ガイドのKBさんからメールで送られてきたアオキラン
腐生植物でブナの樹林下などにまれに生えるランで
しかも花の色が黄色と言うめずらしいもの。
和名は、発見者の一人である青木信光氏を記念して
付けられたという。
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以下は最近私が撮影した写真からピックアップ
ヒナノキンチャク(雛の巾着)、ヒメハギ科ヒメハギ属 分布は本州、四国、九州
約2ミリの花からなる総状花序を持ち、その果実が巾着に似ていることにより
和名がつけられたという。
草丈は7~15センチの一年草、種子の先端に仮種子が付き、アリによって散布される
と言う
日当たりのよい裸地、草地、林縁、原野、崩壊地、石灰岩地に生育するまれな植物で
希少種に指定されている県が多い
(環境省の絶滅危惧種ⅠB類)
花は下から咲きあがり、写真のものは、すでにピークが過ぎて゛ 下には
果実が沢山ついていた
オリンパスのコンデジ「TG-3」で撮影したマクロ(光学で4倍まで
拡大撮影した)
拡大してみると、実に可愛らしい花だが、あまりにも小さくて
周りの草に埋もれて咲いていると、老眼では厳しい撮影だった
本当は咲いている花の一つを真正面から撮るつもりだったが、周りに
咲いている花を踏まずに撮ろうとすると、難しくてあきらめた
ヒナノキンチャクの花と葉、葉は卵円形で長さは1~3センチ
基部は急に細まり、長さ2~8ミリの葉柄につづく
この花は、先日、花友と行った富士山の北麓の山で見るつもりだったが
発見できなかったので、もう一度探す前に、実物を見ておこうと
福島県の田村市滝根町まではるばると見にいったのである。
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茨城県の希少種、クチナシグサの芽だし確認
写真右に枯れてしまったクチナシグサの株跡、左上に緑色の葉が出ている
この葉は栄養葉的な葉っぱで、この葉っぱの茎の根もとに輪生状に花の咲く
本体が生えてくる。
この葉は、蕾が付くころには役割を終えて枯れてゆく
専門家ではないので、素人判断だが、クチナシグサの実は非常に小さい為
成長に必要な栄養を持っておらず、この葉と寄生した植物から栄養をもらって
成長するのだろうと私は思っている。
こちらは保健保安林のクチナシグサの芽だし、白い矢印で示した葉が
クチナシグサの葉、この根もとの茎から本体の芽出しが始まるのは
10月ごろで、数センチの大きさで冬を超す
保健保安林のクチナシグサは、枯れた株とほぼ同じ場所に芽だししていた
おそらく周りの草に邪魔されて、種が遠くに流されなかったのだろう
こういうのは探す手間が省けて、助かるというものである。