明日がはじまるとき

事業仕分け 議論の向こうに明日がある

「事業仕分け」、ついに海外へ!~インドネシア国会で「事業仕分け」研修会実施~

2012-05-10 | 事業仕分け

事業仕分けも、ついに!海外です!!
私も来週から、インドネシアに行ってきます!

昨日、構想日本・加藤代表がUSTREAMで記者会見をされていました。その中で、海外で実施する意義を、『政治や金融の仕組みは欧米のものが世界標準となっている現在、日本発の事業仕分けを海外輸出し広まっていけば、日本発のソフトが世界標準になるかもしれない』 意義は大きいですね。
そんな歴史的瞬間に立ち会えることは、大変ありがたいと思っています。

詳細は構想日本HPにありますが、以下のように引用してきました。

*******
 構想日本が事業仕分けを始めて以来、地方自治体で142回、政府、国会など国レベルで10回ほどの仕分けが実施されました。
これほど事業仕分けが広まった背景には、「民主主義の空洞化」があると思います。政党、国会、政府など、日本には民主主義の「器」は揃っているのに、それらが機能していないのです。これらの「器」に魂を入れ民主主義を生きたものにする。それが事業仕分けの目指すことです。
実は「民主主義の空洞化」は近年、海外でも問題になっており、それを打破する手法として事業仕分けが注目されています。まずはOECD、そして今回のインドネシア議会です。事業仕分けの核である「公開性」や「外部性」が、インドネシア議会の議員の関心を強く惹き、インドネシア議会で財務省の官僚なども交えた事業仕分けの研修会が開かれることになりました。
日本で生まれた政治の仕組みが海外でも広く活用されるようになれば、最近発信力が落ちていると言われる日本の大きい国際貢献にもなるでしょう。

◆インドネシア議会(上院)「事業仕分け」研修会
 日程:2012年5月16日(水)
 場所:The House of Regional Representatives of the Republic of Indonesia(ジャカルタ)
 主催:インドネシア議会(上院)
 共催:JICA
 講師:構想日本事業仕分けチーム
 対象:インドネシア地方代表議会議員、他

 また、今日の日経にも、『事業仕分けが海外進出 インドネシアで研修会』が紹介されていました。

政府や自治体が公開の場で公共事業などの必要性を議論する「事業仕分け」が海外に進出する。第1弾としてインドネシアの議会が今月、国際協力機構(JICA)の後援を受け研修会を実施。本格的に導入されれば、公費支出の無駄が省かれ、重要度が高まるインフラ開発への歳出拡大に役立つ可能性がある。 研修会は16日実施で調整中。インドネシアの上院にあたる地方代表議会(DPD)の要望に応じたもので、日本の民間シンクタンク「構想日本」が講師を派遣する。 インドネシアでは日本の政府開発援助(ODA)などを受けるインフラ開発事業が目白押しな一方で、財政難の懸念から政府借り入れやインフラ予算の執行をためらいがち。日本はインドネシアにとって優先度が高いとされる事業で関与拡大を狙っており、今回の「事業仕分け輸出」は新興国の財政健全化を促し公共性が高い分野の事業を活性化する新たな取り組みとして注目されそうだ。【ジャカルタ=渡辺禎央】 当日は渡辺さんも取材されるとか。

 昨年10月12日に実施した京都府議会の事業仕分けでは、韓国放送から取材を受けましたが、やはり韓国でも一部の国会議員の間で事業仕分けの有効性について検討されているようです。
 OECDでも事業仕分けの講義をし、インドネシアではついに模擬事業仕分け。海外でも税金の行方は大きな関心事なんですね。

 『政局』ではなく『政策』を、公開の場で、国民誰もが一緒に考えられる仕組み・・・世界標準になる素地はあるんだと思います。

 インドネシア事業仕分け研修会、ぜひ成功させたいです。お近くの方(・・・何人いらっしゃるのか?)、インドネシアのTVや新聞などでご覧ください。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。