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paragliding in Amakusa

国見山地・間根ヶ平サーマリング

2015-10-24 21:35:14 | ブログ

九州南部の吉松フライトエリアの北西側、XCのポテンチャルの素晴らしい「国見山地」と言う山脈が広がります。
最高峰は十曾岳(998m)、それ以外800-900mを越えている山々が多い。しかし、その大部分の地形は「山」と
言うより「高原」のようになっています。吉松から山脈を越えれば水俣までのXCが出来るし、O&Rのフライトも
非常に進める。西向きスロープが多いなので、午後・夕方、優しい西風が吹いている時がベストチャンス。西側に
位置する大口の盆地、北側にある人吉盆地、東側にあるえびの盆地の間ですので、特に夕方、色んな風と
コンバージェンス現象も発生し、フライトの面白さが増える。


「間根ヶ平」と言う山はこの山地のおよそ中心部に位置し、キーポイントになっています。形の余り無い山地と
違って、魚野TOからでもはっきり見える独特のリッジの姿をしている。この画像は大体南向の眺めです(吉松
付近が後ろに見えます)。山地ほとんどで森が深く、上空を飛ぶと高度が低く成ったらランディングの場所は問題に
成りますので、高高度(1300m+)で渡らないといけない。でも、間根ヶ平は比較的に西へのスロープが急で、
国道267号線が通る谷とその底の田んぼもある程度近く、ここだけ山と同じぐらい高さ(900m)になっても安全
でしょう。しかも、普通にとてもいいサーマルが発生します。画像に載せた軌跡は私の三本のフライトの軌跡なのに、
それぞれの形が良く似ている。ポイントは、サーマルがかなり傾いていますし、リフトのあるゾーンが非常に狭い。
その結果で当たりにくい、センタリングしにくいものですが、うまく出来れば1サーマルで山からトップまで
上がれます。大事なのは、リフトに当たるため、現在高度による自分の位置をアドジャストしないといけません。
例えば、1500m+だったら、かなり北東へ下がったところで探す。低くなるほど、南西へ移動しないとリフトが
見つからない。山を粘るなら、新しい(まだ工事中の)、結構目立つ林道のところで、山の西スロープを粘らなきゃ。
ここで失敗しても、国道の谷を使って安全なランディングまで届くかもしれません。


同じシーンを東から西向きで見えます。後ろに盆地の中の大口の町が広がっています。


南西から北東への眺め。後ろは人吉市。この角度から見るとサーマルゾーンの横幅も狭いと分かってくる。色んな
日のフライトデータですので、風の方向が少し異なりますが、サーマルが一般的にリッジと平行的に流れていますね。

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