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paragliding in Amakusa

Tuesday Tip- フラットランドでサーマル源とトリガを発見する方法

2012-12-22 23:16:58 | Tuesday Tip

Tuestips201220
勝手に翻訳版 Cross Country Magazine 火曜ゼミ

通訳:Masami Yatsugi

今週の火曜ゼミは、Cross Country Magazineのアーカイブの中から、Steve Ham (http://www.xcmag.com/newsletters/tuesday-tip/cross-country-tuesday-tips-2012-20.html) のアドバイスです。

フラットランドでサーマル源とトリガを発見する方法

本当にフラットなエリアはごく小数であり、たいていは緩やかな起伏がある。なだらかな丘陵や尾根があったしても、フラットランドではどれも直接的なソアリング条件は提供してくれないと考えた方がいい。私はいつも、風上側で高度を失う高さでリッジに到達しないように気を付けている。サーマルはたいていピークかリーサイドから出ているため、上げようと最後のあがきをしているときは、リッジを越えられる高さが必要である。経験の浅いクロカンパイロットが、リッジを越えるだけではるかにいい条件があるのに斜面でリッジソアリングをしようとしているのは非常によく見られることである。

完全にフラットな地形のため、風をブロックしてリーサイドを形成するものが何もない場合、丈の高い、乾燥した麦畑でさえ十分に風がブロックされ、茎同士の間に温度の高い空間が生まれることもある。早い時間帯では、このような場所は黒い耕した畑よりも効果的である。しかし、時間が経過すると、むき出しの地面や岩の表面温度が上昇したままになって上にある空気を短時間で暖めるようになり、柱状のサーマルの安定したソースになる可能性が高い。小麦畑は、サーマルを一度放出すると、次に暖まって再度放出するまでにより長い時間を要する。

通常の物理的なトリガ(地形の不規則性、低い丘、並木、町、建物、水塊など)とは別に、気流トリガサーマルを見つけることもある。小さな丘では、風が分離させられて後方で再び収束するとき、風はサーマル源から空気を吸い込む。冷たい空気(例えば、水の上を渡ってきた風や日陰からの風など)も、サーマル源の暖かい空気の下に切り込んで暖かい空気をリリースさせる。したがって、風下に飛ぶときに雲のシャドーラインを飛ぶことは理にかなっている。

ときには、サーマル源とトリガの組み合わせにそって飛ぶことも可能である。マニラや中央スペインなどの非常に乾燥したフラットランドでは、川沿いのコースがよい条件となる。河原が回りの土地よりも少し低く風が当たらないためによく暖められ、周囲の空気の相対湿度は少し高くなる。河原沿いの植物によってコントラストができると共に風の冷却から保護され、河原に続く木々が有効なトリガとして作用する。

ではどこかのリーサイドで!

Cross Country Magazine チーム


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