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ドラマ『さくら道』

2009年03月17日 | 映画・音楽・本
佐藤良二さんという人をご存知でしょうか?
今日(17日)夜9時から放送する読売テレビ開局50周年ドラマ『さくら道』の主人公です。
金沢と名古屋の間を走っていた国鉄バス「名金線」の車掌さんで、その路線沿いに、さくらを植えて歩いた人です。仕事ぶりもユーモアたっぷりの楽しい車掌さんでした。
 
佐藤さんは昭和52年に47歳と若くして亡くなりましたが、書き残された日記やメモをもとに、佐藤良二さん自身の生涯を書いた「さくら道」(中村儀朋さん編著)も出版されています。

佐藤さんが、桜を植え始めた、きっかけは『荘川桜』でした。
御母衣ダムの建設により、ダム湖に沈んでしまう集落にあった2本の老桜の移植の様子をカメラに収め、その後もその桜を見守り続けます。そして、桜の移植が成功し満開の桜の下に、湖に沈んだ集落の人々が集い喜び合う姿や、涙を流して桜のそばから離れようとしない老婆の姿を見て、とても心を動かされ、さくらを植え始めます。

『国道沿いに桜を植えた国鉄バスの車掌さんがいた』ことは国語の教科書にも取り上げられ、移植が難しかった『荘川桜』の話は、以前NHKの「プロジェクトX」でも紹介されました。
しかし、この2つの話は、まったく関わりが無いようですが、たった一人で移植の写真を撮っていた佐藤さんが「こんな豪雪地帯に、雪に弱くて育ちにくいという、さくらをナゼ植えていたんだろう?」と素朴な疑問を抱きます。
それは当時、佐藤さんがあまり交流の無かった「太平洋側」と「日本海側」の人々が「さくらの道を通じて親交を深めてくれたら」と思い、さくらの苗2000本を生涯を懸けて植え続けたのです。

佐藤さんが夢みた“太平洋と日本海を桜でつなぎ”その“さくらのトンネル”を走り抜ける名古屋城から金沢・兼六園までの250㎞を2日間で走破する「さくら道国際ネイチャーラン」も毎年4月に開催されています。



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