雨降る町並み
そこには昔別れた子がいた。
僕の隣に。
駅まで送りに行く途中で雨が傘の無い僕をいじめ始める。耐え切れなくなり途中の店で帽子を購入。身体が濡れるのは仕方が無いことだ。
今日は昔別れた子と何をしていたんだろう。何も思い出せない。少しは楽しくできたのかな。
帽子を買って店の外に出ると彼女が居なくなっていた。
ずるい
そう思った。
既に別れているんだから気まずいのはわかる。
でもせめて別れの挨拶くらいは言わせてくれても良いじゃないか。
雨の町を走り出す俺。
せっかく買った帽子は飛ばされないようにしっかり持っている。
駅までの道にはいなかった。
前から女の子三人組が近づいて来る。
僕はぎょっとした。
そのうちの一人がまた別の別れた子だった。
なんなんだ今日はうざってぇと思いながら擦れ違うことにした。
あいつが気づいたのか友達の影に隠れた。
少し通り過ぎてから振り向いてみたらこちらにむけて中指を立てていた。
相変わらずだな。こっちから犯してやろうかと思った。
駅のロータリーを歩くがまだ見つからない。
ふと駅側のパン屋のガラス窓をみると俺の後ろにずぶ濡れになった女の子が俯いて付いてきていた。
急に立ち止まるとその子にぶつかってしまった。
やっぱり。
ようやく探していた人が見つかったようだ。
こんなずぶ濡れで電車に乗せるわけにはいかない。
かといって家に上げてシャワーを浴びさせていては終電がなくなる。
気がつくと既に家についていた。
とりあえずシャワーを浴びさせ、部屋に通す。
布団は数日前男友達が泊まりにきて二枚引いたままだった。
誤解するなよ、と言い訳をする自分が惨めだ。
目をつぶっているとすぐに寝息が聞こえてきた。
少し頬に触れてみる。
あぁ!この気持ち良さは赤子のようだ。
もはや我慢できなくなり身体を寄せる。
相手は流石に目を覚ました。
今は何も喋らせたくなかったので口づけをして口を塞いだ。
そうしながら身体全体を撫でていた。
気がつくと既に相手の局部は濡れていた。
僕はパンツを脱がし、顔を近づける。
少し相手の顔を見てみるといやいやをするように首を横に振っていた。
そのまま続ける自分。
ふと気がつくと目の前に本が飛んできていた。
女の子の抵抗らしい。
びっくりして目を開いたり急いでつむったり。きっと面白い顔をしていただろう。
隙を見て僕を蹴飛ばし布団に丸まり逃げた。
徐々にに嗚咽が聞こえて来る。
しばらく呆然としていた僕は謝った
「ごめん。」
亀のように泣いていたのにその言葉をきくとゆっくり起き上がり
「なにがごめんなのよ」
僕のとりあえずのゴメンは見透かされているらしい。
涙混じりの鋭い眼光が僕を睨みつける
「…昔から何も変われなくて」
少し口ごもった後にそう答えた。
そう、昔付き合っていた時から僕の異常なまでの性欲に困らせていた。
それが今でも変わらない。それが原因で別れたというのに。
そのまま二人とも寝た。
もう、僕は触ることなど出来ない。
そこには昔別れた子がいた。
僕の隣に。
駅まで送りに行く途中で雨が傘の無い僕をいじめ始める。耐え切れなくなり途中の店で帽子を購入。身体が濡れるのは仕方が無いことだ。
今日は昔別れた子と何をしていたんだろう。何も思い出せない。少しは楽しくできたのかな。
帽子を買って店の外に出ると彼女が居なくなっていた。
ずるい
そう思った。
既に別れているんだから気まずいのはわかる。
でもせめて別れの挨拶くらいは言わせてくれても良いじゃないか。
雨の町を走り出す俺。
せっかく買った帽子は飛ばされないようにしっかり持っている。
駅までの道にはいなかった。
前から女の子三人組が近づいて来る。
僕はぎょっとした。
そのうちの一人がまた別の別れた子だった。
なんなんだ今日はうざってぇと思いながら擦れ違うことにした。
あいつが気づいたのか友達の影に隠れた。
少し通り過ぎてから振り向いてみたらこちらにむけて中指を立てていた。
相変わらずだな。こっちから犯してやろうかと思った。
駅のロータリーを歩くがまだ見つからない。
ふと駅側のパン屋のガラス窓をみると俺の後ろにずぶ濡れになった女の子が俯いて付いてきていた。
急に立ち止まるとその子にぶつかってしまった。
やっぱり。
ようやく探していた人が見つかったようだ。
こんなずぶ濡れで電車に乗せるわけにはいかない。
かといって家に上げてシャワーを浴びさせていては終電がなくなる。
気がつくと既に家についていた。
とりあえずシャワーを浴びさせ、部屋に通す。
布団は数日前男友達が泊まりにきて二枚引いたままだった。
誤解するなよ、と言い訳をする自分が惨めだ。
目をつぶっているとすぐに寝息が聞こえてきた。
少し頬に触れてみる。
あぁ!この気持ち良さは赤子のようだ。
もはや我慢できなくなり身体を寄せる。
相手は流石に目を覚ました。
今は何も喋らせたくなかったので口づけをして口を塞いだ。
そうしながら身体全体を撫でていた。
気がつくと既に相手の局部は濡れていた。
僕はパンツを脱がし、顔を近づける。
少し相手の顔を見てみるといやいやをするように首を横に振っていた。
そのまま続ける自分。
ふと気がつくと目の前に本が飛んできていた。
女の子の抵抗らしい。
びっくりして目を開いたり急いでつむったり。きっと面白い顔をしていただろう。
隙を見て僕を蹴飛ばし布団に丸まり逃げた。
徐々にに嗚咽が聞こえて来る。
しばらく呆然としていた僕は謝った
「ごめん。」
亀のように泣いていたのにその言葉をきくとゆっくり起き上がり
「なにがごめんなのよ」
僕のとりあえずのゴメンは見透かされているらしい。
涙混じりの鋭い眼光が僕を睨みつける
「…昔から何も変われなくて」
少し口ごもった後にそう答えた。
そう、昔付き合っていた時から僕の異常なまでの性欲に困らせていた。
それが今でも変わらない。それが原因で別れたというのに。
そのまま二人とも寝た。
もう、僕は触ることなど出来ない。