キンセイラン(金精蘭)、ラン科エビネ属、環境省(2012)絶滅危惧Ⅱ類
茨城県(1997)の危急種にも指定されている希少植物で、県北部の山に
まれに生えているという。
普通の山歩きでは見られないと言う事で、栃木県産の苗を購入して庭に
植えてみた。
山草図鑑などでも栽培困難種と言われていて、年を越えての栽培は困難と
言われているので、来年まで持つかどうかは判らない。
そんな花が、5月末から咲き出して、一番上の蕾まで開いた。
どうやら下から咲き上がる花のようだ。
本来は、杉などの樹林下の薄暗い場所に咲くらしいので、このような
明るい場所はダメなのだが、他に植える場所が無かったので、キエビネの
隣に植えてみたのである。
(まあ多少なりともキエビネのラン菌に期待したこともあるのだが)
幸運にも花の全開した姿を見ることが出来たので、花が終わったら
杉の樹林下にでも移植するか考えている。