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東北震災被害地を訪ねて(4日間)

2016-07-04 13:52:07 | 日本民家集落博物館ボランテ
6月7日から4日間 日本民家集落博物館のボランティアさんが東北震災被害地を
訪れて、今回ボランティア仲間に発表会をして頂きました

リアルな説明を聞きながら、現状の東北震災被害地を皆様にもぜひお見せしたくて
写真をUPさせていただきます

南相馬・釜石市・気仙沼市の慰霊碑

  


    


   


南相馬では除染作業も遅れがち
住宅地の除染は家の周り20mはばで土壌を表面から5㎝削り取り、新しい土を入れる手作業続いている
20㌔~30㌔圏は放射能が0.26マイクロシーベルト以上の地域のみを除染、20㌔以内は無条件で除染
現在毎日8千人の除染作業員が作業中(手当=日当+危険手当1万円)

田畑の除染作業
同じく表面5㎝のみ削り、新しい土を入れる(機械作業)
このハイドの中間置き場(30年間保管)が16キロヘクタール、東京ドーム400ケ分の広さ
現在現初の廃炉作業のため、毎日7000人が動員
その効果は疑問、現在すでに18歳未満のものに放射能被害者がでている

現在避難命令区域の住民に精神的苦痛の補償として1人 1ケ月 10万円が支払われている(子供含む)

原町地区では7月1日に避難解除の予定 しかしもとの住民の1割程度の帰郷予定のみ
結果は5~10年後には無人の町になる

ダダ広い被災地に、スーパーができ、仮設住宅ができ、そしてパチンコ店がオープンする
これが一つの典型


釜石地区
車で一時間走れば遠野地区
湾入り口の防波堤のおかげで9.3mの津波に半減 
明治29年 昭和8年 平成23年と3回の大津波の被害を受けている
今回の津波で市民1060人がなくなっているが、小中学生は2926人中5人のみ
これは群馬大学の岸田先生の提案で平成11年より毎年防災避難訓練のおかげ。
中学生が小学生を引率して集団避難した結果で、亡くなった5人は父母が生徒を自宅に連れ帰り個人非難したもの

震災の翌々年に大型スーパーのイオン回転により避難した人達の帰郷が早く街の復興は他の地域より早かった


高田市(奇跡の一本松)
地震の被害よりも津波の被害が大(15・1mの津波)
この地域は防波堤の過信で逃げなかった人、放送施設の崩壊で情報が伝わらなかった

 
80歳近い佐藤さんは長年自分の持ち山の小高い丘に津波の避難所を設け、通路も整備していた
結果、今回のつ津波で70人が避難、助かった
(絵本になった 写真上 表紙)

4つの教訓

◎ 津波の長さより高さ

◎ 津波の2度逃げ(2波が大きい)

◎ 川沿いに逃げない

◎ 津波のてんでら(自分の身は自分で守る)

 


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