何も失わない日。

今日は風が冷たくて、とても強い日だった。
私は連日の寝不足をおして、愛知まで行く。

雪で通行止めなんて珍しい珍事。
だけど、快走してゆく我が家の車。
だって、私達の行く場所じゃないから迂回なんてしなくていい。

今日は空が綺麗だった。
いつに無く、戯れにカメラを向けて撮る。
車内からの撮影は初めてじゃないが、動く車の中からチャンスを掴むのはなかなか難しい。

熱中する。

燃え落ちそうな太陽が、溢れ落ちそうな光を抱えている。

夕暮れをいつか綺麗に収めたい。

知り合いのカメラマンの人に聞いても、きっとからかわれるんだろうなぁ。
いいよ、私は私なりに撮る。
その瞬間、私は輝く世界を見られる。
自由に羽ばたける。

新しい明日よ、始まれ。


何もかも、いつか終われ

夢の中に沈め
現実の中に浮き上がれ
まるで天に昇るように

今は待つ
今日は何も失わない日
今は待つ
今日はただ昨日の続きを

続けて

燃えたつ焔の羽根が
いつか私を燃やす日まで

「私に帰りなさい」
そう、あの樹への扉が
私を解放する時まで

今は戦って、今は歌って
愚かしく優美にこの世を泳ごう
それが出来る今に素直に感謝

胸の思いを吐き出せ
扉を開くのは今

手を伸ばすの、真実の鍵ならそこにある
刻まれたアカシック・レコードのように

だってあなたがいてくれるから
限り無い愛をいつも有難う

私からあなたへ
惜しみ無いキスと讚美を
終わらないあなたとの時間は楽しい

いつでも側にいてくれる
何より確かなあなたに
私はつまづきながらもついて行く

どこまでも伸びる、あなたと私の影法師

愛ゆえに飾らない今を
大いなる愛のあなたに捧げます

終わらないダンスを私と
終わらない愛の歌を
その旋律を聴かせて
もっと響かせて

魂だけになった後も
あなたしかいないし
私にはあなたしかいません

今日の私も感謝して終わりましょう
明日を待ち望めるように