詩篇103章15節より

「人は、そのよわい(齢)は草のごとく、その栄えは野の花にひとしい。」
人の一生なんて物は儚い。
あっと言う間だから。

そんな中での名誉だとか地位や財なんて物は、ちっぽけな物に過ぎない。
しかし、人はそのちっぽけな財を得る為になら、手段を選ばなくなって来ている。
嘆かわしい。

元々が脆弱な存在であるのに、無理にでも強さを纏い力を拳同様に振り回してアホみたいだ。

私利私欲の為に誰かに利用されて生きる事は辛い。
しかし、その利用する側の力の源も大したものではなかったりする。

大企業もいつかは潰れるもの。
人は完全なものは作り出せない。
大企業の中にいようと、社員が無条件に偉い訳じゃない。
それは単なる虎の威を借りただけのハリボテな強さでしかないから。
実力が無い人はとてもスカスカだって事なんだろうか？

でも、その栄えは野の花と同じ。
とってもちっぽけなサイズのプライドなら、捨てた方が楽に生きられる。

いつかぷつりと摘み取られるか刈られるのは、とても辛い。
しかし、我々は草。
名も有る様でいて無き、ただの草。

誰もが偉ぶれず、誰もが同列に並ぶ。
草の中に奢る者は無いと思う。

人であるから悩むのかもしれない。