先日、ブログ「なすのめぐみ」を書いている大田原の自称「じっちゃん」さんから
「牛ケ首」のミネザクラが咲きだしたと写真つきのメールをいただいた。
最初は、今週末に行く予定だったが、天気予報が良くないので、急遽15日に
出かけて行った。
ミネザクラが思ったほど良くない時は、沼ッ原湿原に回ってハルリンドウを
見ようと思っていた。
中の大倉尾山のシロヤシオが、山頂まで見頃を迎えたら、そちらに回っても
良かったが、マウントジーンズのHPを見ると、中腹あたりが見頃だという。
山頂の展望台付近に、シロヤシオの大木があり満開の時に、背景に那須の
山を入れて写真が撮れる絶好の場所があるからだ。
昔なら、沼ッ原に車を止めて姥ケ平、牛ケ首、日の出平、南月山、白笹山と
一周して戻ったが、今はその力ない。
そこでロープウェイで茶臼岳の山頂駅まで登り、牛ケ首と日の出平だけで
下山して、沼ッ原まで行くことにしたのである。
天気が良いので混んでいるかもしれないと思い、早めに行ったのが正解で
8時30分近くに駐車場についたら、ガラガラだった。
準備をゆっくりしていたので、8時40分発のロープウェイには乗れなかったが
9時発には乗れた。
ゴンドラ山頂駅 一緒に乗った人たちは、たぶん茶臼岳の山頂に行くのだろうが
私は牛ケ首に直行してミネザクラを見る予定だ
道の途中で右側の山腹を見上げると、ガンコウランの山肌が絶妙な色合いだった
ガンコウランは雌雄異株の常緑の低木と言われているが、花が咲くか実がつくか
しないと、私には雄雌の区別が判らない。
道の途中に石ころを積み上げた場所が有った、もしかしたら歩きやすいように
遊歩道の石をここに集めたのかもしれない。
多少高山植物の花が有るかもと期待していたが、さすがに那須の山はそうは甘くない
イワカガミでさえ葉っぱしかなかったし、那須の山はまだまだ早春であった
高雄口の分岐につくと、ようやく牛ケ首に近づいたなという気分になる
日陰に残雪の有る日の出平の尾根が見えてきた
やっと牛ケ首の稜線が見え始めたが、ザレの登り坂に足を取られてきつい
牛ケ首から見上げる山頂の岩、
残雪の有るひょうたん池を見下ろす
カスミがかかっているが、大倉山の左奥に真っ白に雪化粧した会津の山々が
みえた
この写真に写っているのは、三岩岳と中門岳あたりであろう、もう少し左なら
会津駒ケ岳も写せたかもしれない
参考のために、200ミリレンズの設定でカシミールで作った展望図を載せます
牛ケ首の展望図
目の前に連なる山並みは、右の大峠山から左の大倉山までの連山である
ベンチで一休みしている人達を横目に見ながら、私は日の出平を目指して
左の尾根に向かった。
じっちゃんさんからのメールに有ったように、牛ケ首の近くのミネザクラが
咲いていた
尾根をなおも登ッて振り返ると、那須の山々の絶景が広がる
噴煙を上げている複式のトロイデ型火山と呼ばれる茶臼岳の雄姿
山頂の岩場を望遠でとらえると、まさしく牛の角である
(続きはまた後で書きます、疲れたので寝ます ごめんなさい)
登りの途中で、降りてくる山ガールスタイルの中年の女性に出会った
首からデジ一眼のようなカメラを提げている。
「日の出平のミネザクラ咲いてました」と聞くと「咲き始めで蕾が多いと」という
見ごろはいつになるかとか、二人で予想しあっていたら、茶臼岳の上空に飛行機雲が
みえた。
思わずその写真を撮ると、その女性もカメラを向けていた
何でも来週の月曜日に三本槍に登る予定だが、体力的に日の出平まで
来れないと思うと言っていた。
これからどちらへと尋ねると「姥ケ平まで行くという」
「私も行きたかったが、帰りの登りがきついので、あきらめました」というと笑っていた
それほどまでに私の体力は落ちていたのである
