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花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

大規模緑地公園予定地に咲く花

2020年05月03日 22時32分16秒 | 自然観察

キンラン
イボタケ科、ベニタケ科、ロウタケ科などの樹木の外生菌根菌と共生
している。
そのため、それらの菌根菌の無い土地に移植しても生育が出来ない訳である


キンランのアップ
距が出ているので、普通のキンランである
ツクバキンランと呼ばれる変種は、唇弁と呼ばれるものが無く、6枚の
花被片が同形同大になるという。


ギンラン
ギンランはイボタケ科の菌根菌と特化して共生している


ギンラン2


ササバギンラン
ササバギンランは、ギンランに似ているが、菌根菌はキンランと同じで
イボタケ科、ベニタケ科、ロウタケ科の菌根菌と共生している。


ササバギンランアップ


クチナシグサ


クチナシグサ2

昨年の暮れに入院するまで、草刈りなどの作業に参加していた
大規模緑地公園の予定地に行ってみると、誰もおらず安心して散策出来ました
みんなで作業した大日如来様の近くの植林地にも咲いていたのですが
自分で刈った保健保安林の、伸びた草むらの中に一本だけ咲いていた花を
見つけたときは、草刈りが無駄では無かったと嬉しかった。
4月に見に来たときは、見つけることが出来なかった茨城県の希少植物の
クチナシグサの花も、二株咲いているのを見つけた。
この花は、多年草では無いので、毎年秋に葉を出して養分を蓄える様で
その葉の根元から茎を伸ばして四方に広がり、今頃の時期に花をつける
その頃には最初に出た葉は枯れてしまう。
梅雨時の前に実が熟し、蒴果が割れて中のタネを雨で流すようである
数年前に、このクチナシグサを観察して、最初に出てくる葉が、本体の
成長を助ける栄養葉のような役割を果たしている事を発見した。
そのことは、どんな図鑑にも載っていなかったので、私の観察の目玉で
あった。