オリバコヤ

新潟県村上市で折箱屋の4代目として、家業を継ぐ「はこやさん」のブログ
"和風" で "ほっこら" を目指します

3つの条件

2005-09-28 02:33:21 | オリバコヤ

オリバコヤでは紙函(紙箱)を受注生産しています。





実際の作業はこんな流れです。

 ①大判のボール紙から、ミとフタを裁断する
 ②折り曲げるための罫線をかける
 ③不要部分を切り落とす
 ④折りたたんで、四隅をホチキス針でとめる
貼り箱の場合は、さらに
 ⑤大判の化粧紙から、ミとフタを裁断する
 ⑥不要部分を切り落とす
 ⑦紙に糊付けして、ボール紙で作った箱に貼る
 ⑧乾燥させて完成
 ⑨配達する





基本的に製品の在庫は持っていません。





注文を頂いてから製造に取り掛かります。





発注数は1個から。
まぁ、多くて1000個です。





用途によって、寸法はマチマチ。数量もマチマチ。

お客様によっても、寸法はマチマチ。数量もマチマチ。





いわゆる「多品種少量生産」ということになると思います。





受注生産のため「売れ残り」のロスを考えなくて済むので
なるべく価格を抑える事ができます。





ですが、納期もマチマチ。





お昼頃に注文を頂いて





今日の夕方までに下さい





なんてことも、たまにですが あります。





まぁ、その時はその時で頑張るのですが

同業他社はどんな風に対応してるんだろう・・・

別業種でも、同じような事はあるだろうけれど

どうやっているんだろう・・・





純粋に興味があります。





零細企業では
 ・多品種少量生産
 ・早期納期
 ・低価格
の内、最低2つの条件を揃えることが不可欠だと思います。





この3つの条件を同時に解決できる方法を確立したいなぁ・・・





死活問題ですからっ(・∀・;)

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