日の出平の尾根を登りきると「火山観測」の機器が設置されている
ここもミネザクラが満開なら、那須岳とのコラボ写真が撮れる場所だ
日の出平はミネザクラの群生地として有名だが、あの女性が言ったように
花はチラホラで、ほとんどが蕾だった
日の出平の山頂付近に建っている「日の出平周辺図」の看板
山頂のベンチで、先客が3人、大声で話しをしていた
一人が「今年の尾瀬ヶ原は水が少なくて、すでに水芭蕉が見頃になっている」と
言っているのだった。
奥の群生地も蕾ばかりで花はほとんどなかった
よーし沼ッ原湿原廻ろうと決めて、途中で風景写真を撮りながら下山してきた
ゴンドラ山頂駅についたら、大勢の人たちでにぎわっていた
11時40分発の下りに乗れる時間だったが、トイレに寄りたかったので12時発に
乗ることにした。
登山スタイルの人が集まって、誰かの靴紐の結び方の実技指導を見ている
ベンチの隣に座った山ガールが、靴のカカトをトントンさせて、靴紐を結び
始めた。
その靴に「クラブツーリズム」のワッペンが結ばれていた。
どうやら、「登山やトレッキング」のバス旅行の団体のようだ。
以前、私もクラブツーリズムの「北海道クラブ」に入っていて、毎年のように
北海道に旅していたことが有る。
秋に職場の友人たちと、クラブツーリズムの大雪山旭岳の紅葉ツアーに参加して
友人の一人が勝手に行動して遭難事件を起こしたこともあった。
捜索隊に救出されて友人は無事に生還したが、あれが北海道旅行の最後だった
県道266号線を沼ッ原に向けて走っていたら、車の前を猿の親子が横切って行った
続きはまた後で、ゴメン
沼ッ原の駐車場についたら、車は5~6台でガラガラ空いていた
写真右の山は白笹山、左は日の出平の尾根で山頂はここから見えない
駐車場わきの広場にトウゴクミツバか何かのツツジが鮮やかだった
発電用の水を溜めておく調整池は、水が極端に少なく、しかも調整池の
土手の上にワンボックスカーが2台も止まっていた
よく見ると、調整池の中の斜面に数人の人が入っているのが見えた
これは湿原に降りてわかったのだったが、調整池の周りで工事をしていたので
その関係者だったのかもしれない。
広場に咲いていたタンポポを横にしてみると、総苞片がひっくり返っているので
おそらく西洋タンポポであろう
人に聞くと、タンポポの80パーセントは西洋との交雑であると言っていたから
筆者のような素人には、断定することが難しい。
熊注意の看板が出ている沼ッ原湿原への遊歩道入口を下りていくと、ウズイスや
カッコウやらツツドリの様な夏鳥までの鳴き声が響いている
足元にはタチツボスミレが次から次へと咲いていた。
湿原入口の木道に続く道に行くと、何やら重機の音が響いて、入口付近で
工事している様子が見えた
湿原入口から調整池の下の展望デッキに行く道は、工事中で通行禁止になっていた
お目当てのハルリンドウがいたるところに咲いていた
湿原入口のベンチの有るデッキ付近には、コキンバイと思われる花も咲いていた
沼ッ原湿原のシンボル、立ち枯れの木とデッキ
湿原の木道から見る庭園の様な風景と背景に白笹山
水の中にクロサンショウウオの卵嚢があり、中に卵の様なものが透けて見えていた
木道から眺める左に大倉山、右に流石山と大峠山
湿原では、青年一人に出会っただけで、他には誰もいなかった
どこかでカッコウが鳴いて、微風が頬を撫でていく、このまま眠ってしまいたいような
まったりした時間が過ぎていく。
がそれもつかの間だった。
三斗小屋温泉分岐についた時、突然頭痛が始まり、足が重くなった。
寝不足やら疲れやらで体力が低下していたので、日射病になりかかっていると思い
休憩四阿に駆け込んで、持参の水をガブ飲みして休んだ
それから駐車場までの登りの何と遠いこと、足を引きずるようにして帰ってきた
