花の詩山の詩

花の詩(うた)山の詩(うた)へようこそ
このブログは「花と山とを友として」の続編です

林道散策すればハクウンラン

2020年07月13日 18時17分24秒 | 自然観察
重く垂れ込めた雨雲が、筑波山の上空を覆っていたが、所々に青空が見えた。
風返し峠の有料駐車場に車を止めて、久しぶりに林道を歩いた。
誰かがマーキングした野草には、赤いテープがつけてある。
「あの人のグループだな」と、心当たりの顔を浮かべて微笑んだ。
まだ花の無いサラシナショウマやアケボノソウはもちろんのこと
オカトラノオまでマーキングしてある。
自分の好きな花しか撮らない私と違って、植物愛好家は幅が広いなー
と感心するのだ。

どこかでソウシチョウの様な鳴き声がかすかに聞こえるのみで、鳥の鳴き声は
ほとんどしない。
東筑波ハイキングコースの合流点まで行って、引き返してきた。
それでも蒸し暑さでシャツはびしょ濡れだった。


林道に咲いていたハクウンラン、ラン科チドリソウ亜科ハクウンラン属
和名は朝鮮半島の白雲山で中井猛之進が初めて採集したことにちなむ


ハクウンラン
「根が退化して菌への依存度が高い」とランハンドブックに書いてあるので
菌の無いところでは育たない。


ハクウンラン、分布は、本州、四国、九州


吸密中1


吸密中2




最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (yugoro)
2020-07-31 09:17:12
minoさん、おはようございます。

昨日(30日)minoさんが奥様と林道を歩いてる頃、自分も裏筑波に居ました。
久しぶりだったのでイワタバコでも見ながらと出かけたのですが、
雨上がりで滑ること、危険地帯ばかりでした。
女体山から土俵場へ降りていく途中ですってんころりん!
靴もズボンも泥だらけになりました。

でも、悪い事ばかりではなく、白雲蘭に出会ったのです。
暗い道で身を屈めながら歩いていたら、足下に小さな白い花が!
名前は分からないけど、そういえばminoさんのブログで見た記憶がある〜
と、写真だけは撮っておきました。
帰ってから調べると、案の定ハクウンランではありませんか!
あれでは見逃してしまう大きさですね。

毎回、小さな花を見つける観察力には脱帽です。
返信する
観察は慣れですね (mino)
2020-07-31 21:59:11
最近は筑波山の山頂まで登った事が無いので
情けない限りです。
せいぜい坊主山に登ったのが7月の登山でした。
なので、今年はイワタバコも見ていません。
坊主山もツルツル滑るので、立木に捕まって歩きましたよ。
転んでも怪我しなければ良しとしてます。
白雲蘭を、筑波山で最初に見たのは、yugoroさんが滑った、まさにそのコースでした。
まだランハンドブックが出る前で、名前を調べるのも一苦労
知り合いに聞いたりして、やっと判ったほどでした。
原色日本植物図鑑には、オオハクウンランしか載っていなくて、
白雲蘭と知ったのは、かなり後になってからです。
知人に頼んで、植生調査をした専門家に筑波山にはオオハクウンランが
有るのか聞いて貰ったら、無いとわかり
ハクウンランと同定した記憶があります。
花を見つけられる様になったのは、花友や観察会のメンバーと歩いて
観察になれてきたからです。
最初は、私も全然見つけられませんでしたよ。はっきり言って慣れですよ慣れ。
今は老眼で見えません(;。;)
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。