花の詩山の詩

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このブログは「花と山とを友として」の続編です

栃木市太平山の謙信平の紅葉に行く

2017年11月26日 22時18分09秒 | スポーツ・トレッキング
家内が紅葉を見たいというので、今が見頃の紅葉名所を調べたら、松戸市の
「本土寺」と栃木市の「太平山(おおひらさん)」が見頃と出ていた。
本土寺は、前にも何回か行って知っているのだが、駐車場が少ないので電車で
行くしかないのでパス。

栃木市観光協会から太平山のもみじ祭りのバンプをダウンロードして、行き方を
調べた。
初めての場所なので、太平山神社の境内に近いという「山田家」というお店の
住所をカーナビ゛に入れて案内させることにした。

自分一人なら早朝に出かけるのだが、週に3回も病院に通っている家内なので
家を出たのは9時半を過ぎていた。

途中で給油して太平山神社の駐車場に着いたのは、12時少し前だった。
こんな時間に駐車場が空いているわけもなく、満車である。

「戻るか」とか言っていたら、車の前にいた婦人がにこにこ笑って身振り手振りで
「私たちの車が出るから入ります?」と言っているようなので、私たちも頭を
下げて「お願いします」と言った。
しばらくすると主人らしい人がトイレから出てきて、婦人と話をして「出ます」と
いうように車の前を指さした。
こうして私たちは奇跡的に駐車場に車を止められたのだった。

後で考えるとおかしいのだが、車の窓を開ければ、ちゃんと話ができたものなのに
お互いに手ぶりで会話していたのだから面白い
こういうのを以心伝心というのであろうか
場所を開けて下さった車の方に、心からお礼申し上げます。


太平山神社、境内入口から撮影
山歩きの苦手な家内を置いて、私一人山頂の「富士浅間神社」に登ってきた


山頂の富士浅間神社、説明版には神社と大平山城と出ていたが、城の詳細は
判らない。
神社の壁に「盗難防止のため賽銭はご遠慮ください」と表示されているのが
いかにも今の世相を反映しているようで悲しい。

神社の周りをまわってみたが、樹木で展望はなかったので、すぐさま下山した

待っていた家内と合流して「山田家」のお店で名物の卵焼きとお蕎麦を食べて
パンフに出ていた紅葉の名所という「謙信平」に向かった

紅葉のきれいな随神門の前を走り、謙信平についたが、小さい駐車場はどこも
満車
諦めて車道を下っていくと、「太平少年自然の家」のすぐ先に、無料の駐車場が
あり、4~5台分の空きが見えた。

太平山県立自然公園太平沢駐車場」という看板の立っている駐車場に車を止めて
紅葉を見に行こうと言ったら、車の中で待っているから行ってきてという

という訳で、またもや私一人で謙信平の紅葉を見に大急ぎで行ったのだった
(謙信平までおよそ300メートルの坂道を歩く)


謙信平の左下の遊歩道から上の紅葉を見上げて


同じく、下から見るともみじのトンネルだ


下の遊歩道から上の道路に登って撮影した紅葉、以下順不同です


しだれもみじ風の紅葉


謙信平にある山本有三の文学碑、刻まれている碑文が実にいい

 たったひとりしかない自分を

 たったいちどしかない一生を

 ほんとうに生かさなかったら

 人間、うまれてきたかいが

 ないじゃないか    
          路傍の石

この碑の前で記念撮影していた若いカップルを見て、私は嬉しかった
路傍の石がまた生きている。


山本有三文学碑の近くの紅葉


謙信平の由来の説明看板


説明文をトリミングで拡大










サザンカ(?)のような花と紅葉


謙信平の道路の脇には、このような縁台が多数設けられていて
縁台の上で食べたり休んだりしていた。
小さい女の子が縁台から転げ落ちて、若いお母さんが慌てて抱き上げていた
口いっぱいにして大声で泣いている。
「落ちたの」と聞いたら「落ちたんです」と若いお母さんが恥ずかしそうに言う
「大変だったね」と女の子に声をかけて、素早く脇を抜けた
いかにも悲しそうな泣き声がしばらく続いていた。







謙信平に直接行きたい方は、この付近に立っているお店「あづま家」さんとか
「栃木家」さんとかをカーナビに入れていくとよい。
先のパンフに住所と電話が載っている

追記、「栃木の山140」というガイドブックには、謙信平から「陸の松島」が
見えると案内図に記されていた。
次回、行く機会が有ったら、謙信平に建っている展望台から確かめてみたい。
これから行く方は、陸の松島を探してみてほしい。
紅葉もしばらくは見頃が続きそうなので、まだ見ていない方にはお薦めだ

尚、ガイドブックには、大平山からぐみの木峠を経て晃石山(てるいしやま)
馬不入山(うまいらずやま)、岩船山までの縦走ルートとして紹介されており

馬不入山(標高345.2m)がコース中、屈指の展望地として紹介されている
三毳山、渡良瀬遊水地、秩父、上州の山々が見え、天気が良ければ新宿の
高層ビルや富士山も見えるという

午年(うまどし)にちなんで登ろうとした山だが、登らなかったのが惜しい。


謙信平の下の遊歩道から見上げた紅葉
下から見上げた写真の一部がダブっていたので差し替えましたので
お詫びに写真を1枚追加しました。ごめんなさい。

追記

大平山と書きましたが、正しくは平山と書くのが正しいと
判りましたので、訂正いたしました。

謙信平から見えるという「陸の松島」とは、地上が霧に覆われると、霧の上に付近の山々が
浮かんで島に見えることから「陸の松島」と呼ばれるのだそうです。

私は、象潟(きさがた)のようなところが見えるのかと誤解していましたが、霧に浮かぶ
山々を島に見立てた言い方の様です。失礼いたしました。














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