やれやれ。
「牛ケ首」のミネザクラが咲きだしたと写真つきのメールをいただいた。
最初は、今週末に行く予定だったが、天気予報が良くないので、急遽15日に
出かけて行った。
ミネザクラが思ったほど良くない時は、沼ッ原湿原に回ってハルリンドウを
見ようと思っていた。
中の大倉尾山のシロヤシオが、山頂まで見頃を迎えたら、そちらに回っても
良かったが、マウントジーンズのHPを見ると、中腹あたりが見頃だという。
山頂の展望台付近に、シロヤシオの大木があり満開の時に、背景に那須の
山を入れて写真が撮れる絶好の場所があるからだ。
昔なら、沼ッ原に車を止めて姥ケ平、牛ケ首、日の出平、南月山、白笹山と
一周して戻ったが、今はその力ない。
そこでロープウェイで茶臼岳の山頂駅まで登り、牛ケ首と日の出平だけで
下山して、沼ッ原まで行くことにしたのである。
天気が良いので混んでいるかもしれないと思い、早めに行ったのが正解で
8時30分近くに駐車場についたら、ガラガラだった。
準備をゆっくりしていたので、8時40分発のロープウェイには乗れなかったが
9時発には乗れた。
ゴンドラ山頂駅 一緒に乗った人たちは、たぶん茶臼岳の山頂に行くのだろうが
私は牛ケ首に直行してミネザクラを見る予定だ
道の途中で右側の山腹を見上げると、ガンコウランの山肌が絶妙な色合いだった
ガンコウランは雌雄異株の常緑の低木と言われているが、花が咲くか実がつくか
しないと、私には雄雌の区別が判らない。
道の途中に石ころを積み上げた場所が有った、もしかしたら歩きやすいように
遊歩道の石をここに集めたのかもしれない。
多少高山植物の花が有るかもと期待していたが、さすがに那須の山はそうは甘くない
イワカガミでさえ葉っぱしかなかったし、那須の山はまだまだ早春であった
高雄口の分岐につくと、ようやく牛ケ首に近づいたなという気分になる
日陰に残雪の有る日の出平の尾根が見えてきた
やっと牛ケ首の稜線が見え始めたが、ザレの登り坂に足を取られてきつい
牛ケ首から見上げる山頂の岩、
残雪の有るひょうたん池を見下ろす
カスミがかかっているが、大倉山の左奥に真っ白に雪化粧した会津の山々が
みえた
この写真に写っているのは、三岩岳と中門岳あたりであろう、もう少し左なら
会津駒ケ岳も写せたかもしれない
参考のために、200ミリレンズの設定でカシミールで作った展望図を載せます
牛ケ首の展望図
目の前に連なる山並みは、右の大峠山から左の大倉山までの連山である
ベンチで一休みしている人達を横目に見ながら、私は日の出平を目指して
左の尾根に向かった。
じっちゃんさんからのメールに有ったように、牛ケ首の近くのミネザクラが
咲いていた
尾根をなおも登ッて振り返ると、那須の山々の絶景が広がる
噴煙を上げている複式のトロイデ型火山と呼ばれる茶臼岳の雄姿
山頂の岩場を望遠でとらえると、まさしく牛の角である
(続きはまた後で書きます、疲れたので寝ます ごめんなさい)
登りの途中で、降りてくる山ガールスタイルの中年の女性に出会った
首からデジ一眼のようなカメラを提げている。
「日の出平のミネザクラ咲いてました」と聞くと「咲き始めで蕾が多いと」という
見ごろはいつになるかとか、二人で予想しあっていたら、茶臼岳の上空に飛行機雲が
みえた。
思わずその写真を撮ると、その女性もカメラを向けていた
何でも来週の月曜日に三本槍に登る予定だが、体力的に日の出平まで
来れないと思うと言っていた。
これからどちらへと尋ねると「姥ケ平まで行くという」
「私も行きたかったが、帰りの登りがきついので、あきらめました」というと笑っていた
それほどまでに私の体力は落ちていたのである
日の出平の尾根を登りきると「火山観測」の機器が設置されている
