100に選定されている花だと知ったのは、少し経ってから。君が夏休みの自由研究で調べたとおり河川敷の市民菜園、花壇、空き家のプランターは、ランタナにすっかり侵食されてしまった。

このランタナはどこから来たのか? ランタナはもともと中南米原産だけれど、沖縄や小笠原などでは繁殖が確認されていたらしい(米国経由だろうか?)。

大阪市については、「緑化指定区域」に、こともあろうにこの敵対的外来種のランタナを植えたのが原因だと思う。ランタナはアマゾンでも楽天でもメルカリでも、園芸種として普通に手に入る。

われわれの抗議の声が届いたのか、今年はその区域からランタナは除去され、別の品種の植物が植わっていた。しかし、ときすでに遅し。ランタナの実は人間には有毒だけれど、鳥には無害。鳥がばらまいたランタナの種子は、今日も勢力を拡大している。

神戸のランタナも、大阪由来かもしれないね。


あれは青谷道登山口から降りた、神戸海星女子学院大学の石垣付近だった。

私がランタナの駆除に勤しんだこの日は、きみたち姉妹が「シャンプーちゃん」とよぶ子犬にはじめて出会った日でもあった。


私は摩耶山、六甲山系からランタナは殲滅するつもりだ。ランタナを見ると、道路や横断歩道の白線が消えて、万博に無駄な税金が費やされ、電飾ばかりが無駄に光っている大阪の現状を思い出して、とたんにやるせなくなる。神戸には大阪のようなまちにだけはなってほしくない。

しかし、上野道登山口の神戸高校の校舎裏の斜面が、ランタナの一大群落になっていることは、れんちゃんもご存知のとおりだ。やつらを片付けないと、摩耶山・六甲山系ならびに神戸でのランタナの繁殖は止まらない。

顔見知りになったボランティアの方を通じて、草刈りを申し出るつもりだった。

しかし、ほんとうにランタナはやばいやつだ。

先週、青谷川公園を通り過ぎて、消防署の青谷分署に抜ける住宅地の坂道でも、ランタナを見つけたんだ。

剪定ばさみでカットしていたら、突然、何かが飛んだ。はさみのねじが飛んでしまった!

ランタナの茎は、本当に硬い。ランタナの茎は成長すると樹木並に硬くて太くなる。あの茎も直径2センチ以上はあったろう。

この剪定ばさみ、3年前、黒豆を育てたときに買ったやつだよ。コーナンで立派なやつを買ったのに、ランタナのせいで、結局、3年しかもたなかった。ランタナは、とげがあるし、いやなにおいがする。

しかし、やつらのいやらしさは、そんなレベルじゃなかった!
 

昨年の9月ごろだったか、上野道登山口にランタナが繁茂していたのを見つけた私が、30分ほどかけて除去したのは覚えているだろう。あれで根絶したつもりだった。

しかし、きのう、9月1日、下山してきたら、ランタナがまた繁茂している!

登りのときは、気づかなかった。足元ばかり見ているせいかな?


朝、100均ショップで買った剪定ばさみが早速活躍した(165円だったけどね)。

なんという名前の草かわからないけれど、栗園でも、苗木より背が高くなるいやな草がいるのは、君もご存知のとおりだ。

でも、あいつらも、刈払機や鎌で刈り取ったら、それでおしまいだ。

ランタナは、刈り取るだけではだめなんだ。やつらは根っこからまた新しく生えてきて、花を咲かせている! なんなんだ、この生命力、繁殖力は!

こうなったら、根っこを引っこ抜くしかない。

しかし、ものすごく強く根を張っている! はさみで土を掘り起こし、根を切断して、根こぎしていきました。

おニューの剪定ばさみも、ねじが吹っ飛んで、早速、ぶっ壊れてしまったよ。ランタナ、強すぎ! プロ用の園芸鋏をオーダーしました。
 
刈払機を持って神戸高校に乗り込もうと考えていたけれど、刈り取るだけではだめらしいね。繁殖を根絶するには、根こぎしないといけない。この生命力の強さ、先が思いやられる。

でも、摩耶山と六甲山は、いつまでも美しい山でいてほしいものです。

それでは、れんちゃん、おやすみ。お山のことは、お父さんとかれんちゃんでがんばるから安心してね。


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