ここもミネザクラが満開なら、那須岳とのコラボ写真が撮れる場所だ
日の出平はミネザクラの群生地として有名だが、あの女性が言ったように
花はチラホラで、ほとんどが蕾だった
日の出平の山頂付近に建っている「日の出平周辺図」の看板
山頂のベンチで、先客が3人、大声で話しをしていた
一人が「今年の尾瀬ヶ原は水が少なくて、すでに水芭蕉が見頃になっている」と
言っているのだった。
奥の群生地も蕾ばかりで花はほとんどなかった
よーし沼ッ原湿原廻ろうと決めて、途中で風景写真を撮りながら下山してきた
ゴンドラ山頂駅についたら、大勢の人たちでにぎわっていた
11時40分発の下りに乗れる時間だったが、トイレに寄りたかったので12時発に
乗ることにした。
登山スタイルの人が集まって、誰かの靴紐の結び方の実技指導を見ている
ベンチの隣に座った山ガールが、靴のカカトをトントンさせて、靴紐を結び
始めた。
その靴に「クラブツーリズム」のワッペンが結ばれていた。
どうやら、「登山やトレッキング」のバス旅行の団体のようだ。
以前、私もクラブツーリズムの「北海道クラブ」に入っていて、毎年のように
北海道に旅していたことが有る。
秋に職場の友人たちと、クラブツーリズムの大雪山旭岳の紅葉ツアーに参加して
友人の一人が勝手に行動して遭難事件を起こしたこともあった。
捜索隊に救出されて友人は無事に生還したが、あれが北海道旅行の最後だった
県道266号線を沼ッ原に向けて走っていたら、車の前を猿の親子が横切って行った
続きはまた後で、ゴメン
沼ッ原の駐車場についたら、車は5~6台でガラガラ空いていた
写真右の山は白笹山、左は日の出平の尾根で山頂はここから見えない
駐車場わきの広場にトウゴクミツバか何かのツツジが鮮やかだった
発電用の水を溜めておく調整池は、水が極端に少なく、しかも調整池の
土手の上にワンボックスカーが2台も止まっていた
よく見ると、調整池の中の斜面に数人の人が入っているのが見えた
これは湿原に降りてわかったのだったが、調整池の周りで工事をしていたので
その関係者だったのかもしれない。
広場に咲いていたタンポポを横にしてみると、総苞片がひっくり返っているので
おそらく西洋タンポポであろう
人に聞くと、タンポポの80パーセントは西洋との交雑であると言っていたから
筆者のような素人には、断定することが難しい。
熊注意の看板が出ている沼ッ原湿原への遊歩道入口を下りていくと、ウズイスや
カッコウやらツツドリの様な夏鳥までの鳴き声が響いている
足元にはタチツボスミレが次から次へと咲いていた。
湿原入口の木道に続く道に行くと、何やら重機の音が響いて、入口付近で
工事している様子が見えた
湿原入口から調整池の下の展望デッキに行く道は、工事中で通行禁止になっていた
お目当てのハルリンドウがいたるところに咲いていた
湿原入口のベンチの有るデッキ付近には、コキンバイと思われる花も咲いていた
沼ッ原湿原のシンボル、立ち枯れの木とデッキ
湿原の木道から見る庭園の様な風景と背景に白笹山
水の中にクロサンショウウオの卵嚢があり、中に卵の様なものが透けて見えていた
木道から眺める左に大倉山、右に流石山と大峠山
湿原では、青年一人に出会っただけで、他には誰もいなかった
どこかでカッコウが鳴いて、微風が頬を撫でていく、このまま眠ってしまいたいような
まったりした時間が過ぎていく。
がそれもつかの間だった。
三斗小屋温泉分岐についた時、突然頭痛が始まり、足が重くなった。
寝不足やら疲れやらで体力が低下していたので、日射病になりかかっていると思い
休憩四阿に駆け込んで、持参の水をガブ飲みして休んだ
それから駐車場までの登りの何と遠いこと、足を引きずるようにして帰ってきた
やれやれ。